映画鑑賞記録 - 2021年2月編

寒い。雪が多い。そんな2月。イオンシネマでは1日見放題が再び始まり邦画の名作が生まれる素晴らしい1ヶ月ですね。今月もスタート。

ヤクザと家族 The Family(2021)

素晴らしい!
綾野剛と舘ひろしがメインのヤクザ映画、ってだけで眼福なんですけど演出から音楽から脚本から素晴らしいです。見事な社会派ドラマ。暴対法によってまるで人権がないように扱われるようになったヤクザのお話が結構メイン。なかなか考えさせられます。

あとミレニアムパレードの主題歌も素晴らしいですね。エンドロールまでしっかり映画の一部にさせてくれる一曲でした。迫力のある映画ですのでぜひ劇場で。

花束みたいな恋をした(2021)

きました。予想外の大ヒット、恋愛映画を一度も見たことない私がとにかく大絶賛してしまう大名作です。ここに書くことはもうありません。見てください。

あ、ちなみに上記2作は僕のラジオ番組でも取り上げてます。詳しくはこちらまで笑

また、花束は2回観た上での感想回もあるのでこちらもぜひ。

約束のネバーランド(2020)

まあ・・・・怖いもの見たさで見に行ったんですけど、思ったより面白かったですね。とにかくママ役の北川景子が100億点満点。素晴らしい!原作の域を超えた役への入り込みです。

でもねえ・・・・まず浜辺美波をエマ役にしてる時点でダメなんですよね。浜辺美波自体はすごいよくて、演技も頑張ってるんですけど、そもそもキャスティングが間違ってるんで可哀想です。なのにレイ役だけが少し幼くて年相応なんですよ。明らかにアンバランス。そして滑舌が悪い。勘弁してくれ。

映画 えんとつ町のプペル(2020)

悪い意味で話題、しかし観ないで批判は良くない。ってことで観たんですけども。

うーん、正直あまり面白くはなかったですね。まだ絵本の方が良いです。キャストは良いし、作画のクオリティも素晴らしいんですけども・・・音楽の使い方がなんかダサいし、とにかく脚本・セリフがダメ。説明的すぎ、説教くさい、盲目的、なんか辻褄合わない、などなどとにかく退屈になる部分が随所にあって残念。観ても損はしない・・・かもしれないけど自分は好きではない映画でした。うん。

街の灯(1931)

いや急にクラシック映画!って感じですね。レポートの題材として選んだんですけど、観た結果なんか違うなとなったので、同じチャップリンの『モダン・タイムス』にしました。

それはさておき、太田上田というくりぃむ上田と爆笑問題大田のバラエティ意があるんですけど、そこで太田さんが好きな作品として挙げていたので気になっていたんですよね。確かにいい映画でしたしチャップリン感がとにかく濃密。個人的には退屈に思ってしまう部分もありつつまあ90年前の映画だし・・・しょうがないすね。

CUBE(1997)

どうやら今年の秋に菅田将暉主演で日本版が公開されるとのこと。ずっと観なきゃとは思ってたのでこの際にと思って鑑賞。やはりワンシチュエーションもののムーブメントを作っただけあって面白い。というか完全に発想の勝利って感じがして良いですね。

シナリオ自体も面白いし、人間のダメなところが現れてるのが良いですね。日本版、どうなっちゃうんだろ。

バクマン。(2015)

久しぶりに原作を読んだので流れで鑑賞。そもそも連載当初からほんとうに大好きな作品でして、初めて自分のお金で買った漫画がバクマンでした。それくらい大好き。

肝心の出来とは正直かなり良いと思ってます。確かに原作ファンからすると突っ込みたくなるところはかなりあります。連載作家になってあれこれ葛藤する話がほぼ無いですからね。そういう意味では原作の良さがほぼ活かされてないんですけど、映画版独自の価値がちゃんと生まれている作品。キャスティングはいいし、お話のアレンジもうまいし、なんといってもサカナクションが手掛ける音楽。マジでかっこよすぎ。

でも亜豆がずっと待ってくれないのだけはマジで許さんからな。

詳しくはポッドキャストにて!

