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旅行の計画の立て方

旅行って、新しい発見や、出会い、普段の生活から離れた世界があって、楽しいですよね。
学生時代は、地域だけ決めて、あとは何も決めずに、成り行き任せで今の家内とよく出かけたものでした。
「何の計画もなしに」、というのも、結構スリリングで楽しいものですが、仕事を持つようになると、そういうわけにもいきません。限られた時間のなかで、やっと取れた休暇を目いっぱい楽しむためには、それなりの準備と計画が必要です。

今回は旅行(含む出張)の計画の立て方をお話しします。


<旅の楽しみの第一歩>

まず最初に、なんとなく「どこか旅行にでも行きたいなあ」と思った時、どこに行ってどんな風に過ごしたいか、イメージが浮かぶと思います。

「緑に囲まれた自然の中で、川のせせらぎを聴きながら、ゆっくり温泉でもはいりたいなあ」とか、
「きれいな浜辺の海の見える部屋で、打ち寄せる波の音に身をゆだねながら散歩して、おいしい海の幸をいただきたいなあ」とか、
「行ったことのない街に行って違う文化を味わいたいなあ」とか、
「一面真っ白な銀世界の中に、すべてを忘れて浸りたいなあ」とか、
いろいろあると思います。

迷っちゃうね

こうしたい、ああしてみたいと、考えることが、まず旅の楽しみの第一歩です。

「こんなこともいいなあ」、「ここはこんなこともできるんだ」と、ガイドブックや、インターネットで調べて、大いに考え、楽しみましょう。これだけでも行った気分になって、十分満足できたりするものです。

<行先を絞り込む>

こうやって、いろいろと考えを巡らせて、「よし、こういう所に行こう」と大体のシチュエーションが決まったなら、具体的に行先の候補地を絞り込みます。

どんな旅行がいい?

海に行きたいと思えば、どこの海がいいのかということです。海にもいろいろあります。
近くの海なのか、ちょっと足を延ばすのか。
日本海なのか、太平洋側なのか。
本州なのか、沖縄なのか。
日本なのか、海外なのか。
アジアンビーチなのか、ハワイなのか。
一口に海と言ってもそれぞれ特徴があるのです。自分や一緒に行くメンバーの状況、休みの日程や時期、大まかな予算などを考慮して最適な場所を絞り込んでいきます。

<どこに泊まるか>

行先が決まったら、いよいよ泊まるホテルや旅館の選定に入ります。旅行会社の企画したツアーに申し込む場合も、ホテルのグレードをどうするか、懐具合と相談しながら選んでいきます。

どのホテルや旅館もグレードによって値段は大きく変わってきます。最近では☆いくつかで表されてわかりやすくなっています。☆☆☆☆☆が多いほうがグレードが高く、設備面で充実しています。ロケーションも絶好の立地の場合が多いです。大体の予算で泊まれるグレードを決めて、そのグレードのホテルの中から選ぶことになるでしょう。

いろんなホテルがあるから選ぶのも大変

<どのタイプの部屋にするか>

ホテルの候補がいくつか出てきた段階で、部屋はどうかを考えます。

眺めのいい露天風呂付の部屋

希望は、洋室なのか、和室なのか、和洋折衷タイプなのか、
禁煙室なのか、
ダブルベッドなのか、シングルベッドなのか、
温泉好きなので部屋に温泉の露天風呂がついているタイプがいいのか(部屋の露天風呂が温泉かどうかはしっかり確認しましょう。大浴場は天然温泉でも、部屋付きの露天風呂は違う場合があります。)、
オーシャンビューがいいのか、山側でもいいのか、
朝食付きにして夜は街に食べに出かけるのか、夕食も付けるのか、
夕食はレストランを選べるのか、ビュッフェなのか、会席料理なのか。

私にとって食事は旅の重要な楽しみの一つなので、おいしい食事をゆっくり楽しむことができるところを選びます。
人それぞれにこだわりのポイントが違うので、どこにお金をかけたいのか、どの部分はそこそこでいいのか、じっくり考えましょう。

予算は限られているので、有効に使うためには、あれもこれもと欲張らずに、譲れないポイントを決めて、メリハリをつけるといいですよ。

これらの条件を候補のホテルに照らし合わせ、クリアしたホテルに決めることになります。

<交通手段を決める>

移動に何を使うかも大きなポイントです。
楽をしたいから、少々高くなっても飛行機にするとか、
新幹線を使うとか、在来線でいいとか、
人数がいるから車を運転していこうとか、
あまり負担のかからない方法を選びましょう。
せっかくの休みでリフレッシュしたいのに、往復の移動でかえって疲れるようでは、何しに行ったのかわかりません。無理のない様に考えましょう。

飛行機や列車で乗り換えがある場合、荷物を持っていたり、同伴者がいたりするので、移動に普段よりも時間がかかります。到着時間と出発時間にも十分余裕をもった計画にしましょう。

どれで行く?

