【イラストレーションコース授業体験レポート】独学で絵を描いてきたので、何度も目から鱗が落ちました
KUAイラストレーションコース授業体験レポートとは?
京都芸術大学 通信教育部イラストレーションコースでは、さまざまなイラスト制作に関する授業を展開しています。今回は開講している授業内容と学生作品の一部を公開。実際に授業を受けた学生の声を通し、本コースでどのような学びを得られるのかをご紹介します。
今回はサタケシュンスケ先生、寺田てら先生、PALOW.先生による「イラストレーションV-5 キャラクターデザイン」の授業です。
【キャラクターデザイン】の授業内容
目的、用途、アイデアからキャラクターを造形する方法を学ぶ科目です。展開をイメージしたデザインをアウトプットする力を養います。
課題内容
「 場所をテーマにしたキャラクターの制作」
実在の場所(建物、地域、施設など)をテーマにしたキャラクターをデザインしなさい。その場所から想起されるモチーフをデザインにとりいれること。授業の内容を踏まえてデザインし、メインビジュアル、三面図をそれぞれ制作する。制作の際に意識したことなどをコメントシートにまとめなさい。
学生の声
YYさん「授業で学んだ通りにやっていったら、キャラクターを生み出すことができました」
YYさんがこの科目で学んだ中で最も参考になったこと、気付き
イメージキャラクターを作り出すことをはじめて学びました。「好きな絵を好きなように描いている」と思っていたら大間違いで、先生方の絵はたくさんのフィードバックからウケる絵を体感して作り上げた個性だったんです。
イメージキャラクターを誕生させるといっても、ヘンテコリンな絵しか描けない私じゃ出来っこ無いと思っていたのですが、授業で学んだ「デザインセット」の通りにメインカラーを決めたり連想したプロップを並べたりしていたら、ちゃんとそれらしいイメージキャラクターが完成しました。祖父の故郷であるハワイ島のパイナップル農園がキャラになり、今もそのパイーナちゃんがそばにいて励ましてくれているようです。
YYさんがイラストの学習に割く時間
社会人として仕事をしているのでどうしても仕事が優先になるため、週末や休日に丸っとまとめて一日中、10時間位という形が一番多いです。 そのかわり毎日airUにログインして、買ったばかりのペンタブを立ち上げることを欠かさない様にしてきました。そこに同じ気持ちの人たちがいるのがとても心強いからです。
自分で学びたいと思って入った学部なので、手抜きしたくなくて動画は理解できるまで3回観ます。通信教育だからこその贅沢をさせてもらっていて、もしかしたら今まで通った学校の中で一番熱心に取り組んでいるかもしれません。
イラストに関して今後学習したいこと、担当教員に対するメッセージ、その他のご感想
今は卒制をやっていますが、自分がイラストで何をしたいのか、鋭い問いかけをしてもらっているような状況です。できればいろいろな人のキャラクターを提案して、廻りの仲間も巻き込んでいきたいと思っています。サタケシュンスケ先生の、温和だけどスゴそうな企画会議をいつか見てみたいです。
NKさん「独学で絵を描いてきたので、授業では何度も目から鱗が落ちました」
NKさんがこの科目で学んだ中で最も参考になったこと、気付き
キャラクターを生みだすうえでどのように個性と魅力を出すのか、「魅力的なキャラクター“デザイン”とは何か?」を学ぶことができたと感じています。今まで個人でキャラクター制作をする際は「何となく」でやっていたことを痛感しました。キャラクターデザインに強く興味を持っているので、大切な技術を知ることができる良い機会となりました。
NKさんがイラストの学習に割く時間
授業動画や課題での作業量をおおよそで決め、スケジュールを組んで毎日勉強しています。「頑張っていっぱい学ばねば!」と焦ることもありますが、良いアイディアを出すためにはリラックスすることも大切なので、余裕を持って取り組めるように管理しています。 そうすることで疲れた時や怠けたい時に時間を確保できるので、授業へのやる気を保っています。
イラストに関して今後学習したいこと、担当教員に対するメッセージ、その他のご感想
ずっと独学で絵を描いてきたので、授業では何度も目から鱗が落ちました。また自分は思っていたよりイラストに対する固定概念を持っていて、それに囚われていることも感じました。 怠惰な自分が毎日授業に取り組めていることに我ながら驚くと同時に、色の選び方、ポーズの描き方、背景の描き方等新しく知ったことを活かして何かに挑戦する楽しさを実感しています。
イラストレーションコースで学んだことは、間違いなく自分の中に「知識」として蓄積されています。これらをもとに、更なるイラスト技術の向上と自分だけのイラスト表現を目標に、努力していこうと思います!
MNさん「全ての造形には理由があるのだと気づきました」
MNさんがこの科目で学んだ中で最も参考になったこと、気付き
仕事を受注してからの発想やアイディアの仕込み方、複数案の出し方、制作方法、そして納品までの流れを、異なるジャンルで活躍する現役イラストレーターの講師から聞くことができ、それぞれに多くの学びがありました。なぜそういう造形になるのか、全てに理由があるのだという気づきがありました。
MNさんがイラストの学習に割く時間
毎日朝の2時間と、夜の2〜3時間で学習しています。
イラストに関して今後学習したいこと、担当教員に対するメッセージ、その他のご感想
8割ほどの科目を履修し終わって感じるのは、あらためて最初の科目から受講できたら得られるものがより多くなるだろうなということ。なぜなら全体的にステップアップしたことで、当時は気づかなかった授業内容の重要性がわかるからです。期間限定でもいいので、受けた講座をもう一度聞けたらいいなと思います。
サタケシュンスケ先生からのコメント
キャラクターデザイン担当のサタケシュンスケです。前職であるグラフィックデザイナーの知識と経験を活かしつつ、イラストレーター、キャラクターデザイナーとして活動しています。
イラストレーションとキャラクターデザインは制作の技術や造形的な考え方こそ似てはいますが、役割や目的としては少し違っているところがあります。イラストの持つ伝達的要素や演出的要素に加え、キャラクターは文字通り性格やストーリーを持っています。それは時間とともに成長したり変化したりもする、まるで生き物のような存在と言えるかもしれません。
本講義では、キャラクターの根本的な考え方から、人を惹きつけるキャラクターデザインのポイント、アイデアの出し方のコツや、実際の作例や制作の流れをご覧いただきながら完成までのイメージを掴んでもらう内容を学びます。
この講義を通じて、キャラクターデザインをより深く論理的に考える力、観察眼や造形力を養い、自身の制作に活かしてもらうことができたら本望です。
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