デザイン組織でつくりたい世界とチームのためのグッズ
こんにちは。DESIGN BASEのブランディングを担当している、BXデザイナーの藤原です。今回は、DESIGN BASEのブランディングを通してつくりたい世界と、わたしたちの活動の一部として制作したオリジナルグッズについての話を書いてみようと思います!
デザイン組織でつくりたい世界
まず「DESIGN BASE」とは、ユーザベースという会社の「SaaS Design Division」の組織名です。ユーザベースのB2B SaaS事業に関係するほぼすべてのデザインを担当しています。
そんなわたしたちが、自分たちをデザイン組織としてブランディングし始めたのには大きく3つの目的があります。
1:「ディビジョンのメンバーにもっと自分たちを誇りに思ってもらう」
2:「社内での信頼を高め、デザインの力をより発揮できる環境をつくる」
3:「社外のデザイナーにアピールして、共に走ってくれる仲間を増やす」
これらの目的を達成するために、DESIGN BASEのブランディング施策を企画・実行しています。
ブランディングを担当しているメンバーが私のほかに2名いるのですが、メンバー間で目的を共有し、目指す方向がぶれないように「プロジェクトスコープ」というより詳細なゴールの設定もしていて、計画を建てるときや施策で迷ったときに度々立ち返って確認しています。
文章が長いですね。
読む気が起きない場合のために、「つくりたい世界」として図で表現してみました。
①ブランディングの様々な施策によって、イケてるデザイン組織になる。
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②所属メンバーのモチベーションが上がり、成果物のクオリティが上がる。
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③ユーザーさんや潜在的な顧客からの評判も上がり、ユーザベース社員から今よりもデザイナーが信頼されていく。
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④社外のデザイナーが、高クオリティな成果物やブランディングされたデザイン組織を見てわたしたちに興味を持ち、一緒に働く仲間が増える。
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こういった好循環のサイクルをつくり、会社にとってもわたしたちデザイナーにとってもプラスな世界をつくっていきたいと思っています。
チームアップのためにグッズをつくる
ここから、具体的にどんなことを行っているかをお話したいと思います。
前述の通り、3つの目的にそって施策を企画しているのですが、今回は
1つ目の目的「ディビジョンのメンバーにもっと自分たちを誇りに思ってもらう」ためになにをしたか、にフォーカスしてお話します。
つくりたい世界(上図)を見ていただくとわかるのですが、兎にも角にもメンバー自身がDESIGN BASEに愛着をもち、業務に対するモチベーションが上がらないと、サイクルは回り出しません。なので、ブランディング施策の第一歩目として、チームのモチベーションを上げるオリジナルグッズをつくることにしました。
なぜグッズをつくったのか?
わたしたちは昨年の3月頃から在宅勤務をしており、出社の機会はほぼありません。オンライン会議ではほぼ毎日顔を合わせているけど、リアルでは会ったことがないというメンバー同士もちらほらいます。常に協力し、連携しあって仕事をしていますが、やはり家でひとり作業に没頭する時間も長いため、出社している場合と比べて「チーム」である意識は薄くなると思っています。
そういった環境の中でも、「チームの仲間がいて、所属する場所がある安心感」を得るためにはどうしたらいいかと考えたとき、みんなで同じもの所有することは仲間意識につながるのではないかと考え、オリジナルグッズの制作を決めました。
それともう一つ、DESIGN BASEは組織のビジョンとして「DESIGN FORWARD」という言葉を掲げています。デザインのちからを信じ、デザインすることで世界を前に進めようとする、わたしたちの姿勢を表す大切な言葉です。わたしたちは何かに迷ったとき「その選択はDESIGN FORWARDだろうか?」とビジョンに立ち返ったり、四半期の終わりに今期の「My DESIGN FORWARD」を発表したり、常にDESIGN FORWARDを心がけています。オリジナルグッズを身に着けたり、そばに置くことで、よりDESIGN FORWARDを意識できるようにしたかったというのも、グッズをつくった理由です。
前段が長くなりましたが、制作したグッズがこちらです!
