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冬にお勧めの薬膳レシピ コロナ対策にも!!

こんにちは。

国際中医薬膳師・薬剤師の久保木です。

最近はコロナの再流行や急な気温低下により、体調面を気にされる方が多いのではないでしょうか?
今回は中医学の目線でこの時期お勧めの食材とレシピを紹介します。

中医学で冬とは?冬に必要なことは?

冬は一年の中で最も寒くなり、空気が乾燥する季節です。中医学では、冬の気温低下に伴い、「腎」に悪影響を与えると考えられています。

「腎」の働きは大きく分けて2つあります。

1つ目は泌尿器を始め、体の水分量を調節します。

空気が乾燥しているだけでもお肌や喉・目などの乾燥を引き起こしますが、
腎の機能が低下している方はより症状がひどくなります。

インフルエンザでご存知の方も多いと思いますが、ウイルスは空気が乾燥していると感染力が高まります。
実は空気の乾燥だけが原因ではなく、喉や目など人の粘膜の乾燥も避けなければなりません。

2つ目は人間の生命の源とも呼ばれ、ホルモンバランスをコントロールしています。

ホルモンの乱れは不眠症やイライラ、うつ症状などの精神症状を引き起こす恐れがあります。コロナうつを心配をされている方はまずは次に紹介する補腎作用がある食材を食べるといいでしょう。

冬にお勧めな食材

・「腎」を補いホルモンバランスの乱れを防ぐ食材

黒胡麻、山芋、ブロッコリー、カリフラワー、黒豆、海老、貝柱、豚肉、クコの実

・身体の乾燥を防ぐ食材

大根、れんこん、白胡麻、山芋、卵、牛乳、豆乳、豆腐、いか、豚肉、白きくらげ、はちみつ

冬にお勧めなレシピ


れんこんと貝柱の薬膳粥

材料(2人分)
・れんこん 150g
・ごはん 茶碗一杯分
・ほたて缶詰 1缶 約160g
・クコの実 少量
・青ネギ 小口切り少量

調味料
・だし 450cc
・酒 大さじ1
・塩 小さじ¼

作り方
①れんこんは皮をむいてすりおろし器ですりおろす。
(あまり細かくせず、少し形が残る程度が食感が出てお勧めです。)
②鍋に調味料とごはん、ほたて缶は身と缶汁ごと入れて軽くかき混ぜる。
③れんこんを加えて弱火〜中火でごはんがやわらかくなり、とろみがつくまで7〜8分煮る。
④器に盛り、クコの実、青ねぎを添える。

コメント

今回は冬にピッタリの薬膳粥を選びました。
れんこんは乾燥を抑える作用の他にも胃腸を整える働きや風邪の初期症状にも有効です。
貝柱は補腎作用の他にも倦怠感や疲れなどに有効です。
お好みで生姜を加えることでより身体を温めることが可能です。
是非皆様お試しください!!