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夜型人間が「ゆる朝活」に挑戦してみた

小学生の頃までは、どちらかというと朝型だったと思う。

休日は5時台に起きて飼い犬の散歩に行ったり、自分でココアを淹れて飲みながら宿題をしたりする、今の自分にはまぶしくて直視できないくらい、模範的な生活を送る子どもだった記憶がある。

中学生になって、深夜帯のテレビ番組のおもしろさや、昼夜を問わず興味深い情報にあふれているインターネットの便利さを知ってから、夜更かしを覚えた。


それから十数年後の今、わたしは筋金入りの夜型人間である。

ひどいときは、四度寝くらいしたあと、活動をはじめるのは14時過ぎなんてこともあった。
寝ること自体は無駄じゃないにせよ、せっかく時間を自由に使えるお休みを半日以上費やすのはちょっともったいない。


そこで、2週間くらい前から一念発起して「ゆる朝活」にチャレンジしている。

シェアハウスの友人と待ち合わせて、朝9時に家のラウンジに集合。
ここで「朝活って言えるほど早くないじゃないか」と突っ込まれることが想像できるけれど(実際言われたけれど)、一般的に見て早いかどうかは一旦気にしない。
打ち勝つべきは、今までの起きられなかった自分なのだ。

朝食にパンを焼き、コーヒーを淹れる。
昼ごはんすらスキップしていた1か月前の自分からしたら、ものすごい成長だ。

何よりも、午前中から活動を開始できているというだけで、昼まで寝ていた人間からしたら得した気分になる。
自分との約束を守れたことで、自己肯定感も高まる。

来週はフレンチトーストでも焼いてみようと思う。
朝の時間が楽しみなんて、幸せだ。


(643字)

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