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ここは 世界じゅうの ほかのどこよりも 今の自分にとって、かけがえのないところ

神社にお詣りに行ったその日は
朝からパラパラと雨が
降っていました。
風も少しだけ吹いていました。

風が吹く度に
ヒラヒラと落ちていく木の葉。

あぁ



寂しさが込み上げてきました。
と、次の瞬間

地面の下で待つ
たくさんの木の葉たちと
そこへ落ちて行く
一枚の木の葉の声が
聞こえたような気がしました。


ここへおいでよ…

みんな、そんな所にいたんだね…


胸いっぱいに
温かいものが込み上げてきて
涙が溢れました。

この時私は
『かえでのジョニー』を
思い出していました。


かえでのジョニーは
自分の命が尽きるこの瞬間まで
自分の死を
嘆くことも悲しむことも
ありませんでした。

これまでも、
そうであったように
命が終わるこの瞬間にさえも
ジョニーは
こう思っていました。

ここは 世界じゅうの ほかのどこよりも
今の自分にとって、かえがえのないところ


落葉…
いつもは寂しさで
いっぱいだったその光景が
この日は
キラキラと輝いて見えました。

間もなく
雪が降り積もり
木の葉たちは
長い長い眠りにつき
その命を次の命へと
つなげていきます。

命の循環…


木々も草花も
虫や動物たちも
自然の生き物たちは
どんなに苦しい
状況下にあっても
自分の人生が
辛いとか苦しいと言って
嘆いたり悲しんだり
することはありません。
ましてや
自ら命を絶つことも…。

最後の最後まで
その命を全うする…

中には
生まれてすぐに
死んでいく命もあります。
淘汰される
たくさんの小さな命たち。
その命たちも
最後の最後の瞬間まで
生きることを決して諦めません。

そして
全うした命たちは
恵みとなって
多くの命をつないでいきます。

自然の営みは
なんて尊く
愛に溢れているのでしょう。


自然が
私に語りかけてきます。

命いっぱいに生きなさい
誰でもないあなたらしく

そうすれば、

今いる場所が
世界じゅうのほかのどこよりも
自分にとって
かけがえのないところになる

と。

かえでのジョニー https://www.amazon.co.jp/dp/4887501161/ref=cm_sw_r_apan_glc_i_8TS4HXFF5820YHNWQ78A

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