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デザイナーがTwitterを1年間コツコツ継続し、1万フォロワー達成するまでの軌跡

2021年の1月あたりから、Twitterを本格的に運用してみようということで、コツコツとツイートを続けてきました。2022年の3月にやっとキリの良い、かつロマンのある1万フォロワーというマイルストーンを達成出来ました。(皆様いつもありがとうございます!)

この記事では、Twitterを泥臭く1年と数ヶ月運用してきた中で学んだ「Twitterとの向き合い方」を漏らすことなく大放出しようと思っています。特にビジネス用途のアカウントにおいてのTwitter運用で悩まれている方に少しでも参考になれば幸いです!

有名起業家などではない、いわゆる一般のサラリーマンでもコツコツ頑張れば達成出来るんだ!というところを特にお伝えしたいなと思っています。
(本当は1ヶ月で1万達成!!とか言えたらかっこよかったんですが、そううまくはいかず、本当に泥臭いんです笑)

しっかり土台となる考え方から知りたい方 ➔ 0章から
サクッと投稿内容と投稿の作り方だけ知りたい方➔ 2章から がおすすめです!

頂いたコメント


0章:Twitterに力を入れる理由、意義とはなにか?

実はこのアカウント自体は2017年ほどから存在はしていました。数年は自分のメモや、プライベートな内容の投稿、強いていうならnoteの記事の宣伝がメインのアカウントでした。そこから昨年、一気に方向を変え、価値ある投稿を増やし、しっかりと数字(フォロワーなど)としての成果を出すという方向転換をしました。

そこには大きな背景として、「転職」があります。前職時代会社の看板に守ってもらっている実感が大きく、個人として野に放たれた時に何が出来るのか?という悩みを常に持っていました。転職にあたって、より「個」として強くなりたいという思いから、「Twitterを本気で伸ばす」という手段をいくつかある挑戦の一つとして選びました。

じゃあ「個」として強くなるってどういうこと?という問に関して、自分の中では以下のように捉えています(MECEではないですが)

① 認知拡大による実ビジネスへの活用、応用(例:採用力、営業力 等)
② 経験、思考を体系化して世に出し自己ブランド資産を蓄積
③ 実体験を抽象化して再利用性を高める
④ 同業種、異業種のプロとの接点拡大をする

↑のような仮説を持って、Twitterを本気でやる!という決断をしました。記事の終わりで実際にどんな効果があったかをご紹介しますが、大方このゴール設定は間違っておらず、良い影響ばかりでした。(今振り返ってみると、良いサイクルになっていそうですね↓)

当初のコンセプトは実体験の抽象化がメインのアカウントでした

この目標はあくまで「私において」の話ではありますが、「そもそもTwitterってやる必要あるのかな…?」という点でモヤモヤされている方は、↑のようにSNSを頑張ることの最終的な価値ってなんなんだろう?という点を自分なりに言語化してみると良いかもしれません。また、それによって、SNSに力入れるのはやめる!という選択を取ることもとっても大事なんです。向き不向きもありますので。

ではここからは早速、運用前の準備、投稿運用のプロセスや考え方に移っていきます!

1章:大前提となる目的・コンセプト・ターゲットを決める

「だれに、なぜ、何を」を決める

具体的な投稿をしていく前に大切なことが、「だれに、なぜ、なにを」届けるのか?という点です(これはサービスデザインやらマーケティングで定めるものと同様なイメージです。Twitterはその簡易版です)。本腰入れて投稿する前に、そもそも自分が情報発信することで、誰のどんな課題を解決するのか?を言語化しました。

↓一年前の本腰入れる前のプロフィールを見てみると、当時のコンセプトが何だったかがわかります。

UX Design Lead @goodpatchtokyo デザインカンパニーでマネージャーとして、UXデザイナーのマネジメント、サービスデザインなど。マネジメント体験談を話します。美食と美酒とカラオケとスマブラが好き 。木更津出身

1年前のプロフィールを再掲

この当時はUXデザイナーのマネジメントの仕事をしていたので、UXやらマネジメント系のコンセプトになっています。あえてフレームに当てはめるとすると、、、

誰に:デザインマネジメントに関わる人
何を:マネジメント体験談やサービスデザインについて
なぜ:????(あんまり伝わってこない)

これはあまり良くない例です。なぜ微妙なのかは後述

こんな感じになりそうですね。この段階で、マーケティングに詳しい方にフィードバックを貰ったのですが、それが目から鱗でした。

フィードバックの内容としては、「今のものだとマーケットが小さすぎる。デザイン×マネジメントに関わる人って世の中にどれだけいると思うか?あなたの周りではスタンダードかもしれないが、世の中的には超ニッチなセグメントだと思う」というものでした。

自分の経験の主軸にあったのが「UX」「マネジメント」だったので自然とそうしていたのですが、よくよく考えるとそれはあくまで自分の経験であって、「多くの人が求めるもの」ではなかったということです。そこで、「UX」「マネジメント」から拡大することを意識し、「広義のデザイン」更にいうと「デザイン×ビジネス」にターゲットを抽象化することにしました。フレームに準じて書き換えてみます。

★ コアコンセプト
誰に
:デザインを取り入れたいビジネスマン(特に若手まで)
何を:すぐに取り入れられるTipsやデザインの考え方を言語化したコンテンツ
なぜ:デザインをより身近に感じてほしい。デザインの価値を伝えたい

サブコンセプト ※最終的に届けたい層(しかしボリューム小)
誰に
:デザイン×マネジメントに関わる人(経営レイヤー)
何を:デザイン経営やマネジメント論に関して
なぜ:(強いていうなら今後の自分のキャリアのため)

こんな形でしょうか。もともとはサブコンセプトの方に主軸が行っていましたが、そもそもサブコンセプトの層にも響かせるには、まず多くの方から認知を獲得した上でないと届けられない。と判断をして、ポジショニングを改めました。

