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DESIGN BASE MAGAZINE

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https://designbase.uzabase.com/ 「経済情報の力で、誰もがビジネスを楽しめる世界をつくる」株式会社ユーザベースのB2B SaaSに特化したデザイン組… もっと読む
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記事一覧

受験から逃げ出して、僕はデザイナーになった。

はじめに背伸びした高校受験の結果、運良く?県内有数の進学校(男子校)に合格。当然、成績は低空飛行。僕の高校生活の大半は、中国語遊戯と文化祭実行委員で埋まっていた。ちなみに、映画『ウォーターボーイズ』の原案となった高校である。父親が半導体エンジニアだったので、「なんとなく」理数系コースを選んでいたところから、僕のデザイナー人生の幕は上がる。 高校2年生終盤の数学の授業の時、それは突然訪れた。数学の先生が黒板に問題を書く。低空飛行の僕は、さっぱり分からない。先生が爆睡中のT君を

組織のビジョン、どう浸透・定着させる? #1

わたしの所属する、Uzabase SaaS Design Division "DESIGN BASE"はビジョンに「DESIGN FORWARD」という言葉を掲げています。 「デザインで前進していく」「デザインが世界を進めていく」といった意味を持っていて、わたしたちは日々それを意識の中におきながら業務に向かっており、とても大切にしている言葉です。 DESIGN BASEのサイトにも、ビジョンとその副文を掲載していて、どういった思いでつくられた言葉なのかも記載されています。

展示会のノベルティ体験をデザインする

私がBXデザインを担当している営業DXソリューション「FORCAS」では年に数回ほど、展示会に出展しているのですが、期間中にブースに訪れていただいた方へお渡しする「ノベルティ」 を用意しています。 その際にFORCASというブランドとして、ノベルティを通してどういう体験を来場者に届けたいのか、という観点を大切にデザインしています。 今回のnoteでは、私が展示会のノベルティをデザインする際に意識していることをご紹介できればと思います。展示会に限らずノベルティをつくる機会の

フィルターコンポーネントの使い分けを定義したお話し

こんにちは! Uzabase SaaS Design Division所属、SPEEDAのUIデザインを担当している進藤です。 突然ですが、SPEEDAには業界・企業・特許などたくさんのデータが格納されており、それらを利用して調査や分析を行うためにプロダクトのいたることろにフィルター機能が存在します。 ユーザーに提供しているコア機能の一つですが、使用するコンポーネントがきちんと定義されておらず、デザインする際、毎回選定に苦労していました。 そのため、よ〜〜〜く見てみると同じ

DESIGN BASE プロダクトデザイナー座談会

今回はユーザベースのデザイン組織 ”DESIGN BASE”のプロダクトに関わるデザイナーに集まってもらい開催した座談会の様子をお伝えします!SPEEDA、FORCAS、INITIALそれぞれのUIデザイナーとデザインエンジニアのみなさんに、仕事のことデザインのことなどいろいろ話してもらいました! 今回参加してくれたメンバーはこちら! ーみなさんの経歴を簡単に教えてください!ひろた 入社前の職種経験だと、カスタマーサポート、パソコン教室の先生、外資の出版社でセールス、日本

INITIALらしい「プロダクト原則」を作った話

こんにちは。ユーザベースのプロダクトデザイナーの廣田(@nacchin777)です。ユーザベースのSaaS事業のひとつ「INITIAL(イニシャル)」を担当しています。 私たちのデザイン組織は、今年から本格的に新しい体制に入り、これまでちょっと遠かったコーポレートブランディングが身近になったり、デザインエンジニアチームが発足したり、ワクワク・ドキドキの年明けでした。 そうそう、私が担当するINITIALデザインチームにも、昨年、素敵な新しい仲間が増えました。長らくおひとり

社会人になってからデザインをはじめて、1年でユーザベースに入社するまで

こんにちは ユーザベースのINITIALという事業でUIデザインを担当しているきのこです。 デザインの学び始めから、就職までの1年間を書きます。 これからデザイナーを目指す人の参考になれば幸いです。 まずは経歴自分のやりたいことをたくさん模索し、デザイナーに行きつきました。 デザイナーを目指した理由 フロントエンドエンジニアで、デザインも担当することがあり、デザインって才能ではなく、然るべきコツやルールがあるんだなぁと思ったのがきっかけで、デザイナーを目指しました。

