翻訳家という尊い仕事
洋書を読むとき、内容と同じくらい重要なのが
「翻訳のされ方」
どれだけ内容が良くても翻訳が良くないと
頭に入ってこない。
では翻訳が良いというのは正しい日本語になっていれば
良いということなのだろうか。
10/19にこんな映画が公開される。
村上春樹さんの本を20年以上翻訳されている方のドキュメンタリー映画
この方は「完璧な翻訳」を目指すために、わざわざ日本に訪れ
村上作品の中に出てくる場所をめぐるそうだ。
その生の空気感を実際に体験することで
それを翻訳に落とし込んでいるそうだ。
きっとそんな翻訳はただ本を読んで感じるもの以上の
翻訳がなされるのだろう。
限りなく原作に近い形で。
原著で執筆された言語のまま読むのが
本当はいいのかもしれないが、言語能力的に限界もある。
だからこそこのような形で翻訳してくださる方がいると
作家も読者も幸せだ。
そんな文章の裏に込められた想いを表現するのは
決してAIの翻訳ではなすことのできない
人間だけができる尊い仕事ではないだろうか。
翻訳家も作家と同じ1人の表現者。
そんなことをこの映画感じられそうだ。
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