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経験ゼロからフェス「岩壁音楽祭」を立ち上げるまで

5月に立ち上げたフェス「岩壁音楽祭」について、予算や失敗も含めリアルな内情を連載していきます。
フェスはおろか、野外イベントも開催したことのない素人たちが田舎の採石場跡で初開催。手作りな部分が満載ですが、「フェスをどうやって作ったのか」を公開して、"オープンソースなフェス"として継続していきます。

「岩壁音楽祭」とは

山形県高畠町。
山形駅から車で1時間の片田舎に、突如こんな場所が出現する。

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「え、リアルマインクラフトじゃん」

山形に移住して2年くらい経ったころ、友達に紹介されて初めてこの場所に行きました。高さ50mの岩壁に囲まれた採石場跡。「ここでフェスをやったら最高すぎないか…」そう考えずにはいられない絶好のロケーションが田んぼの真ん中にたたずんでいました。
そこで沸き上がった興奮を原動力に突き進み、2019年5月25日「岩壁音楽祭」という音楽フェスを立ち上げました。

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KID FRSINO, Licaxxx, Seihoなど 有名フェスにも名を連ねるアーティストたちが山形県、しかも山形市とかライブハウスとかではなく、大自然の採石場跡に集結するというカオス。

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言ってしまえば辺鄙な場所なのですが、約500人が来場。東京からも200人を超える集客があり、ピークタイムはライブエリアの入場規制をかけるほどでした。

夜は岩壁にプロジェクションマッピングをあてて演出。

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洞窟はそのままダンスフロアとして、オープンからクローズまでノンストップでDJたちがプレイ。

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緑の生い茂るエリアにはシーシャやタイ式マッサージなどのリラクゼーションがあり、ユートピア的情景に。

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告知は音楽ナタリーなど種々のメディアに掲載され、当日朝は山形新聞にも大きく取り上げてもらいました。地元テレビ局からも取材が入り、今後30分の番組になるそうです。

当日の様子はこちらのAfter Movieが一番わかりやすいかと。
1分くらいにまとめてます。


なぜ内情を公開するのか

とまあサクサク説明しましたが、実情は目も当てられないレベルでバタついてました。東京の友人とロケーションを見てぶち上がったのがきっかけなのですが、2人ともフェス運営の知識はゼロ。開催できたのは奇跡だったんじゃないかというくらい、不安要素てんこ盛りの日々でした。

・開催決意から当日までの準備期間はたった半年
・秘境すぎてアクセスないし、駐車場・楽屋も作らなきゃ...
・秘境すぎて会場図面が存在しないから自分らで測量しないと始まらない
・あれ?秘境すぎて電源ないからめっちゃ発電機いるじゃん

絶望的に無謀な挑戦だったわけなのですが(幸い、絶望的に無謀だということすらも理解できておらず)、それでも何とか開催できたのはフェスの知見・経験をもったプロの協力があったからでした。
そうでなければ仲間内で"岩壁パーティー"を開催して山形県名物・芋煮を食べて解散、みたいなこじんまりBBQ的営みになっていたはず。
「岩壁に囲まれた採石場跡でフェスをやる」という面白さに採算度外視で乗ってくれたプロたち。感謝しきれないです。

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なので自分たちも「やったこと」「そこから得た知見・反省」などをできる範囲で公開していこうと思います。

・フェスの裏側ってどうなってんの
・フェスとか屋外イベントとかどうやるんだろ
・そもそも手作りでフェスができるのか

などが気になる人に向けてスーパーリアルな内情をそのまま書けたらなと。

上のような内容で迷ってた人の参考になって役に立てばいいし、逆に「もっとこうしたほうがいい」とかアドバイスがもらえたら嬉しいです。
こんな風に、岩壁音楽祭はオープンソースなフェスを志向します

ざっくり概要

とはいえやったことが膨大なので、ここで大雑把にまとめて項目ごとに記事を立てて今後詳述していければなと。

・スケジュール感

2018年10月:開催を決意。
2018年11月:キービジュアルを作成。アーティストのブッキングを検討。
2018年12月:会場管理者と連絡。山形・東京メンバー顔合わせ温泉旅。
2019年1月:ステートメント作成、コンセプトが固まる。
2019年2月:アーティスト出演交渉。警察消防あいさつ。開催発表。
2019年3月:プレイベント開催 (東京・仙台・山形)。
2019年4月:町役場と諸々の調整が佳境に。
2019年5月:会場整備。近隣の方々への最終挨拶。
2019年5月25日:開催

呑気すぎて笑ってしまいますが何とかなりました。

・チケット・集客人数
チケットは定価で6500円。
集客は約500人でした。東京からと地元 山形からで半々くらい。

・予算 / 収支
予算総額は約500万円くらいで、収支はマイナス300万円くらい
大赤字です。言い出しっぺの2人で負担しました。
もともとそのつもりだったのですがお金のかかる趣味みたくなってしまい…

次回以降はブラッシュアップして採算を合わせていきます。
今後も続けていくためにも、赤字を出し続けていたら継続できないので。

出演も快諾してくれたtomadさんは運営目線でもたくさんアドバイスをくれました...
詳細に反省するためにも記事公開を通してまとめていきます。

※収支については本来収支額ですべて記載していきます。というのも知り合いにサービスしてもらった部分もあるのですが、その辺はご好意だったので明記すべきじゃないと判断したのと、再現性の面で他の方の参考にもならないので。

今後の公開予定

まずは「きっかけ編」として、

・そもそもなんで「岩壁音楽祭」というフェスをやるのか
・どうやって初期チームを立ち上げたか

みたいな部分を公開していけたらと思います。

ちなみに、岩壁音楽祭は来年も2020年6月6日(土)-6月7日(日)開催予定。
会場は前回と同じ山形県高畠町の「瓜割石庭公園」です。
情報はSNSでも随時発信予定ですのでこちらも是非に!


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「岩壁音楽祭」というフェスをやっています。東京と山形を行ったり来たり。
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