<出発日を決める>

いつ休みが取れるのか、大体このあたりで休めそうだくらいには決まっていると思いますが、行先がその時期ハイシーズンなのか、オフシーズンなのかによって値段は数倍違ってきます。ハイシーズンでも1日ずらすだけで、ガクンと下がったりすることも珍しくないので、出来れば休みをその日程に合わせたいですね。

インターネットで検索して空いている日と値段を確認しましょう。

日程調整も難しい

<何泊するのか>

出発日が決まれば、そこから何泊するのかを考えなければいけません。予算と休みのとれるギリギリ最大限にして、行って帰るだけにならないように考えましょう。

弾丸ツアーはやめた方がいいかも

<どこ経由で申し込むか>

ここまで決まったら、申し込むことになります。
ツアーの場合は選んだコースの旅行会社に連絡することになりますが、個人手配の場合は、直接ホテル等に申し込むのか、じゃらんや楽天トラベル等を経由して申し込むのかになります。
これは、検索して比較している時に、ある程度どちらがお得になるのか、把握できるので、検討の段階でこの点も抑えておきましょう。

色々あるよ

<旅行中のスケジュール>

旅行中、どの観光スポットを回るのかも、あらかじめ決めておきます。
しかし、あれも、これもと周辺の観光スポットを片っ端から回るようなことはおススメしません。行ったという事実を作ることだけが目的となってしまうからです。
時間に余裕を持って、数か所候補を挙げておき、優先順位や行きやすいコース順に回り、時間があれば追加するというやり方の方が堪能できるでしょう。気に行ったところは十分時間をとってゆっくりすればいいのです。

移動時間や滞在時間は余裕を持って組み立てるようにして、目的地やレストランの定休日や営業時間、料金なども事前にチェックしておきましょう。

旅のしおり

また、天気が良かった時用と、悪かったとき用の両方のスケジュールをバックアップとして考えておくと慌てなくてすみます。当日の朝になって雨模様だからと急遽行先を探していては時間も手間ももったいないですから。
まあ、それも旅の楽しみと割り切れればそれでいいのですが。

<持ち物リスト>

どこに行って何をするかが決まれば、何を持っていけばいいか、考えましょう。

マリンスポーツやウインタースポーツをするなら、それに合わせた道具が必要になります。
写真が趣味ならどの道具を組み合わせるべきかが問題でしょう。
スマホ関係の充電器具もないと困ります。
海外へ行く場合は、電源が問題となります。各国対応のコンセントプラグがあれば、これ一つでどの国に行っても対応できるので、一つあるいいですね。
パソコンやスマホはアダプターが100V以上200Vとか300Vとかに対応していれば、変圧器がなくてもそのまま使えます。
電源タップはホテルでも貸してくれるところがありますが、自分で持っていると安心です。
アメニティは最低限ホテル設置のものがありますが、それでは不十分な場合は、自分用の化粧品や歯ブラシ、シェーバー等の用意は欠かせませんね。海外の場合、アメニティが全くない所もあります。事前にチェックできればしておきましょう。
行く場所によっては着替えの洋服や靴もいろいろと別に持っていかなければいけません。
特に出張などの場合は、夜にパーティがあったりするので、その際の衣服一式が必要になります。ドレスコードがある場合は特に注意が必要です。
最近は、どこもキャッシュレス化が進んでいるので、現金をそう多く持ち歩く必要も無くなってきましたが、意外と観光地のランチなどで、支払いが現金のみのところがあります。最低限必要な額だけは用意しましょう。

これらはできれば持ち物リストを作り忘れ物がない様に管理しましょう。
その際、出発用だけでなく、帰りの荷造り用も含めた往復分のチェックボックスを作っておくと便利です。特に海外旅行の際は、パスポートなど、普段持ち歩かないもので必要不可欠なものがあるので必ず作っておきましょう。

荷造りも楽しい

海外出張の場合の荷物の詰め方に一言アドバイスです。
旅行と違って出張なので、到着後すぐに仕事という場合が多いですね。その時必要な書類がないと仕事になりません。利用する航空会社にもよりますが、たとえ大手であってもロストバゲージと言って、スーツケースが別の空港に行ってしまっているケースがよくあります。
そのための備えとして、ズボンはGパンなどの楽な服でいいですが、その上にスーツの上着を羽織りましょう。スーツのスラックスと靴、Yシャツとネクタイ1本、それに肝心の書類やパソコンは、機内持ち込み用のキャリーケースに入れておきます。
こうしておくとたとえスーツケースがターンテーブルから出てこなくても、とりあえずは仕事ができます。
大抵の場合、仕事が終わる最終日のころには運ばれてくるでしょう。私の場合、帰国後しばらくしてから自宅に送られてきたこともありました。
それを防ぐ対策として、スーツケースに貼られているバーコードは旅行前にすべてはがしておきます。これを間違って読み込まれてしまうと、違う目的地に行ってしまう恐れがありますから。

<その他>

チェックアウトの時間も確認が必要です。
早く出ていきたいところがあるなら良いですが、ホテルでゆっくりしたいときは、チェックアウトの時間が遅い方がありがたいですね。レイトチェックアウトシステムがあれば利用しましょう。

また、キャンセルがいつからかかるのかも申し込み前に確認が必要です。あとで他のコースやホテルでいい所が見つかった場合、とりあえず両方申し込んでゆっく迷う時間を設け、無料の期間中にどちらかをキャンセルすればいいのです。

国内の場合は必要ありませんが、海外に出かける場合は保険をかけておきましょう。
自分自身以外にも荷物にも掛けることができるので、最低限の金額でいいので、万が一のために、忘れずにかけておきましょう。
空港に到着してからでも掛けることができます。

最後に、これら事前に立てた予定は、あくまで予定だということを意識して、当初の予定と変わっても、それを楽しめる心の余裕を持つことで、旅行が最後まで意味のあるものになるでしょう。臨機応変に楽しみましょう。

いいご旅行を

以上旅行の計画の立て方の簡単な手順でした。どうぞ楽しい旅の思い出を。

お読みいただきありがとうございました。良ければスキ・フォローをお願いします。これからもいい記事を書くよう努めますので、どうぞよろしくお願い致します。

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