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はじめての台北 -まずは乗り物チェック-

LCCにウハウハ乗せられて軽率に海外へ出る楽しみにドップリ浸っていた2014年のワタシ。桃園空港から、おおよそ一般の観光客はしないであろう放浪コースを経て、ようやく台北に至ったのです。
 空港から桃園市街まで https://note.mu/ktnh/n/n1e69e59f6e89
 桃園市街徘徊編 https://note.mu/ktnh/n/ne60ad788cfdd
 台鉄初体験 https://note.mu/ktnh/n/n1fbd819c7eab

さて空港到着から色々と放浪・徘徊し、ようやく台北市内にやって来ました。と言っても特に予定などは組んでおらず、あまり遅くならないうちに台北駅近くのホテルにチェックインするのが唯一の「予定」。どこでどうしようかな…と七堵から乗った電車の中で地図などを見ながら、あ~そう言えば南港って、台北のニュータウンなんだっけ…と、ぶらり途中下車。

近代的ながら、少々殺風景なホーム。これが、台北への第一歩。
ホームを見れば、何か書いてあります…。

女性向けの、夜間安全区域みたいなものが設定されているようです。
女性専用車とかではなく、駅での待合時間の安全を確保しようというスタイルなんですね。日本とはまた違ったスタイル。

とりあえず駅を出ようとコンコースへ上がってみます。
出発案内や改札周辺の雰囲気は、本当に日本に似ていて全く違和感がありません。数少ない違和感は列車の遅延を示す「準點|晩*分」の表示。準點は日本の現代漢字で書くと準点、要は定刻通り運行中ということで、晩*分は遅れ*分ということ。これだけは、事前に覚えておくしかないですね…。

さて改札を出て、いったん地上に上がってみます。さて、どんな町なのか。

地上へ向かう途中に見かけたゴミ箱。ピクト表記が、これまた面白いですね。リサイクル側はフムフム(ポリ袋も回収対象なんだ…)という感じですが、一般ゴミが、魚の骨にリンゴの芯って…(苦笑)。やっぱり、台湾の人は、食べるのが好きなのかな…

さて地上に出てみました。さあ、これが台北だ!
って、あらま寂しい光景…。ニュータウンエリア、まさに「これから開発する」場所なのね。

わりと(というかカナリ寂しい)場所ですが、駅には立派な高層ビルが。これから、駅を中心に「あたらしい街」が、生まれるのでしょう。

これは、さすがに歩いても…ということで地下鉄に乗ってみることにしました。その前に、ちょっとバス停をチェック。

ふむ、なんかソウルでもよく見る雰囲気の、屋根付きバス停です。

台湾のバスの、路線情報掲示。台湾は系統番号が同じで区間運転便を設定したりするんですね。で、噂に聞いていた一段票(均一運賃)・二段票(途中から運賃が変わる)の表記が。そして運行時刻も、高頻度運転は運行間隔で・本数が少ない場合は発車時刻で案内というスタイルも、見て取れます。なるほろなるほろ。
(台湾のバスの運賃制度は均一運賃エリアがいくつも設定されていて、そのエリア内のみ走るのが一段票・2つのエリアを跨ぐのが2段票・以後エリアが増えるごとに3段・4段となり、エリアを跨ぐごとに均一運賃額が上乗せされるシステムです)

バスのシステムも分かったので、さあ地下鉄に乗りましょう。

台北の地下鉄(捷運)の券売機は、こんな感じ。機械のサイズは大きくて圧倒されかけますが、きっぷの買い方は日本と同じで、路線図形式の運賃表で目的駅までの運賃を確認し、タッチパネルの当該金額表示をタップすれば、購入できます。

出てくるきっぷは、トークンと呼ばれる専用コイン。ICチップが内臓されており、きっぷの情報が登録されています。これで乗車時は改札機のICカードリーダーにタッチし、降車時は改札機のトークン回収口に投入します。

海外ではよく見かける方式で、中国の大陸諸都市や韓国の地方都市でも採用されているシステムですが、日本人には馴染みのないスタイル。とはいえ電子マネーカード悠遊卡を持っていれば、そのまま普通に乗降できますので、あまり心配はありません。

地下鉄のホームは特に日本と変わるところはなく、列車が右側通行(日本とは逆)ということだけが大きな違いでしょうか。

さて電車が来ました。おお~、なんか海外の地下鉄っぽいですね~。扉は外吊りだし、座席はプラスチックのベンチだし…。

日本の雰囲気と海外のシステムが混ざった不思議な地下鉄で、いざ、台北の「まちなか」へ!

(つづく)

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