手抜きはできても気は抜けない私
我が家は共働き。
今は育休中だから当たり前のように平日ワンオペ育児、働いていた時も同じ。
全部一人だから、疲れて倒れそうになったり心が折れそうになったことも時々ある。
---
夫は仕事を頑張っている。と思う。
帰りは遅いけど、ダラダラ残業したりはしていない。
まぁ、監視している訳ではないからわからないけど、夫なりに試行錯誤してやっているのだと思う。
でも、夫は仕事だけしてればいいからずるいなぁと思ってイライラしていた時期があった。夫を通り越して夫の会社や世の中に対して勝手に怒っていた時もあった。
だけど、私は夫に働いて欲しいと言われて働いている訳ではなく、自分で選択していたし、今でも仕事は続けたいと思っている。
結局は夫の会社だけでなく世の中全般が育児をする父親に寛容でないことを、どこかで、仕方ないんだなと思っている。
夫や、夫の会社や、世の中に、私は怒るだけで変えることは何もできない。だから怒ることもやめた。
---
ワンオペ育児(プラス家事)は、たしかにしんどい。
でも、手を抜けば、乗り越えられる時もある。
レトルトカレーの発明に心底感謝しているし、掃除はやらなくても、洗濯物は畳まなくても、命に別状はない。
子供の相手だって、アンパンマンやプリキュアに何度も助けを求めたかわからない。神のような存在だ。アンパンマン神社やプリキュア神社があるならお礼参りに行くだろう。
---
そうやって、自分の体が疲れすぎないように、子供の成長とともにだんだん手抜きをすることを覚えられてきた気がする。
でも。手抜きはできても気は抜けないのだ。
気は抜けないというのが、私にとってはとてもしんどい。
保育園の行き帰り、子供が道路に飛び出さないように。
娘が家の中で怪しい動きをしていないか(大体静かにしている時にマジックで落書きをしている)。
息子が怪しいものを口に入れていないか(謎のおもちゃパーツや紙くずが娘によってばら撒かれてゆくため)。
常に警戒し察知する。
鬼太郎の妖怪アンテナかというくらい。目玉の親父の手でも借りたい。湯呑みのお風呂は用意するから。
ほかにも子供の体調のこと、怪我や風邪気味のとき病院に連れて行くべきかの判断。
保育園の行事で必要なもの、提出しなくてはならない書類の締め切り。
目まぐるしく考えながら、家事をする毎日。
---
そんなふうに自分内アプリが同時稼働しすぎて、思考回路はショート寸前今すぐ会いたいよ状態である。
それがつらいのだ。泣きたくなるようなムーンライト電話もできないミッドナイトなのだ。
同じ体験を夫はすることができない。
この気持ちが通じることはあるのだろうか?
ワンオペ育児のゲームとか発売されればいいのに(楽しいか?)。
解決できない気持ちを胸に、スーパーにレトルトカレーを買いに行く月曜日。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?