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コミケ102(2023夏コミ)へのサークル参加と新刊・頒布同人誌

参加情報

コミケに参加してきます。新刊は『英国メイドの暮らし VOL.4』です。

参加日:2023/08/13(日)
サークル名:「SPQR」
配置場所:東地区5ホール 東へ45b
コミケWebカタログ:有料会員サイト 


※今回のコミケの一般参加も事前チケット購入が必要です。チケットを持たない方はコミケに参加できないこと、ご承知おきください。

頒布同人誌

■01.新刊『階下の仕事 その現実と理想 英国メイドの暮らし VOL.4』

A5/164ページ/1000円/2023年08月

英国の家事使用人研究を行う同人誌『英国メイドの暮らし』シリーズ4冊目となる本書は、様々な産業で働く女性の労働環境を調査・報告し、改善するための提言を行う「女性産業評議会」によって1916年に刊行された報告書の翻訳となります。


その内容は、「他の職業と比べて相対的に働きにくい労働環境ゆえに不人気となり、なり手不足が顕在化した」メイド職の労働問題(使用人問題)について、メイド数百名と、女主人数百名にアンケートを行い、その声をベースに労働環境の現実と、あるべき理想についてを提案した内容です。

これほど多くの「1910年代当時のメイドや女主人の声を載せた資料」は他に類がなく、英国メイド研究資料では最高の一冊です。

※『英国メイドの暮らし』シリーズは独立しており、単巻でも楽しめます。

■02.『メイドになる少⼥のためのハンドブック(19世紀メイドマニュアル)  英国メイドの暮らし VOL.3』

A5/184ページ/1000円/2022年12月

本書は、19世紀に刊行された3冊のメイドに関するマニュアル・ガイド本を翻訳・掲載しています。「メイドになる少女のため」に書かれた本が2冊、雇用主となる人たち向けに弁護士が書いた、雇用関係に関わる法律の助言をする本が1冊です。

この3冊を端的に言えば、次のような紹介となります。

「メイドマナー指導本」
「メイドの業務マニュアル本」
「女主人向け法律ガイド」

■03.『英国メイドの暮らし VOL.2 英国家政マニュアル解説』

A5/256ページ/2000円/2022年08月

16-19世紀の英国の家政マニュアル・家事使用人マニュアルから、家政・家事・料理・礼儀作法・教育・家庭内レシピ、そして使用人の職種についての解説し、家事使用人の雇用がなぜヴィクトリア朝で最大化していくかを考察しています。

翻訳として、19世紀のベストセラー家政本『ミセス・ビートンの家政読本』の1-3章と、1880年代の使用人マニュアル『家事使用人の実践ガイド』全文を掲載しています。

■04.『英国メイドの暮らし VOL.1 蒸留室とレシピ』

A5/74ページ/1000円/2021年12月

カントリーハウスに存在する「スティルルーム」(蒸留室)と、その名を冠する「スティルルームメイド」。近世の屋敷になぜ蒸留の仕事が存在し、家事として行われていたのか、そしてなぜその仕事が消えていったのかを、医学・薬学・レシピなどの観点で解説します。

後半は、著名な英国のオカルティストのダイアン・フォーチュンが心理学者として、第一次世界大戦後に社会問題化した使用人不足「使用人問題」を考察した出版物から、翻訳テキストを掲載します。

■05.『英国メイドがいた時代』

A5/148ページ/1000円/2011年8月

ヴィクトリア朝を経て20世紀初頭には100万人以上を超える労働人口となっていた家事使用人職が、第一次大戦、そして第二次大戦を経て衰退していく理由を、社会環境・労働環境・雇用主たる貴族の経済力から、豊富な資料で考察しています。『英国メイドの世界』の実質的な続きです。

■06. 『英国執事の流儀』

A5/148ページ/1000円/2009年

実在する英国執事がどのようなキャリアパスを描き、またどのようにマネジメントを行なったのかを、彼らの自伝から集めたエピソードによって解説したものです。

同人誌の委託先

以下、とらのあな、メロンブックスに委託します。

・現在は新刊登録中です。反映次第、以下のサークルSPQRに掲載されます。

メロンブックス
https://www.melonbooks.co.jp/circle/index.php?circle_id=36156

なお、新刊や翻訳は適宜、以下のメンバーシップで公開しています。メイドスキーな方から、ご支援いただければ幸いです。


いただいたサポートは、英国メイド研究や、そのイメージを広げる創作の支援情報の発信、同一領域の方への依頼などに使っていきます。