オリジナルグッズセットの内容は、Tシャツ・コースター・ステッカー・マスクで、さらに箱や封をするシール、箱の中に敷く薄紙などもオリジナルでデザイン・制作しています。
なぜTシャツ・コースター・ステッカー・マスクなのか?
Tシャツは、スポーツチームのユニフォームのように着ると一体感が出ることから絶対に作ろうとはじめから決めていました。
コースターは、勤務中の机の上にはきっと飲み物があるはずという推測から、仕事をしている間、常にチームを感じさせることができると思ったからです。
ステッカーはPCに貼ったり、スマホに貼ったり、好きなものに貼って携帯できるので、これもチームを側に感じさせることが出来ますよね。
マスクは今の必需品!メンバーにどんなグッズがほしいかアンケートをとったときも、マスクという回答が何件かありました。
ステッカーとマスク、Tシャツは副次的な効果を期待していて、例えば会社でPCを触っているとき、PCにステッカーが貼ってあればDESIGN BASEを少しアピールできたりします。
マスクは、オンライン会議に参加する際につけて出席すると、これもまたほんの少しDESIGN BASEをアピールできます。Tシャツも、オンラインだと少し見えにくいかもしれませんが、同様の効果があると思っています。
「あれ?そのマスクのロゴなんですか?」なんて聞いてもらえたらチャンス。「DESIGN BASEのオリジナルでつくったグッズなんです!」と自分たちをアピールする話ができたらいいな、とこっそり目論んでいるのです。
まだまだ認知度の低い組織なので、メンバー自身が広告塔となって少しずつ認知が広がればいいなと思っています。
なぜ箱からオリジナルでつくったのか?
今回、会社に出社していないメンバーたちにグッズを渡したかったため、それぞれの自宅に宅配便で送ることにしました。
メンバーが玄関先で宅配便を受け取り、開封するところを想像してみて、届いた瞬間から感動してほしいし、開ける瞬間を楽しんでほしい。箱の中を見たときも心から喜んでもらいたい!という想いから、その瞬間の感動のためにオリジナルの包装をつくりました。
例えば、同じものでもレストランできれいな食器で食べるのと、ウーバーイーツで頼んで自宅でプラスチックの容器に入ったものを食べるのでは味が違って感じるように、体験までデザインされたものを提供したかったのです。
せっかく箱を開ける瞬間のことまで想像してつくったので、DESIGN BASEメンバー全員でzoomをつなぎ、オンライン上で同時に箱を開ける「グッズ開封の儀」を行いました。みんなで感想を言い合ったり、デザインを担当してくれたメンバーに感謝を伝えたり、かなり盛り上がりました!
大人になってもプレゼントの箱を開けるときはわくわくするし、笑顔になるんだなあと思いましたし、グッズを用意した側も「つくったもので人を笑顔にする」というデザインの醍醐味を味わえて、とてもハッピーな会になりました!
今回、グッズと一緒にメッセージカードを添えました。メッセージカードがあることで、「もらって喜んで終わり」ではなく、このnoteで書いた「なぜグッズをつくったのか?」という目的をメンバーたちにも理解してもらいたかったからです。
とはいえ純粋に喜んでもらいたかったので、説教っぽい言い回しにならないように、メッセージの言葉選びも慎重に行い文章を考えました。
オリジナルグッズ制作で得られたポジティブな効果
日々、オンライン会議の画面上でオリジナルTシャツを着ているメンバーを見て「あ、今日Tシャツ着てますね!」「私も着てます!」なんて見せあったり、チームならではのコミュニケーションが生まれたりしています。また、メンバーが使っているグッズを見て、社内外から「これどこで買えるんですか?」「ほしいです!」など好意的なリアクションをもらえたり、オリジナルグッズの制作はメンバーにも組織にもポジティブな影響をもたらすことができたと感じています。
このオリジナルグッズの制作を第一歩として、わたしたちDESIGN BASEは、より働きやすく、より信頼され、より魅力的な組織になるように、日々活動を続けています。これからもDESIGN BASEの活動や、日々の業務での気付き等々をnoteで発信していきますので、ぜひ他のメンバーの投稿も見てみてください!
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