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週末かんたん企業分析 第7回 エムスリー株式会社

自分でTwitterに流していた企業分析を振り返るために作成しています。有価証券報告書から数字を持ってきていますので、間違いはないかと思いますが、そこまで深い分析はしていません。ご承知おきください。

今回の企業はみなさまご存知のエムスリー株式会社です。「インターネットを活用し、健康で楽しく長生きする人を1人でも増やし、不必要な医療コストを1円でも減らすこと」を掲げ、国内30万人以上、世界600万人以上の医師が利用する医療プラットフォーム企業です。時価総額や売り上げの伸びも圧倒的であり、世界でも有数の医療サービス事業者ではないでしょうか。

それではまずは2019年度と2020年度の単独損益計算書の比較です。

エムスリー2
単独損益計算書 前年比較

前年度からの売上比で84%増、営利ベースで106%増です。ちょっと信じられない成長率ですね。どうなってるんでしょうか。その答えについては、この記事が参考になります。

『エムスリーはなぜ赤字を掘らずに継続成長できるのか?』

とはいえ、言うは易し、実行しきれる組織力の高さが垣間見えます。

続いて、単年度内で見比べてみます。

エムスリー1
単独損益計算書 詳細

売上内での営業利益が実に56%という数字になっており、高収益企業の鑑ですね。経常利益や税引前当期純利益も問題なく、M&Aによる減損等も見当たりません。(むしろ営利より増えてる・・)

プラットフォームを作った後の事業多角化が上手くいくとここまで凄いのかと見せつけられます。

最後にTwitterからの引用です。

エムスリー企業分析サマリ
・時価総額 約3.2兆円 PER 50倍
・医師、医療従事者30万人が利用する「http://m3.com」が経営の中核
・プラットフォームを活用した、製薬会社へのマーケティング支援や臨床・治験支援、プラットフォーム内での人材や経営支援などの事業がある
・営業利益率は非常に高く、売上の伸びも高い
・事業が多角化されており、コロナの影響はプラマイゼロ
・2020年度は成長率維持
・プラットフォーム化が進むと非常に高い利益率を出せるという実例

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