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産業医からのにじいろ処方箋(#4 LGBTQ+のカミングアウトに向き合う-後編)

前回の記事ではカミングアウトに関連するデータをみつつ、カミングアウトを受け止め方についてお伝えしました。

今回は後編として、カミングアウトされた時にしないほうが良い対応について紹介しつつ、日頃から産業保健に携わる支援職がカミングアウトに立ち会うことを想定して準備しておくべきことについてお伝えします。

避けるべき対応

カミングアウトを受けた時には支援職も突然のことで動揺してしまうこともあります。しかし、せっかく自分自信がサポーティブな姿勢をもっていたとしても、意図せずに相手を不快にしてしまうような発言は避けたいものです。もちろん、受け止め方には個性があり、人によって感じることも異なるかとは思いますが、一般的によく言われている「言うべきではないこと」についていくつか紹介します。

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