見出し画像

"ムズムズ"という感情

寝る前に、布団に並んで、保育園のことを娘が話してくれる。

誰かと遊んだこと、好きな歌のこと、おいしかったおやつのこと。

でも4歳の日常も楽しい話ばかりではない。
娘なりに悩んだりつまずいたりしながら、園生活を送っているんだなぁと思う話もある。

---
今日話してくれたのは、同い年のお友達、Kちゃんについて。


「Kちゃんがいつも、遊ぶことを決めちゃって、私がやりたい遊びができない」
「鬼ごっこするときに、Kちゃんがいつも鬼になって追いかけてくる。私だって逃げるばっかりじゃ嫌だ」

娘は内弁慶で、園ではよい子にしているので…強く言ったり我儘に振る舞うことがないけれど、心の中ではそんなふうに思っていることもあるらしい。

でも、Kちゃんに反論しても聞いてくれないとのこと(たしかに担任の先生も、Kちゃんが気が強くて娘が押されている時があると言っていた笑)。


まぁ、どっちがいいとかじゃなくて、主張するタイプの子と、気遣うタイプの子と、いろんな子がいて。

言い返せばいいとか、従わなければいいとか、解決法は色々あるのだろうけど、正解はないんだよなぁ。

娘は娘なりに、保育園という組織の中で、自分で考えた対応をしているんだろうし、そうやっていく中で人との関わり合いを学んでいくはず。

だから特段のアドバイスはせず、うんうんと聞いていた。

まぁね、4歳といっても、女子だから。

私もそうなんだけど。話を聞いてもらえるだけで、スッキリするんだよね。そういうものじゃないかなぁ。(パパは、それを学習できず、解決策を提示しては娘の機嫌を損ねている)

---
それはそうと、娘の話の中で、なるほどと思ったワードが。

「Kちゃんが、遊ぶこと決めちゃうとき、私ムズムズするんだ

ムズムズ。

それは、"自分と相手は違うんだ"って感じるのを、ムズムズって表現してるんだろうなーと思って。


私は短気なので、すぐ人にイライラしてしまう。
なんで気づいてくれないの?なんでやってくれないの?なんで思い通りにならないの?っていうこと(こう書くと自分勝手だけどその時はイライラを止められない)。

だけど、イライラじゃなくて、ムズムズだと思うと、気持ちが変わる気がする。

あぁ、私とは考え方とか感じ方が違うんだなぁ、ムズムズするなぁ。って思えばいいんじゃないかなって。

違うってこと忘れちゃうから、イライラするわけで。

もう33歳だし眉間のシワとか戻らなくなってくると思うよね。労わらなきゃ。
これからはイライラじゃなくてムズムズでいこうと。


お話も終わり娘が寝付いてから、リビングに戻ると、夫の脱ぎ捨てた靴下が落ちていて、早速眉間にシワが寄ってしまったのはなかったことにしよう。ムズムズは明日から。さぁ靴下を片付けて寝るぞー。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?