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販売促進方法を見直して売り上げUP!低予算ででき、汎用性の高いアイディアをご紹介!

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前回の記事では、各販売チャネルの特徴や課題を挙げ、どの方法にも使える他馬力マーケティングについて解説しました。

今回は、3つ販売チャネルでの多馬力マーケティングの具体的な使い方について解説していきます。


①ネット販売の場合

ネット売り上げの公式は

①アクセス数×②購買率×③単価×④継続購入率

②の購買率に対しては、消費者は、購入前に商品の比較を行うため、比較された際に自社商品が選ばれるようにしておく必要があります。そのため効果的なのは、良い口コミを増やすことです。

③の単価に対しては、消費者が、自分にとって問題ない商品・失敗のない安心できる商品と感じると単価を上げても購入してもらえます。

④の継続購入率に対しては、良い商品だと認めてもらえれば自然に上がってきます。

良い口コミが集まっている商品は、このように自然に②購買率③単価④継続購入率が上がります。
そして、徐々に知名度が上がれば①のアクセス数も伸びていきます。

さらに、②購買率③単価④継続購入率が良い状態になっていれば、広告も効果的に働くでしょう。

②店舗販売の場合

名称未設定のデザイン


店舗販売では、バイヤーに認めてもらうことがまず必要ですね。

メーカー側は、商品のこだわりポイントをアピールしがちですが、バイヤー側からすると品質へこだわりがあることや価格調整をしていることはどの商品も当たり前なのです。
また、○○の××というニーズに対して需要があるなどとアピールしても、
「本当にそうか?」「根拠はあるのか?」
と思われてしまい、なかなか商談が成立しません。

このような場合に、多馬力マーケティングの「売れやすくするための活動」が使えます。
売れやすくするための活動とは、以下の図の丸の部分にあたります。

名称未設定のデザイン (2)

口コミは、実績として使用することができます。

どのようなターゲットに対しての商品か
どれくらいの評価があるのか

ということを、実際の高評価口コミを提示することで、バイヤーが売れるかどうかの判断をしやすくなります。

この商品は本当に売れるのか?という判断材料を提示してあげると、バイヤーは安心して仕入れることができます。


③メディア掲載

アンケート調査

知名度の低い商品をメディアへ掲載依頼をしても、相手にしてもらえないことも多いです。
前回の記事でも解説した通り、シーズナリティやニュースバリューを示すことが大事です。

◆夏の日焼けに対するアンケートを取ったら意外な結果が!!
◆冬の乾燥肌の変化に対する15の本音

このような切り口で雑誌の掲載ネタとして商品とともに提案するものよいですし、

モニター会員の使用満足度のグラフを作成してビジュアル的にわかりやすく説明するのも良いです。

「売上ランキング1位を獲得!」

などのキャッチ―なタイトルも良いですね。

メディアが欲しがるコンテンツはどんなものか検討し、その根拠を提示するために口コミを活用できないかと考えてみましょう!


他馬力マーケティングの3つのメリット

①低予算でできる

良い商品を作るために資金をかけている企業も多いと思います。しかし、その場合は、広告宣伝費に対しての予算は限られてしまいますよね。
低予算で販売促進をしてくれ!と指令が出る中で、口コミは低予算で始められる方法なので、おすすめです!

メディア掲載や広告は多額の費用が掛かる場合があります。競合の多い市場は、他社に勝つために広告費が高騰するため、駆け出しの企業や資金力が低い企業は太刀打ちできません。

もちろん、売上向上につながるような口コミの運用には、それなりの期間人的体制が必要になります。
しかし、広告やメディア掲載に比べると、低コストで済むため、試してみると良いと思います。


②何度も活用する余地がある

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図の右側の、商品を売るための活動にあたる、広告掲載・訪問販売、イベント・取引先への売り込みなど、様々な活動へ応用して使うことができます。

◆広告に実際の口コミや評価数を載せる
◆訪問販売や取引先への売込みで、消費者からのリアルな声を伝える
◆イベント開催の際に口コミをもとに企画運営をする

このように、さまざまな場面で使うことができます!

さらに、継続的に良い口コミが集まり続ける仕組みを構築できれば最新の口コミを掲載するだけで更新できます。低い労力にもかかわらず定期的に新しい内容の広告を打ち出すことができ、マンネリ化も防げます。


③ロングテールで売り上げが上がる

良い口コミが蓄積されれば、口コミ件数自体が実績となります。
以前の記事(後半の②)でも解説しましたが、口コミ数が多いということは、その数だけ利用している人がいるということです。それだけでも信頼性は上がるのではないでしょうか?

また、過去の口コミを読んで、自分と同じ悩みを持つ人の意見があれば、
この商品なら失敗はなさそうと思えて購入に繋がります。

しかし、1つ注意していただきたいのは、口コミは常に新しいものが更新されている必要があるということです。

どのくらい前の口コミは 参考にならないと思いますか? (1)

どのくらい前の口コミが参考にならないかというテーマでアンケート調査を行ったところ、このような結果が出ました。

ここからもわかる通り、常に半年以内の口コミを掲載しておく必要があります。

あまりに長期間口コミがないと、
「最近は売れてないのかな?」
「ほかにもっといい商品ができたのかも」
「この商品はもう時代遅れなのかな?」
と思われてしまいます。

この点に注意して、口コミ運用をしていただけると良いと思います。


今回は、3つの販売チャネルでの口コミの活用方法をご紹介したうえで、多馬力マーケティングのメリットについて解説しました。
口コミの活用は、すぐに効果を実感することが難しいことや、効果測定が他の方法と比べて難しいという面もありますが、それ以上のメリットもあると考えています。

予算もあまりかからないので、試してみてはいかかでしょうか?

また、以下の記事で口コミ運用の7ステップを解説していますので、こちらもぜひ参考にしてみてください!


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