修士号の価値
僕は今、神戸市外国語大学の大学院で通訳翻訳を研究しています。入学は2019年で、今年の3月に修了する予定です。そして今日は、大学院で口頭試問の指導を受けて来ました。
修士論文は昨年末に提出しました。次は修了前の最終関門である口頭試問を来週に残すのみとなりました。口頭試問では、これまで書いてきた論文の内容を口頭でしっかりと説明し、先生方の質問に答え、論文の正当性をdefendする(守る)ことに成功すれば、大学から修士号(MA = Master of Arts)が授与されることになっています。
私の専攻では口頭試問の冒頭、10分間で論文の内容を要約します。よって今は、どうやって自分の論文を守っていこうかと考えながら、1日のうち15分でも時間があればプレゼンの練習をしています。忙しい社会人でも、15分だけならなんとか見つけられるかもしれないですし、こういうコツコツ感が僕は好きです。
今日の要約発表が終わった後、指導教官は私の今後についても色々と助言してくださいました。そこから修士号の価値に話が映っていきました。
神戸外大院の通訳翻訳学領域では、課題研究と言う名前ではあるものの、しっかりとした論文を書かなければなりません。この点において、海外の通訳翻訳修士号より価値があるということを先生は仰っていました。振り返ってみると、確かに授業での課題を2年間こなすだけで修士号が取れるというのと、ちゃんと修士論文を書いて、口頭試問にも耐えて修士号をもらうのとでは、価値に差があって欲しいです。
「神戸外大で修士号を取ったことは、堂々と誇りを持って欲しい」と先生は仰いました。この一言を聞いて、この3年間の歩みが少し思い出されて、感傷的になってしまいました。
指導後は、同級生三人で写真を撮っていただきました。
とても良い思い出になりそうです。神戸外大の大学院に行くと決断した2018年の自分と進学を承認してくれたUSJ当時の上司と妻は、正しかったと今は言えます。
では来週の口頭試問に向けて、全力で準備していきたいと思います!