ミスミソウ(2017)

でました!ご存じ血まみれスプラッター映画。ちなみに原作読んでます。

いやーね、なんといっても山田杏奈ですよ。血まみれの山田杏奈、赤と白のコントラスト。これだけで百点満点!!!!確かに脚本や展開のツッコミどころは多く、「なんで中学生がこんなに人殺せるの?」「警察何してんの?」「そんなにナイフで切れ味出ないだろ!」とか言いたくなるんですが・・・まあまあ、これはフィクションですよ?細かいこと気にせず楽しみましょう。とにかく山田杏奈、最高!

ビリギャル(2015)

大ヒット中、花束みたいな恋をしたの流れで鑑賞ですね。主演:有村架純と監督:土井裕秦ですね。

正直ギャルが頑張って慶応に受かる、と言う流れはどう頑張っても変えられないプロットなので、どう映画的に脚色していくか・・・という部分が大事なんですけど思ったより良かったですね。どうしても素直になれないお父さんとお母さんの関係性が何か好きじゃなかったのでそこが残念。あとは結構好きでした!金髪ギャルの有村架純、最強です。

永い言い訳(2016)

西川美和監督作品。こういう静かなヒューマンドラマってあまり観ないんですけど、いかにも邦画!って感じで好きになったら癖になる感じありますね。

とにかく「人間」「社会」の描き方が素晴らしくて・・・あとはなんといっても竹原ピストル。なんて素敵な俳優さんなんでしょうか。いい歌も歌うのにいい演技もとは・・・最強。

すばらしき世界(2021)

西川監督の最新作ですね。永い言い訳同様、この社会はどんな社会なのか、この世界は生きるに値する「すばらしき世界」なのか・・・皮肉も交えつつ真に迫るメッセージを感じますね。とにかく役所広司が素晴らしすぎて。

詳しくはポッドキャストにて。

樹海村(2021)

いや・・・・うん。擁護できないです。まじでつまらなかった。基本的に昨今のJホラーは結構好きですし、前作の『犬鳴村』もかなり良かったんですよね。ただ今作に関してはいくら怖くてもダークファンタジーになっててもまず「お話が面白くない。」これに尽きるんです。すべてが中途半端。本当に面白いと思うことができませんでした。

詳しくはポッドキャストにて。

哀愁しんでれら(2021)

樹海村の数倍怖いです。(笑)

とにかく脚本が上手いですし、主演の土屋太鳳・田中圭さんそしてCOCOさんが素晴らしいですね。本当に恐ろしかった・・・かなり前情報は少ない映画ではあるのですが、なんなら予告すら観て欲しくない。まずは観て欲しい一本でした!いやー怖かった。最恐ジェットコースタームービーです。

詳しくはポッドキャストにて!

キャビン(2011)

ソー(クリス・ヘムズワース)が主演のホラー映画なんだ・・・っていう前情報で鑑賞。正直あんまり面白くない、というか「え?ナニコレそういう話?」と面喰らう映画なのでかなり人を選びそう。個人的には可もなく不可もなくって感じ。

しかし様々なホラー映画に対するオマージュがふんだんに盛り込まれていて、妖怪大戦争のインパクトが笑っちゃうくらいだったのでそこがとても好きでした。

君が世界のはじまり(2020)

こういう青春映画って評価難しくないすか?

物語のトーンはすごく好きだし、キャストの何とも言えない青さというか雰囲気がとてもよかった。こういう田舎や都市郊外で若者が抱える何とも言えない鬱屈とした感情・・・自分は感じたこと無いですが確かに分かるような気もするし、その表現としての主人公たちの描写は結構引き込まれました。松本穂香いいですね~。ことこ役の中田青渚良いですね~ミスミソウで盛大なヤラレ役してたのを観ていましたが良い女優さんだなと思いました!

ただ気になることが2点。松本穂香以外の主人公たちのバックボーン暗くね?というか、そんなみんな境遇暗いかね!っていう。まあフィクションですから良いですが。あとブルーハーツを引用するのお洒落だし良いと思うんですけど令和の高校生にぶつけるにはいささか無理があるんじゃないのかな・・・とは思っちゃいました。今の高校生ブルーハーツで心動くんかな・・・というかブルーハーツを聞くんかな・・・・・


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?