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【大槌町地域おこし協力隊】2022年1月活動報告

こんにちは。
2月に入ったというのに未だ「2022年」に慣れません。
トップ画像は大槌湾のアサヒアナハゼです。(多分)

1月は9日までたっぷりお休みを頂いておりました。
(大槌の地おこは時給制なのでしわ寄せで今月はサイフが心許ないクドウです^^)

少ない業務数にたっぷり時間をかけた1月でした。
それではどうぞ

1.令和4年度OGSP事業費の概算要求

OGSP(大槌ジビエソーシャルプロジェクト)は現在内閣府の地方創生推進交付金で運営しています。予算が付いているのは令和2年から令和4年の3年間。

その3年度目がもうすぐ始まる令和4年です。
プロジェクトを3年で終わらせるのではなく、今後もずっと活きたプロジェクトとして大槌町に残すため、限られた予算を必要な用途に使わねばなりません。(大槌風に言うと「使わなきゃない」又は「使わねばねぇ」)

そのための予算配分の調整が1月にありました。
私も「ハンター育成プロジェクト」の担当者として、来年度の計画を全体策定、来年度必要と思われる予算額を申告。

まだまだ粗削りな計画、最後の1年をたっぷり使って内容にも磨きをかけていきたいです。

2.里ジカ捕獲プロジェクト(お試し設置②)

新山のシカをたくさん獲ってもなかなか田畑の被害は減らない…
ということで、田畑の被害を減らす目的でスタートした「里ジカ捕獲プロジェクト」。

その内容は、狩猟免許を持つハンターが里にくくりわなを設置し、
近くの農家さんが毎日見回り、
わなに動物がかかった時にはハンターが出動する、というもの。

今年度はまずは試しに一つの地区から、ということで、11月には小松野地区で5個のわなを設置して実施しました。

赤い範囲が11月の実施エリア

そして第2弾として今回はもう少し上流のかみよ稲穂館周辺の地区に4つのわなを設置

青く囲ってあるのが今回の実施エリア
東西の長さは1.2km程
農家さんの目撃情報をもとに、シカ道の上にわなを設置

4か所のうち1か所では、翌日から早速捕獲連絡がありました。

ロープで近くの木に結び付けてシカを動けなくします
女の私でも安全に捕獲できる方法を模索中
シカを捕まえるつもりがタヌキがかかってしまったことも。
混獲がないようにわなをかける場所も見極めが必要です…

11月の回では兼澤さんが設置したわながしっかり実績を上げることが確認できました。今回は新米ハンター(私など)も含めたプロジェクトのメンバーの経験値UPも目指して引き続き設置をしていきます。

3.JA大槌支店ふれあいトークでお話し

里ジカ捕獲プロジェクトをこれから数年かけて町全体に実装していこう、という意気込みでいると、嬉しいお誘いが。

JAが主催する農家さん向けの研修会でお話しする機会を頂けるとのこと。

何日もかけて資料も準備しました

当初50人ほどの予定がコロナの影響で急遽20人に縮小
十分な間合いをとっての実施になりました
少し緊張気味…?

会場が広く、反響でかなり聞き取りにくくなってしまったようでしたが、皆さんがとても熱心に話を聞いてくれ、終わったあとにもたくさん質問やコメントをくれたのが印象的でした。

4.ホカクンの移設

大槌町のシカの生息状況の調査のため、町が所有している遠隔操作型の囲いわな、通称「ホカクン」の管理。

今まで大槌交番裏に設置していたのですが、今回別の場所で調査を行うのに伴って、ホカクンの場所を移動しました。

5人がかりで3時間の重労働

新しい設置場所は日当たりも悪く地面も凍っていて杭を打ち込むのがとても大変でした。
道産子(※北海道出身者)ではありますが、あまりの寒さに途中で戦意喪失。その後2週間足の小指のしもやけで苦しみましたが、マストの湯で完治しました。侮るなかれ、マストの湯。皆様、しもやけにはマストの湯です。

5.観光協会チーム報告会

11月からチームごとに3回に分けて実施している地域おこし協力隊の町民向け活動報告会。2回目の今回は観光協会チームの報告でした。

4人がそれぞれ自分の担当している分野について話し、
全部を聞くと「大槌町観光交流協会」の全部がわかる仕組みに。

11月のジビエの時よりも盛況で、40人くらい来場していたようです。

内容も、観光交流協会のこれまでから、今年度から始まった新しい取り組みまで、きっと町民のみなさんにも興味深い内容になっていたと思います。

役場の方だけでなく、大槌に興味のある誰でもが気軽に聞きに来れる報告会になっていけばいいのなと思います。

6.OGSP運営チーム組織図作成

スタートして約2年、運営メンバーも増え続け、それに従って取り組んでいる事業領域も拡大し続けているOGSP。

4月から新たなメンバーも加わるのも見越して、OGSPで行っている事業とその担当者が見渡せる図が欲しい、と思い、現在作成中。

で、でかい…

OGSPの運営メンバーは、常に状況状況に応じて最適な形に変わり続ける組織だと思うので、随時見直していきたいです。

7.個人的活動(地域づくり人材事例発表会)

大槌ではR3年度からスタートしたばかりの「地域おこし協力隊」ですが、制度自体は10年前からあり、岩手県内にも同期、先輩たちがたくさんいます。

そんな協力隊や協力隊OBOGの活動事例発表会がありました

「基調講演」と「協力隊プレゼンター」の二部構成

基調講演は岡山県で協力隊の経験がある藤井さんのお話し。
協力隊も地方によってさまざまだろうと思っていましたが、「地域に入る」「地域になじむ」「地域の人の夢を叶える」「地域の中で自分のやりたいことをする」という中には一定の「型」もあるんだなぁと勉強になりました。

「協力隊」が集まる場なら、きっと私たちと同じように「鳥獣による地域課題をなんとかしたい」「地域を盛り上げたい」「新しいことにチャレンジした」と思っている人も多いはず、とプレゼンターとしてOGSPでの私・菅原隊員の活動について発表しました。県内にじわじわ「ジビエ事業がそこまで来ている」の空気感を伝えて行こうと活動中です。

8.個人的活動その他

シカ餃子を包み
漁港で小物を釣り
巻き狩りに行って惜しくも逃し
ビギナーズラックで自身初のシカを仕留め
肉を捌き
焼いて食べ
煮て食べ
ワカサギを釣り
知らない山に迷い込み
なお懲りずに巻き狩りに行き

そんな1月でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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