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【読書】「生き物の死にざま」人生の扉の取っ手にかけた作品

2024年2月12日

「人生の扉の取っ手にかけておきたい作品」
ラジオから流れた一言。

この言葉が結構引っかかって覚えている。
自分の人生に影響を与え続ける作品、かぁ。

私は何だろう、と考えたら、一冊の本が浮かんだ。

稲垣栄洋先生「生き物の死にざま」

3年前、カフェでたまたま見つけた本。

一章に1種類ずつ、生き物の死にざまが描かれている。
死にざまとは、生きざま
だと教えてくれる。

一章読むごとに考え込んでしまう。
死ぬって何だろう、生きるって何だろう。

早く読んでしまうのがもったいなくて、
そのカフェでこの本を読んで考える時間が好きで、
そのカフェにめちゃくちゃ通った😅

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一番衝撃だったのは、セミの章。

1.空が見えない最後     セミ
仰向けになりながら、死を待つセミ。
彼らはいったい、何を思うのだろうか。

「生き物の死にざま」稲垣栄洋 2019

道に転がるセミの死骸が大っ嫌いだった。
死にかけで「ジジッ」は一番気持ち悪い。

でも、そのセミの視点から考えたことある??
と問われているような気がした。

虫や草に話しかけるような幼少期だったけど、
やっぱり人間本位で物事を考えているのかも。

その一方で、人間が生きていく上で犠牲は絶対に
あるから、自分本位でも仕方ないのかも、とも思う。

死ぬこと、生きることは考えるほどわかんなくなる。
この本を読み返してぼんやり考えこむことが結構ある。
もしかしたら自分が死ぬまでそんな感じなのかも。

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そしてこの間、著者の稲垣先生にお会いした。
とても気さくな先生だったけど、
本に対する気持ちが強すぎて、全然話せなかった…

だから、ここでこっそり🤫

稲垣先生の著書は他も大好きなものがたくさん。
雑草の生き方とかもたくさん影響を受けています。

その中でも、「生き物の死にざま」は特別。
実は、もったいなくて2巻目はまだ読めていないんです。
またそのカフェに通って読みたいなぁ。

専門外の人にわかりやすく、楽しく伝えることが
いかに大切で、難しいことか。少しはわかっているつもりです。

だから、そんな文章が書けるようになりたい、
楽しく伝えられるようになりたい、そう思っています。

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長文になりました😅
ここまで読んでくれてありがとう!
ぜひ稲垣先生の著書を読んでみてね。


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