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音育番組を制作する中で感じたこと

音育番組の撮影が進むにつれ、ダンスや演技などやった事もなく最初は戸惑っていたメンバー達も、この作品に愛着が湧いてきたみたいだ。

以前より楽しんで撮影に臨んでくれるようになった。イメージも湧くようになり、もっとこうしよう!この方がいい!撮り直ししよう!拘りも強くなった。
撮影に携わるひと、みんながより良いものにしたい、沢山の人達に観てもらいたい、そう思うようになっていった。

この作品にはメンバー達の夢と、その想いが込められている。
そうして出来上がった音育番組『テンポル・バート』はとても良い出来となっているが、まだまだ高いポテンシャルを秘めている。

『音楽で平和を取り戻すため』 そう考えてこの作品を作っている。


それはこれから訪れる、変わりかけている新しいエンターテイメント業界により、さらに花開く事になりそうだ。
これを制作したメンバーが、若いミュージシャン達である事。これには沢山の遊び心、新しい価値観が込められている。



そしてこれを見るさらに若い世代の子達がこちら側に来る頃には、誰でも英語が話せるようになるのと同じく、誰もが音楽という言語で会話が出来るようになるのではないだろうか。
特別なものでは無く、より自然で身近なものに。

音楽は習うものではなく、楽しんで自然と育まれるものとなる筈だ


制作メンバーはみな若い だからこそ挑戦する


テンポル・バートの制作に携わっているのは、音大出身者や幼少の頃から音楽を学んできたとても優秀なミュージシャンだ。それゆえに彼らには当たり前の事であっても、素人の私には未知のものである事が数多くあった。


私の父はギターリストだったため、日常的に音楽を聴ける環境にいたが、音楽理論などは全く分からなかった。今回の企画は私が適度に素人だから出来たことだろう。
素人ゆえ、分からない所が分からないという人の気持ちが、私にはとてもよく分かったのだ。
私にはダンスの経験があり、彼らにはダンスの経験が無かった。
私には簡単な動きでも、ダンス初心者にとっては難しかったり、分かりずらかったり。
自分には当たり前のことでも、人はそうじゃない。それは当たり前の環境にいたら絶対に分からないことだ。
プロミュージシャンの彼らの知識と、音楽は素人でダンス経験のある私。
その両者が揃った事により実現出来た企画だった。
出来ない、分からない人に寄り添った今までにないものが出来たと思う。

若いミュージシャンの皆にとって、テンポル・バートは新たな挑戦だったことは間違いない。彼らは向上心に溢れとても前向きだ。そんな彼らに少しでも挑戦できる場を提供し続けたい。 

少しでも音楽を表現できる場を維持し続けたい

その為にも私は決して進むことをあきらめてはいけない。 


親子で楽しめる音育番組を


感染症による環境変化により、子供達の不安やストレスは相当なもの。そして親たちのストレスも深刻だ。
メンバーの中にも小さい子供がいる家庭がある。

子どもたちは運動不足やいつもと違う生活環境で睡眠に障害が出たり、行事もなくなり学校に行きたくなくなったり、元気が出ないなどの支障が出ている。

子どもの一年は長い。子どもたちからすれば、そんな気の遠くなるような期間を思いっきり歌ったり遊んだり出来ずに不安に包まれるなど考えるだけでも胸が痛い限りだ。

これは親たちの苦悩にも直結していると思う。こんな状況で子どもたちにしてあげられることは?この状況がいつまで続くのか?
お昼寝など保育園のリズムが崩れてしまう、動画ばかり見てしまう、友達とのふれあいなど社会性を育めるか不安。これらはすべてコロナ過での子どもへの影響として、上位に上がる不安要素だ。
また、リモートワークが増えたことにより今まで以上に仕事との両立も大きな課題となっている。
仕事の邪魔をされないようYoutubeなどを見せる家庭は多いと思うが、動画ばかり見てしまうことには多くの親が不安を抱いている。
その問題を少しでも縮めたいと思い、子供だけでなく、大人も楽しめるものを作ることにした。
親子で一緒に楽しめて、一緒に勉強になって、親子のふれあいが増えるもの。それが理想だ。

その為、作中に使う楽曲は大人にも親しみのある曲を選曲した。そして演奏のワンポイントコーナーの紹介など、音楽理論だけではなく、楽器を始めたい大人も一緒に学べるコーナーも設けた。

視聴するだけでも音楽が分かるようになり、反復してもらえれば自然とリズム感が身についていくように意識した。
リズムの反復練習はとても単調で地味な練習だが、楽しく続けられるようにダンスを取り入れた。これは運動不足解消にも大いに役に立つ。適度な運動は自律神経を整え、情緒も安定するので、ストレス耐性にも有効だ。そして子供たちは夜ぐっすり眠れることだろう。


このコンテンツ最大の特長は視聴していくことで“楽譜が読めるようになる事”だ。

ストーリー仕立てで入りやすく、分かりやすく作られているため、大人でも子供でも、音符が全く読めない人にこそ見てほしい。

こんな目を覆いたくなるような世の中で、出来るだけ健やかに過ごしてほしい。そしてこの期間に学んだことが将来大きな力になることを祈って。

noteの初投稿 で、今できることを考えてみました。





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