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映画 C'mon C'mon と After Sun

この前、久しぶりに映画館に映画を観に行きました。ちょうどインターナショナル映画祭をやっていて是枝監督の『怪物(モンスター)』を観てきました。私は好きな映画でした、、一つの事柄を異なる視点から描いていてペース良く最後まで観れるドラマものでした。確かに「考えさせられる」内容だったかと思いますが、、私は2人の子供の友情がとても純粋で難しくて、でも愛らしかったです。

この2023年上半期に面白い映画を観たのでそれを紹介したいと思います(ざっくりと紹介するだけでネタばらしはしません)。どちらも親や親族と子供との家族の関わりを描いているドラマ映画です。私はドラマもの映画が割と好きな方です。

『カモン カモン』(C'mon C'mon)

まずこれ、これ、全編白黒で、描写や音楽がすごく素敵です!

主演の出演はホアキン・フェニックスさんの演じるクセのあるおじさんと、その甥役の子との旅を通じてお互いのことを理解し絆を深めていくというお話です。
監督はマイク・ミルズ、マイク・ミルズはグラフィックデザイナーでもありアメリカ西海岸の方でスケートボードをやっていたかかたなら一度は見たことあるはず。昔創刊されていたRelax誌なんかによく出ていたのを覚えています。

後半にりおじさんと甥っ子の関係が深まっていく感じにジーンときます。。
私も甥っ子がいますが、こんな風にマンツーマンになる機会ってないですね、近いようで少し遠い関係です。

私が小さかった80年代後半くらいに私のおじさん(父の弟)は建造物の製図を書く人で父も持っていないコンピューターを持っていました。たまに絵を描けるアプリを起動してくれて遊ばせてくれた記憶が残っています。気さくでいつも笑顔だったかな。懐かしい思い出を引き出してくれた映画かなと。。


『aftersun/アフターサン』

さて、お次は『アフターサン』。
この映画の場面は90年代で、普段は離れて住んでいる30歳の父と11歳の娘のトルコでの小旅行のお話。
いつもは一緒に住んでいないけど親子なので気が合うようで少し分かり合えていないけど徐々にお互いがわかってきて、、でも旅が終わってしまう、、思い出の旅行。
昔の思い出を振り返るような映像描写で感じが90年代っぽいノスタルジック。
サントラもトルコということで、オリエンタルなものや90年代のトラックが使われています。

夏の地中海(?)の景色が綺麗で旅行に行きたい気分にさせてくれる親子ものドラマですね。



ちなみにどちらの映画も配給会社はA24でした。小屋に閉じ込められた母と子が逃げ出すスリルある映画『Room』(少しテーマがダークで悲しいので2度観る気が少ししないけどかなりいい映画!)もこのA24のお仕事ですねえ。いい仕事してますねえ。