【双子生活】寛容度が高いとき、双子は運転すらも分業協力する。
雨の日曜日。これは試練としか言いようがありません。パワーの有り余っている男児四人は、室内で消耗することはほとんどありません。スポットでじゃれあって少し息があがることはあっても、そんなものは数分から十分もすれば回復してしまいます。
そうなるとお昼寝はしないし、ストレスからよくない行いをするようにります。特に強いコントロールはしないけれど、狭い自宅で暴れれば常に怪我のリスクがつきまといます。これまでも長男（7）はボールを電球に充てて、割れたカバーが顔面に降り注いで流血したり、次男（5）が目じりを机の端で切って縫ったり。
こぶや痣はしょっちゅうで、それすらをも回避するようなことはなくても、やっぱり怪我は大事に至ることがあるので怖いわけです。
昨夜から本日は雨だとわかっていました。自室はしんどい。だったら、どこかに出かけることになります。毎回迷う。そして今回は工藤家伝家の宝刀を抜くことにしました。
それが「科学技術館」です！
すでに過去に科学技術館と男児四人（ついでにワンオペ）の関係性について触れたことがある。
・ひとりで男児四人を連れていくならココしかない。お父さん必見、最高のコスパをたたき出す施設とは。
（抜粋）
「天候」「コスト」「混雑度」の三要素を高いレベルで満たすことのできる施設はなかなかないでしょう。そして、ここには含まれない超重要なことは、科学技術館というくらいですから、非常に満足度の高い「科学技術」に触れられるということです。
まずは「天候」ですが、屋内施設なので雨でも雪でも問題ありません。駐車場もしっかり準備されています。夏は涼しく、冬は暖かい。これは身体を動かしたくて仕方がない子どもと、ベビーカーまたはよちよち歩きの双子が共存できるレアな環境です。
次に「コスト」ですが、入館料金を見ていただけると思いますが激安です。僕がいま子どもたちを全員連れていっても1,000円でお釣りが来ます。しかも出入り自由です。地下の（激安・美味しい）ブッフェレストランに行って戻ってもよし、周囲を緑で埋め尽くす公園でお弁当を食べて戻ってもよし。一日いられます。
そして「混雑度」ですが、僕が土日・祝日に行っても、混んでいた経験がありません。可能性としては「団体客」として修学旅行生などが来るそうです。そこと一緒になると厳しいかもしれませんが、どれくらい混雑していないかと言うと、すべての科学技術を学ぶアトラクションに並ぶことが「ほぼない」くらいです。一時的に並ぶことになったりもしますが、他が空いているのでいったんそこをあきらめ、また戻れば誰もいません。そういう場所ですので、空間的なストレスはなく、双子を歩かせても危険でなく、ダブルバギーでも全然OKです。ちなみに、ベビーカーの場合はエレベーターが課題になりますが、そのエレベーターが120人以上乗れる大きなエレベーターです（笑）すぐきます！
（抜粋終わり）
本日は家族全員で行きました。双子（3）も三歳となったので、自分の意志で動きます。ひとりがアッチへ行けば、もうひとりはコッチへ。長男と次男についていくこともありますが、最近は自分の行きたい方向へ。たまに双子でかぶりますが、やっぱりそれぞれの意志がしっかりしてきました。
ただ、科学技術館のアトラクションは三歳児にはちょっと遊びづらいものが多いです。単純に見たり、触ったりできるものもあるんですが、ある程度の作業やアクションを求められると手も足もでません。
もちろん、それでもやりたがります。長男次男がやっているものは、何の不思議もなく、自分たちもできる（という前提）だからです。
今回、車のシートに座り、ハンドルを握りながら、アクセルとブレーキを踏む。そのなかで、エンジンやトランスミッションがどのように動くのかを観察できるものが（双子によって）選ばれました。
しかし、ひとりがシートに座ればハンドルは握れても、アクセルとブレーキには届きません。それに気が付いた三男は、大声で四男を召喚します。
三男：ハンドルくるくるするから、四男は足やってね
四男：うん、四男は足をやるから三男はハンドルくるくるしてね。
三男：はい、ハンドルくるくるするから、四男は足をやるんだよ
四男：うん、くるくるしてね
以下、同じやりとりが続き、ついに夢のコラボレーション。ハンドルを握る三男と、足でアクセルとブレーキを踏みまくる四男。双子の競演。ここで特別な出来事は特に起こりませんが、
その後、少し疲れてきた頃、別の車の運転ができるところに行きました。そこでも協力すればいいのに、二人ともシートに座り合い、ハンドルを奪い合い、ののりし合って手が出て、怒られて二人とも泣く。
相変わらずの風景ですけど、双子の喧嘩ということで周囲の目線が少し熱かった感じがしたような、しないような。
現場からは以上です。科学技術館おススメです（本日も劇的に空いてました）。
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