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老後とマンション

清水の舞台から飛び降りる覚悟でマンションを買ったのが20年とちょっと前。住宅ローンは途中で借り替えたり、早期退職で会社を辞めた時の割増退職金でボーナス払い分だけを一括返済したりで順調に減っております。
ローン自体は3年金利固定を繰り返して設定しており、そろそろ何回目かの3年固定の期間が終わる頃で「その後はまた3年固定にするか?他の固定期間の金利にするか?変動金利にするか・・・を選んでください」と銀行から通知のハガキが来ました。
3年に一度の恒例行事ですが、このままだと62歳になる直前まで続くはずのローンを(もう子供の学費を払う事もなくなったので)60歳までの完済を目指して繰り上げで返済中。そうなるとおそらく今回が最後の金利の選択となり、だんだん「人生最後の・・・」という事が増えてくる切なさを感じながら、借金なんて早く返すに越した事はなく、そんな事にセンチメンタルになっていないでさっさと選んで返そう!と思っております。

で、ローンが終わる頃は定年退職。そろそろ老後なわけですが、最近届いた「年金通知便」と言うハガキを見るに寂しい年金事情を知り、いろいろ計算してみたら、ローンが終わったら今のマンションに住み続けるより、いい値段で売れるうちに売って、それを年間何%かで運用して得るお金で、少し手狭な賃貸マンションに引っ越して住む方が、少しだけ余裕のある老後が過ごせそうだって事がわかって、これまた切ない話です。
家は住むための道具でもありますが、東京の不動産の値段は結構値上がっていて、20年以上前に郊外に買った安い物件でも今では買った以上の値になっており、不動産って資産なのね・・・と言う当たり前のことを痛感しております。

その一方、ローンが終わる時期、つまり20年以上も住んでると水回りにガタが来ていたり、フローリングが傷んでいたり、壁紙が剥がれてるところがあったりして、それを直したり交換したりするのにもお金がかかるわけで、この先も長く住むなら泣く泣くお金もかけますが、そうでないなら売るまでの間、今の状態で我慢して住まなきゃ・・・との選択にも迫られております。

新築で買ったマンションは周りも同じ時期に入居した人たち。
両隣りのご家庭は揃ってリフォーム中で、ずっとここに住む決心をされたのかなぁ?とか想像して「うちはどうする?」と焦ってみたり。

そんなこんな考えてるうちに来年の5月になって固定資産税の請求が来るので、いろいろそこでも考えるわけですが、まずは年末調整・・・人生で35回目ですがまだ慣れません(涙)。

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