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君の膵臓をたべたい 住野よる

はじめて読みました 住野よる 作品。
読もうと思った経緯は
実写映画→アニメ映画と見て、かなりはまってしまったから。

題名が意味わかんないのと、ヒロインが死ぬっていう情報があったので、映画を見るのに時間がかかってましたが、これは本当におもしろい

いわゆる 恋空 に代表されるヒロイン死んでお涙ちょうだいものは苦手ジャンルなので、敬遠しているのだが、
これはそのジャンルには入らない

あらすじをざっと書くと
膵臓を患い、余命1年のヒロイン咲良はある日、クラスメイトの主人公 僕 に、自身がつけていた日記 共病文庫 を偶然見られ、病気を知られてしまう。
咲良は最後まで友達と日常を生きたいということで、家族以外には打ち明けてはいなかった。同じクラスではあったが、接点のなかった2人が、これをきっかけに関係を持ち、交流していく。
友達もおらず、本ばかり読んでいる僕は咲良との交流を通じ、次第に人と関わることの尊さを学んでいく。
というお話。

次第に互いが大切な存在になっていき、それがピークを迎えようとするところで、咲良が病気ではなく、事件に巻き込まれ突然亡くなってしまうというのは驚いたし、本当に悲しい。人生は本当に思い通りにいかない。

いまある人生は、偶然ではなく、自分で選択してきた積み重ねであるといった内容が心に響いた。
自分自身の人生にもっと責任を持たなければいけない。

実写、アニメ、文庫と見たが、
アニメ→文庫→実写の順でお気に入り。
アニメはとにかく絵が綺麗。そしてsumikaの春夏秋冬が最高すぎる。最後の歌でも泣かされた。
また、本にはない花火のシーンはとてもよかった。
ただ 僕 の陰キャ具合が弱くて、モテそうな感じだったのはちょっと違和感。
本はその陰キャ具合がよくでている。たぶん住野さんもこういう性格なんじゃないかと思ってる。
最後の共病文庫の中身も本がより詳しく書いてあって、ここもおすすめ。

アニメ映画の特典として、続編が配られたらしいのだが、メリカリで高騰しすぎてまだ読めていない。
はやく書籍化してほしい。
それまではもう少し住野さんの作品を読んでみることにする。

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