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愛らしい妖精が教えてくれたこと。それは、私が幸せであることが周りの幸せにつながっていくということ…。

これは
「スズランエリカ」という花です。

先日
一目ぼれして買っちゃいまして。

南アフリカ原産の花で
白い花の形が
スズランに似ているため
このような名前がついたのだそう。

花言葉が
「幸運」
「幸せな愛」
と知って
ますます好きになりました。

スズランエリカは
愛犬の仏壇代わりにしている台の
すぐ隣に飾りました。

そこは
毎朝必ず行く場所で
よく目につく場所でもあるので
意識しなくても
一日に何度も
鉢花が視界に入ってきます。

その度に私は
嬉しくて幸せな気持ちになります。

私は花に詳しい訳でありませんが
花のある暮らしは好きです。

ただ、
忘れっぽくて
その上面倒くさがりでもあって
室内の鉢植えは
随分と枯らしてしまいました。

そんなことが続くうちに
室内の花は
切り花だけになりました。

ただ、
観葉植物は
ほんの少しだけ置いています。

なぜ
それらを
枯らさずに育てられているかと
言いますと…

理由は簡単。
毎日
仏壇や神棚にお供えしたお水を
あげているからです。

忘れっぽい私ですが
この方法なら
流しへ向かう前に
中身を鉢に流し入れるだけですから
毎日欠かさず
水をあげることが出来ます。

そこで、
スズランエリカにも
このタイミングで
水やりをすることにしました。

思えば
ここしばらく
「この花可愛いな」
と思っても
「また枯らしてしまうかも…」
そう思って
室内に鉢花を置くことを
思い留まっていました。

それでも
花のある暮らしが
どれほど心を癒してくれるか
私の心は知っていて…。

もしもこの花と
毎日一緒に過ごせたなら
幸せだろうな…

そう思ったら
気持ちが抑えられなくなって。

本当に
本当に久しぶりに
鉢花を買いました。

冬場の庭は
雪で覆われ
それはそれで美しい景色では
あるのですが
草花の彩りが見られないのは
やはり寂しいものです。

緑の観葉植物の中に
白い小さな花が一鉢加わっただけで
部屋がぱあっと
明るくなりました。

スズランエリカを買った日の夜。
「一目ぼれして買っちゃった」
そう言って
主人に鉢花を見せた時
「いいんじゃない」
ほほ笑んだ主人の顔は
何だかとても嬉しそうでした。

私がこうして
喜んでいることが
主人にとっても
嬉しいことなのだと
今さらながらに思いました。

主人はきっと
庭仕事や植物の世話に
夢中になっていた
私のことが
好きだったんだろうな…
そんなことも
ふと思いました。

ここ3年ほど
大好きだった
庭仕事をする時間が
ぐんと減りました。

庭仕事に限らず
色んなことが
本当に好きでやっているのか
義務感でやっているのか
分からなくなって…。

私は、長い間
たくさんのものに
縛られてきました。

息子が思春期を迎え
握りしめたその手を緩めた時
このままで良いのだろうかと
私自身の人生について
深く考えるようになりました。

そんな中
体の変化も相まって…。

あれだけ夢中になっていた
庭仕事も
最低限の草取りや手入れをするだけになり
以前のように
花屋さんに通い
新しい花を植えて楽しむ
ということも
ほとんどなくなりました。

それでも
それまでの10数年間
地道にコツコツと手掛けてきた
小さな庭は
私がこうして休んでいる間も
季節ごとの花を咲かせ
私の心を癒してくれました。

そして今、
目の前のスズランエリカに
癒されている自分が
確かにここにいて…。

そんな中
ふと私の心の中に
沸き上がってきた思い…

それは…

春の庭仕事を
待ち遠しく思う気持ちでした。

ゆっくり
またこの庭で過ごしていこう…


この3年間は
ただただ自分を大切にする
そんな毎日だったように思います。

もちろん
そんな中でも
いつもの癖でまた頑張り過ぎて。
もうこれ以上頑張れない
というところまできて
ようやく気付いたのです。

それからは
家庭でも
職場でも
地域でも
「こうしなければ」
「こうあるべき」ではなくて
どう在りたいのか
目を向け続けてきました。

環境のせいにしたくなった時
誰かを責めたくなった時
その悲しみや苦しみに
寄り添ってきました。

そうだよね
分かるよ…と。


そうして
それらの感情を味わい尽くした時
胸いっぱいに温かいものが広がって…

ああ、これが
私が味わいたかった感情…

そう思いました。

私は今
愛や感謝のエネルギーを
発振し続ける日々を
続けています。

エリカの花言葉は
「孤独」「寂しさ」
なのだそうです。

そこから
新しい品種が生み出され
スズランエリカは
生まれたのでしょう。

スズランエリカの
「幸運」「幸せな愛」の中には
「孤独」や「寂しさ」が
秘められている…
そう思ったら
より一層
この花が好きになりました。

孤独や寂しさを知っているからこそ
その愛はきっとより深いものになる…

余談ですが
スズランエリカには
「愛らしい妖精」という
花言葉もあるようです。

この愛らしい妖精は
私の人生を祝福するために
やってきてくれたのでしょうか。

そう思ったら
より一層
この花への愛しさが
増しました。


この記事を書いている最中に
やまりょうさんの
こんな記事に出会いました。

ここでもまた
自然が
大切なことを
教えてくれました。

もちろん
成長の過程で
淘汰される命もたくさん
あるのでしょう。

けれど
成長していった命たちは
こうして
互いの命を尊重し
互いを生かし合いながら
それぞれが
命いっぱいに輝ける場所を
探し続けていくのですね。

いつも
自然からの
素晴らしいメッセージを
届けてくださる
やまりょうさん。

ステキな記事を
ありがとうございました。





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