僕が笑えば解決することばかりさ

職場にいる部下は、外面はいいのだけど、内面は不まじめで誰も見ていないところで仕事をせずにスマートフォンを片手に、だるそうにデスクにいる。

ぼくは立場上、注意をする立場なんだけど、まあ指摘しづらい。言わぬが仏の如し、指摘すると逆上し、反論のメールをマシンガンのように撃つ。放っておくのがいいのだけど、それもどこかでわかっているのだけど、臆病な性格に似合わない小さな正義感が顔をのぞかせるのだ。「それダメなことわかってるよね」「もう注意するの5回目だよ」と注意すると開き直り、そしてふて腐れる。
 
誰もが魔が刺す時があって、間違いを犯す機会は平等にあるって行きつけのカフェのマスターが言ってた。
それがわかっているのならぼくも許せたらいいのだけど、ぼくもここ数日むすっとした表情でいてしまっている。それがとてもエネルギーを使うのだ。

人を嫌うことはとても消費する。エネルギーのもそうだし、土日も時給は発生しないのに時間を消費してしまう。
そして嫌うということは嫌われるということも覚悟しないといけないんだ。嫌われる勇気を読んだってそう簡単に耐性はつかないよね。
八方美人と呼ぼれようが好かれたいのが人間の性。

好きでいたいし、好かれたい。
それが1番省エネで、健全なのかもしれない。

そして、冒頭を読み返してみると、自分と似ているところもあるのだ。認めたくはないけれど。

あぁ楽観的であれたらなあ。
もしかしたらあの子も同じように考えていたりして。
明日は自分から話しかけてみようかな。

"僕が笑えば解決することばかりさ"

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