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鉄火巻きの「鉄火」の由来は賭博場?



鉄火巻きは、日本の寿司の一種で、特にマグロの赤身を使った巻き寿司です。

実は、その名前には興味深い由来があります。

「鉄火」の本来の意味:
「鉄火」という言葉は、本来は高温で熱した鉄が赤くなっている状態や、熱した鉄を槌で打ったときに出る火花を指します。つまり、食べ物とは全く関係のない意味を持つ日本語なのです。

この「鉄火」の付く料理名の元祖は、海鮮ではなく「鉄火味噌」と呼ばれる味噌料理でした。江戸時代に作られた鉄火味噌は、赤味噌に根菜系の野菜や大豆を加え、砂糖や唐辛子などの調味料で混ぜ込んだ料理で、赤くて辛いことから「鉄火」と呼ばれたとされています。

鉄火巻きの語源や由来:
①赤くて辛かったから
鉄火味噌の赤味噌と唐辛子を使うことから、マグロの赤身とワサビを入れた鉄火巻きが赤くて辛いことが語源とされています。

②賭博場で食べられていたから
賭博場は火花を散らせて熱くなる場所で、「鉄火場」とも呼ばれていました。賭博に熱中する博徒たちは、手軽に食べられる巻き寿司を好んで食べていたことから、最初はかんぴょう巻きを食べていましたが、マグロを巻いて食べるようになったため「鉄火巻き」と呼ばれるようになりました。

現在の鉄火巻きは、マグロの赤身を酢飯と海苔で巻いた美味しい一品です。
また、長崎県ではマグロの需要が少ないため、白身の魚を芯にした白い鉄火巻も存在するそうです!

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