【2-A】勇者さまっ!出番です!!
これは、選択肢によって展開が変わる
「なんちゃってゲームブック風物語」の一部です
▶ぼうけんをさいしょからはじめるばあい
https://note.com/kudotomomi/n/n9a641f1d1573
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そうびをととのえる
勇者
「装備を整えるために、買い物しよう」
勇者は道具街・テンレスへ向かった。
テンレスは鉱山があり、鉄工や宝石加工などの工業が盛んな町である。また、職人が住む町でもあり様々な道具や武器、防具が買える。この街に来れば旅の道具一式がそろうということで、趣味の旅をたのしむ物好きから、モンスターハンター、軍隊の仕入れ係、用心棒をやっている戦士たちなど、多くの人がここの街にやってくるのであった。
勇者もこの街の常連の一人で、特になんでも揃うという売り文句の「ドン・キホーテの店」をひいきにしていた。常連なのでゴールデンメンバーカードを持っている。
勇者
「おう!オヤジ!儲かってるかい?」
店主
「ああ、勇者様!ちょっとご無沙汰だったじゃないですか?どっかのいい女にでもつかまってたんじゃないのかい?」
勇者
「いやいや。そうだったらどんなにいいか。あいにく仕事にありつけずにいてね。久しぶりのでかい仕事を受けたんだ」
店主
「おお~、そりゃどんな仕事で?」
勇者
「実は【魔王討伐】の大仕事を受けちまった」
店主
「ま、ま、まさか、魔王っていうのはあの悪名高きブランドールじゃあないだろうね?!」
勇者
「そのまさかだよ」
店主
「ひ、ひいいいい!勇者様、よくやるねぇ。あいつは怖いってもんじゃないよぉ。先日、うちの防具を大量に仕入れてくれるグランドザーブ城の軍隊さんが、あいつらの一味にぎったんぎったんにされて全滅したんだよ…」
勇者
「なに!?あの精鋭がそろっているグランドザーブの軍隊が!?」
店主
「だからさぁ、勇者様。ほんと命は大切にしてくれよなぁ…」
勇者
「心配するな。俺はやるぜ。今日はな、その魔王に太刀打ちできそうな武器や防具を欲しいんだ。ちょっと手持ちが少ないが、何とか用意してくれないだろうか?」
店主
「えええ…魔王とやりあえるような装備ねぇ…」
勇者
「もちろん、魔王討伐の際には褒美が出る。その際にはオヤジにも分け前をやるし、魔王討伐の際のセットアップはこの店で買ったんだと宣伝してやるつもりだ。万が一、俺が死んだときは弔い金がでるよう保険も掛けてあるし、支払いが滞ることはないから信じてくれ。だから頼む。ちょっとだけ協力してくれないか!」
店主
「…わ、わかりました!!お得意様のお願いとなりゃしかたねえや!じゃあ、テンレス鉱山の威信をかけて作った、硬くて丈夫な【マティスティック鉱石】使用・大賢者の加護魔法でプロテクトした【大地の鎧・兜・小手・盾の防具4点セット】に、かるーいジャンプで咄嗟の時も安心な【ペガサスの靴】もお付けしましょう!!これでどうだ!!」
勇者
「ありがとう!!恩に着るぜ!」
店主
「勇者様には負けます。みんなにはないしょだよ」
勇者
「あと、武器だ。武器で一番強い奴はどれになる?」
店主
「勇者様の装備できる武器で、攻撃力が最大にあがるものは次のどちらかですね。ここだけの話ね、超レアものが入荷したんですよ」
店主
「いかがです?どちらもわくわくするでしょう?」
勇者
「ああ、確かに」
店主
「ただ、こちらを使って魔王に挑んだ話は聞いたことがないのでねぇ…勇者様のお役に立つのかどうか…さすがにこれは2本ともお売りするっていうわけにはいかないので…恐れ入りますがどちらか1本選んでいただけると…」
勇者
「よし、わかった。ありがとな。じゃあ俺は…」
▶【はかいしんのつるぎ】をかった
https://note.com/kudotomomi/n/n06c2dae759f8
▶【イカヅチりゅうのつるぎ】をかった
https://note.com/kudotomomi/n/n01817b8b53d9
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