【後編】DESIGN BASE BXデザイナー座談会

前編に引き続き、ユーザベースSaaS Design Division ”DESIGN BASE”のBXデザイナーに集まってもらい開催した座談会の様子をお伝えします! まだまだあまり知られていない「BXデザイナー」という職種。ユーザベースのBXデザイナーはなにを考え、どんなことをしているのか?カジュアルに、たまに真面目に語っていただきました! 参加してくれたBXデザイナーはこちら! ー社内メンバーのブランディングへの意識が高いというお話がありましたが、デザイナー以外の人た

【前編】DESIGN BASE BXデザイナー座談会

今回はユーザベースSaaS Design Division ”DESIGN BASE”のBXデザイナーに集まってもらい開催した座談会の様子をお伝えします!まだまだあまり知られていない「BXデザイナー」という職種。ユーザベースのBXデザイナーはなにを考え、どんなことをしているのか?カジュアルに、たまに真面目に語っていただきました! 参加してくれたBXデザイナーはこちら! ーみなさんの経歴を簡単に教えてください!ゆうき: 大学卒業後に銀行に就職し、1年ほどで退職してデザインの

面接でよくある質問にお答えします!

私たちDESIGN BASEは一緒に事業を前進させていく仲間を募集しています。 ありがたいことに、ユーザベースやDESIGN BASEに興味を持って応募いただく機会もかなり増え、カジュアル面談や面接で私たちのことをお話しする機会も増えてきました。 そこで今回は、この場を借りてカジュアル面談や面接の場でよく聞かれる質問にお答えしていきたいと思います。 事業会社のデザイナーは外から見えにくい存在なので、少しでもみなさんの疑問にお答えし、私たちを知っていただけたら幸いです!

面接で何を聞いたらよいのか考えた話

こんにちは。株式会社ユーザベースでFORCASのデザインエンジニアをしています大久保です。 DESIGN BASEでは仲間を募集しています! 今回は一緒に働きたい仲間のイメージの言語化と、それに即した面接の質問を考えた話を書こうと思います。 そもそも、何を、なぜつくるんだったっけ嬉しいことにDESIGN BASEもメンバーが増えてきましたが、採用に関わるメンバーは固定化しています。その属人性を解体し、他のメンバーが採用に挑戦しやすい環境をつくること。それを目的としてまずは

SaaSプロダクトのデザインで学んだこと vol.1 〜ユースケースについて〜

はじめにSaaSのデザインを経験して3年になりますが、未だに学ぶことが多くその奥深い世界に戸惑ったりワクワクしたりを日々繰り返しています。 今年はありがたいことにグッドデザイン賞を頂くことができました。 初めてのSaaS・初めてのドメイン領域ということで色々と手探りでしたが、日々のデザインを通して自分的に押さえておきたい観点も幾つか見えてきました。 今回はその中から「ユースケースを考えることは奥が深いしめっちゃ大事なんじゃないか?」ということについて書いてみたいと思いま

あとがき:SaaS Design Conference 2022

あらためまして『SaaS Design Conference 2022』にご参加、ご登壇、ご協賛をいただき、ありがとうございました。また、運営スタッフに関わってくれたUzabaseグループのメンバーも本当に助かりました。 本noteでは「あとがき」として、カンファレンスの責任者である平野の視点から、お話できればと考えています。まず、数字上の結果です。 🎊 カンファレンスの結果最終申込者数は、ユーザベース関係者を抜くと1021人。目標にしていた1000名も達成できました。リ

本質と伝達を横断するBX

SPEEDAのBXデザイナーの南澤裕文(みなみさわひろふみ)と申します。 ここ最近よく目や耳にするようになったBX(Brand Experience)ですが、みなさんはいつ頃からこの言葉を意識するようになったでしょうか。 今回の記事は、自分がBXを意識するきっかけとなった経験について簡単にお話しできればと思います。 伝達することの大切さに気づいた大学時代 もともと私は大学で工業意匠を学んでいました。当時の自分は、コンセプトを考えて形に落とし込むことに注力しており、制作し