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週末かんたん企業分析 第10回 株式会社エムティーアイ

自分でTwitterに流していた企業分析を振り返るために作成しています。有価証券報告書から数字を持ってきていますので、間違いはないかと思いますが、そこまで深い分析はしていません。ご承知おきください。

今回の企業は株式会社エムティーアイです。ヘルスケア文脈でいうと『ルナルナ』が有名です。また、最近では新型コロナウイルス感染者と接触したことを通知するスマートフォンアプリ『COCOA(ココア)』の開発事業者の1社として名前が上がります。どういった会社なのでしょうか。

それではまずは2019年度と2020年度の連結損益計算書の比較です。

連結損益計算書 前年比較

祖業はBtoC向けコンテンツアプリで原価は低く、販管費を厚めに投じています。その事業形態をヘルスケアアプリでも再現したいということかなと。

続いて、単年度内で見比べてみます。

単独損益計算書 詳細


法人税が増加しており赤字になっています。これは株式売却益による一時的なもののようです。それ以外は特筆すべきところはなさそうです。

最後にTwitterからの引用です。

エムティーアイ企業分析サマリ
・時価総額 294.6億 PER なし(営利がマイナスのため)
・エンタメアプリやセキュリティアプリなどのBtoCコンテンツ事業が主力
・BtoC向けサービスのノウハウを活用しヘルスケアサービスの立ち上げに注力
・BtoC型ヘルスケアサービスは『ルナルナ』『カラダメディカ』BtoBtoC型『クラウド薬歴』『自治体向け母子手帳』などを展開
・売上の内訳は、コンテンツ事業が186億(72%)、ヘルスケア事業が36億(14%)、その他34億(14%)
・コンテンツ事業の縮小の中、ヘルスケアの立ち上げを急いでいるが、成長率では前年同期比3.3%にとどまる
・純利益が赤字になっているのは関係会社株式売却益による法人税の増加が主因

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