富山孝治

株式会社システムフォレスト代表取締役。福岡、熊本を中心に九州全域でクラウド及びIoTイ…

富山孝治

株式会社システムフォレスト代表取締役。福岡、熊本を中心に九州全域でクラウド及びIoTインテグレータとして活動中 http://systemforest.com 一方で、一般社団法人ドットリバー代表理事として地方創生も手掛けています。http://osoto.work

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最近の記事

まずは「興味人口」の拡大を目指そう

総務省は、都市部からの段階的な移住・交流を支援するために、ライフステージに応じた多様な交流の入り口を用意し、移住希望者が移住に向けた階段を一歩一歩登ることができるような施策の充実を提言しています。この概念では、地域や地域住民との多様な関わりを持つ「関係人口」を地域づくりに貢献する存在として認識し、必ずしも「移住」の形でなくても、国民一人一人が積極的に関心を持ち、想いを寄せる「ふるさと」に対する感情や貢献を積極的に受け止める新たな仕組みの検討が必要です。 総務省が提示する地域へ

    • セミナー終了後のヒアリングポイント

      今日はセミナーのお話し。 セミナーは営業目的で自社で開催することも多いと思います。セミナー後にお客様を訪問し、感想を伺う機会があるかと思いますが、その際に注意すべきポイントがあります。 よくある質問「参加してどうでしたか?」は避けましょう。 この問いかけでは、お客様からネガティブな反応を引き出してしまうことがあります。例えば、「受付が混雑して待たされた」や「隣の人がうるさかった」といった内容に関係ないコメントを受けることが多いです。このような質問は、本来のヒアリングの目的

      • 2024年、今年もよろしくお願いします。

        2024年、今年もよろしくお願いします。 (昨年年末に父を亡くしたため、今年は年始のご挨拶は控えさせていただきます) 父が亡くなったこともあり、年末年始のペースが著しく変わりました。いつもなら酒を酌み交わす相手が居なくなる、いつも座っている場所に父が居ないだけでもこんなに雰囲気が変わるものかと思いました。 また年始には能登地震が発生。多くの方が亡くなられました。心よりご冥福をお祈りします。地形的なものや天候なども重なり、復旧にはとても時間がかかりそうです。過去、熊本地震や

        • どうする家康

          NHKの大河ドラマ「どうする家康」もいよいよ佳境に入ってきました。 そういえば大河ドラマをきちんと全部視聴したのは、近年では「西郷どん」くらいでしょうか。これは個人的に好きだったから。「麒麟がくる」も1/3くらいで挫折、「鎌倉殿の13人」も1/5くらいで離脱してしまいました。意外と日曜日の20時ってTV見れてないんですよね。 「どうする家康」を見ている理由としては、単純に今年は家康の研究をしたかったから。関ヶ原の戦い、大阪冬・夏の陣を経て、1603年に征夷大将軍に就任し、

        まずは「興味人口」の拡大を目指そう

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        • 地方創生
          1本
        • 経営で感じること
          6本
        • 気づき
          9本
        • 会社のこと
          2本
        • 会社の履歴書
          3本

        記事

          私の青春に寄り添ったKANさん

          KANさんの突然の訃報に、言葉を失っています。61歳というあまりにも早すぎる旅立ちに、とても残念でなりません。近年では、多くのアーティストによって彼の曲がカバーされたり、ライブでのコラボレーションを行ったりと、その存在感を強く発揮していました。彼の独自の音楽性やセンス(ユーモアも含めて)は、多くのアーティストからも尊敬されています。カレーライスやエキストラは名曲です。 私がKANさんの曲と出会ったのは大学時代、当時お付き合いしていた彼女の影響でした。1990年にリリースされ

          私の青春に寄り添ったKANさん

          原点に戻って考えてみる

          皆さんは、目標にする経営者は?と問われて答えることができますか? 残念ながら私にはいません。まだいないという表現が正しいかもしれません。 もちろん尊敬する経営者はいます。 京セラの稲盛さん、ユニクロの柳井さん、豊田章夫さん、本田宗一郎さん、船井幸雄さん、永守重信さん、藤田晋さん・・などなど 自分を成長させるには、目標にする経営者を徹底的に研究することが大切ということを聞き、とりあえず、松下電器(現パナソニック)創業者の松下幸之助さんの研究を最近始めました。特に理由があった

          原点に戻って考えてみる

          変わり続けることを約束する

          年末に福岡の「変なホテル」に宿泊しました。 ご存じの方も多いと思いますが、ロボットがフロントで出迎える無人受付ホテルです。ただ、私との相性が良くなくて、いつも裏手からホテルの従業員の方が対応してくれます笑 https://www.hennnahotel.com/hakata/ 何度も宿泊はしていたのですが、ふと部屋のテレビを点けた時にホテルのキーコンセプトを見かけました。 これまで全く気がつかなったのですが、この変なホテルのコンセプトは、 「変わり続けることを約束するホテ

          変わり続けることを約束する

          2020年12月、本社移転しました。

          当社は2020年12月15日をもって、10年以上親しんだオフィスを離れて、本社を移転いたしました。新しいオフィスは、熊本県人吉市相良町にある「まち・ひと・しごと総合交流館くまりば」です。館内にある2Fのサテライトオフィスの一画に移転させていただきました。 なぜ、くまりばに移転したのか? 2018年11月22日に、熊本県人吉市と包括連携協定を締結いたしました。 具体的な内容は以下の通りです。 2004年2月人吉市で創業して以来、正直、地元に貢献できていたかというとそうでは

