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「リーダーシップの旅」カンサイ”経営学”サイコウvol.2

 このブログでは、“経営学”をメインテーマに学問としての成り立ちから理論やその理論が成立した背景、理論の進化進展などをカンサイ弁も使いながらわかりやすくお伝えできればと考えております。第二回も大島が経営学部生時代の論文から、あっ前回タイトル入れてなかったです「The Endless  Challenge  to 甲子園BOWL KOBE UNIV. RAVEN・・・スポーツ集団・組織の行動研究・・・」「おわりに」から

まあタイトルも粋ってましたね(笑)

 1月9日(1993年)IVY BOWLが終り、今シーズンのアメリカンフットボール全日程が終わった。そしてそれと同時に私の甲子園にかけた学生フットボール、勝利だけを追い求めたスポーツ人生に終りを告げることになった。結局、今シーズン我々の甲子園BOWL出場という目標を遂げそして学生日本一に輝いたのは、京都大学ギャングスターズである。10月10日我らRAVENSに破れたものの、立命館に終了間際の逆転で下し、同志社、関学をも蹴散らせて関西を制覇した。昨年のチームから多くの卒業生を出し一人一人を見れば決して能力が高いわけではない。対戦して勝利しているだけに『なぜ』という気持ちが強い、けれど彼等は優勝し、我々が目標を達することができなかったのは事実である。彼等は目標に対して成功を収めたのであり、我々は京大戦には成功を収めたが、目標に対しては失敗したのである。4回生のチーム運営、目標に向かわせるリーダーシップという点で京都大学に敗れたのである。今、我々は、優勝できなかった、失敗だったと言うことを認識しなければならない。しかし今後の人生はスポーツばかりやっているわけではなく人生においてこの敗北、失敗に終ったと言うことがすべてではない、必ずや甲子園にかけた行動、リーダーシップをとうして得た経験が生きてくるときがある、いや生かしていかなければならないのである。  会社に勤める動機は、お金、生活といった外発的動機が強い、会社の目標は成員には、はっきりしていなくまた実感しにくいため、個人目標と会社の目標とが掛け離れそれが、社会人の会社に対する低い凝集性をもたらすというようなスポーツ集団と社会人には明らかな違いがある。しかし人間が、意思を持っての集まり何かに対して働きかけをなす、目標に対して行動をとる組織という根本は同じであり、特にスポーツ組織、会社組織の中の人間の心理という点では、相違はないはずである。であるからこの卒論におけるスポーツ行動科学からいかに会社、社会で実用できるリーダーシップ、組織行動を考察し、発展させていく必要があるのである。(卒業論文より)

 多くが留年しコーチをしてくれた大学アメフト同期からはかなりお叱り受けたのですが、当時の家族、特に大学4年になるまで好き放題させてくれた父親からの一言もあり4年で卒業、そして今社会人となって早27年、実用できるリーダーシップを発揮できているのか甚だ???ですが恩師金井壽宏教授(元神戸大教授、現立命館大学食マネジメント学部教授)と野田智義氏との共著「リーダーシップの旅」から

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 小学生にもわかるリーダーシップを定義する時には、「なんらかの絵を描き、それを面白いと思った人が喜んでついてくるようになったら、そこにリーダーシップが存在する」                       リーダーシップは、本を読んで修得するものでも、誰から教わるものではない。それは私たち一人一人が、自分の生き方の中で発見するものだ。リーダーシップは誰の前にも広がっている。(「リーダーシップの旅」引用)

まだまだ日々精進が必要です。


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