          2020年12月、本社移転しました。

          ノートの効用

          1年ぶりの投稿になります笑。 1年前にアナログの良さをお伝えしました。デジタルの世界に身を置いているのですが、やはりアナログの良さは「思考」にあると思います。文房具などにこだわり、まずは書いてみることをお勧めします。 私のノートですが、とりあえずいろんな種類があります。A型の几帳面な性格が災いして、背表紙なんか作ってますが、普通の大学ノートです。 ○会議ノート 文字通り議事録用(特徴は1ページを半分に折って使います。左に記載して右には決めたことや課題などを記載します)

          ノートの効用

          考えるチカラ

          デジタル化が進んでいますが皆さんはどのようにメモを取られていますか? 手帳やノート?パソコン? 私はノートにメモを取るようにしています。 デジタルの仕事に携わっていますがアナログです。めっちゃボールペンのインクが無くなるのでリフィルの買い置きは必須です。さらには要点を赤ペンでチェックし、必要に応じてデジタルメモ(あとで加工が必要なものや検索するもの)に転記しています。 アナログメモの良さは「思考すること」だと思います。 パソコンのタイピングは便利な反面、ロボットのよう

          考えるチカラ

          かたりつづける物語

          わが町、熊本県人吉市にある国宝青井阿蘇神社は、平安時代初期の大同元年(806年)9月9日に創建された神社で、その鎮座日(明治末年からは新暦10月9日)を奉祝し、その日を中心に古来より毎年続けられた例大祭は通称「おくんち祭」と呼ばれ親しまれてきました。2008年には国宝に指定。九州内の神社では大分県宇佐八幡宮本殿に次いで2件目となります。 令和2年7月豪雨の甚大な被害から1年。まだまだ復旧は道半ばであり、禊橋もまだ無残な姿を残している状況ですが、復旧に思いを馳せ、久しぶりに国

          かたりつづける物語

          変化を実感する

          日経主催の地方創生フォーラムで和歌山県すさみ町の町長が登壇されていました。人口減や高齢化が著しい町に危機感を持ちながらも、昭和30年〜昭和40年代にかけてが一番楽しかったと仰っていました。それは目に見えて町が変わっていくのを実感できたからだと。 映画「ALWAYS 三丁目夕日」の世界ではないですが、道路ができたり建物が立ったりと、高度成長期の時期は成長に対しての実感があったのでしょう。映画で流れる「豊かではなかったけれど、明日への夢があった」というメッセージが心に響きます。

          変化を実感する

          復興のあしおと

          本日、昨年の7月豪雨で被災した事業者が出店する「人吉復興コンテナマルシェ」がオープンしました。コンテナを活用した仮設商店ではありますが、地域に飲食店の灯りが灯り始めることは復興を実感するうえでもとても嬉しいことです。(人吉市九日町旧イスミさん裏手) 6事業者が出店されていましたが、初日からたくさんのお客さんが来たためか売り切れも続出していたようです。風は冷たかったものの、緑の人工芝とスノーピークのチェアが映えていました。 中心商店街の裏通りにあるこの場所は以前は利用されて

          復興のあしおと

          いつの時代も生きにくい

          こんにちは、富山です。 コロナ禍で全国では感染者が急増、熊本では水害の復旧も大幅に遅れており、生活不安や今後のまちづくりに対するビジョンも定まらない状況です。先行きの不安からか人同士のトラブルも以前に増して増えている気がします。他人の誹謗中傷にふれる機会も増えてきてなんだかやるせないですね。 「智に働けば角が立つ。情に掉させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。」 明治の文豪、夏目漱石が書いた『草枕』の有名な冒頭文です。解釈としては様々あるようです

          いつの時代も生きにくい

          災害時のこころのケアについて

          東京都福祉保健局の冊子によれば、被災者が日常生活を取り戻し、コミュニティが通常の機能を回復するには、一般に、以下のようなプロセスを辿ると言われています。ただし、被害状況や個人特性、地域の特殊性など、様々な要因が絡んでくるため、プロセスや回復にかかる時間は様々かと思います。 1.茫然自失期(災害直後) ・恐怖体験のため無感覚、感情の欠如、茫然自失の状態となります。 ・自分や家族・近隣の人々の命や財産を守るために、危険をかえりみず行動的となる人もいます。 2.ハネムーン期 ・

          災害時のこころのケアについて

          令和2年7月豪雨

          7/4早朝、前日からの豪雨により球磨川が氾濫、球磨川流域では甚大な被害が発生しました。人吉市では約5,000戸の家屋が浸水、多くの死者と行方不明者を出しました。その後、政府ではこの災害を「令和2年7月豪雨」と指定したようです。 私は前日から出張のため鹿児島市内に滞在しており、夜には知人から数件ほど人吉市は大丈夫か?と心配のメールをいただいたのですが、そこまで心配はしておらず、いつもと変わらない梅雨時期の河川を想像していました。 7/4早朝の電話で河川の氾濫を知り、現地から

          令和2年7月豪雨