ターゲット設定、コンセプト策定の重要性は以前記事の書き方noteにも記してあるので是非チラ見してみてください! ↓

コンセプトをプロフィール文に落とし込む

Twitterの「フォロー」までのファネルをざっくり整理すると下図のようなステップになります。プロフィール文は、青い塗り部分の、フォローをコンバージョンとした際の1-2段階手前の「この人はフォローするに値するか」を最終的に比較検討する情報の一部という役割を持っています。

この人の発信は追う必要があるなと感じさせるには、まず①自分がターゲットとなっていると認識する、②ツイート(タイムライン)の情報が価値があると感じるという認識の2つのハードルを超えないといけません。そのために、アカウントのコンセプトと自己紹介を漏れなくわかりやすく伝える必要があります。

あらためて一年前のプロフィール文を振り返ってみます。よく見ると、自己紹介にはなっているが、ターゲットが極端に狭くなっていたことがわかります。当時の所属企業のファン、UXデザイン従事者にのみ共感されるような内容になってしまっていたかもしれません。

UX Design Lead @goodpatchtokyo デザインカンパニーでマネージャーとして、UXデザイナーのマネジメント、サービスデザインなど。マネジメント体験談を話します。美食と美酒とカラオケとスマブラが好き 。木更津出身

一年前のプロフィール文は自己紹介にはなっているが、ターゲットが極端に狭くなっていたことがわかる

現状のプロフィールと比較してみましょう。(プロフィール文は細かい調整を何度も行っているので、どのパターンが最も良いというのは言いづらいという前提にはなりますが)

アカウント名:コアターゲットへのWhyを明文化
※アカウント名はいつも悩んでいるので、頻度高く変えています
1文目:コンセプトを短文にして紹介
2文目:所属の明示(権威性の提示)
3文目以降:補足情報(過去の経歴等)

としました。大切なことは広く届けたいターゲットに対して届く内容になっているか?という視点です。ちなみに場合によっては、ツイートコンセプトよりも所属を先にする場合もあります(2文目が1文目に来るイメージ)が、現状は広く届けるという点を優先して、コンセプトを前に出しています。また、フォロワーが少ない時期はもっと文章を多くして、丁寧に説明をしていましたが、今はスッキリ感を優先するという整理をしています。

(プロフィール文は本当に悩ましくて、今のものがベストという感覚も、実はまだ無いというのが正直なところです。。。プロフィール文策定のベストプラクティスがある方、是非教えて下さい!!)

本章の結論として結局のところ何が言いたいか?というと、ツイートする前に、まずWhyに立ち返り、「誰に、なぜ、なにを?」を言語化し、それをプロフィール文に落とし込むところがスタート地点になる。ということです。本当にサービス開発とそっくりですね笑

2章:Twitter投稿「ネタの探し方」編

ではここから、やっと最も大事と言っても過言ではない「投稿」に関する話に入っていきます。

自分ネタ帳を作る(マインドマップなどを活用)

1章にて抽象的なコンセプトを決めました。ここからは、そのコンセプトを体現するコンテンツ(投稿内容)のストックを溜めていく必要があります。

というのも、、、コツコツフォロワーを増やすには、毎日最低でも3ツイートを数ヶ月、数年単位で継続出来るかがキモです。実際問題として、3ツイートを日々毎日の思いつきでネタを出していくのは相当慣れないと難しいものがあります。当然日々の仕事の中での気付きをツイートとして発信することもありますが、それ以外にも自分の助けになるネタ帳が必要です。

1年前にコンセプトと同タイミングで作ったアイデアリスト

こちらマインドマップは、コンセプトの策定をして「UX」「マネジメント」だけではなくマーケットを広げる!と決めた直後に作成したものです。幅広いターゲットに響かせるコンテンツの中で自分が出せるネタはなんだろうか?というアイデアをバーーーっとアイディエーションしました。アイデア達は、自分の関心、経験や、後述するベンチマークアカウントのリサーチなどに基づいています。また、この段階で大事なことは肩肘張らずに「幅広く」アイデアを出すことです。(証拠に、例えば自分の趣味のジャニーズに関するネタも可能性として入れてます。もちろんマーケットフィットはしませんでしたが笑)

自分ではこんなことを発信したいと思っている!というものを並べてもアイデアは出し切るのはどうしても難しいものです。アイデアの幅を広げるために鍵になるプロセスが、ここから説明するベンチマークアカウントのリサーチです。

ベンチマークアカウントをリサーチする

ベンチマークアカウントとは、自分のコンセプトに似たコンセプトでコンテンツを提供している(かつ圧倒的な数で支持されているアカウント)ものを指しています。それをいくつか探し、その方々がどんなコンテンツを出していて、自分にできそうなものはないかを「徹底的に  パクる  参考にする」のが大切です。

★ コアコンセプト
誰に
:デザインを取り入れたいビジネスマン(特に若手まで)
何を:すぐに取り入れられるTipsやデザインの考え方を言語化したコンテンツ
なぜ:デザインをより身近に感じてほしい。デザインの価値を伝えたい

コンセプトの再掲

あらためて、私のアカウントコンセプトはこちら↑でした。このポジショニングに似ているアカウントの中から、特に成果が出ている方を探し出します。私の場合は、デザイナーだけではなく、ビジネスマンにも響かせている方、海外関連の投稿をされている方、など自分でも出来るコンテンツのアイデアから参考になるアカウントを探っていきました。

私が個人的に猛烈にリサーチさせていただいた方々(大変恐縮です)

Twitterというメディアには、忙しい中でササッとスクロールしている人たち多く、凝視、注視、集中している人が少ないという特性がおそらくあります。その状況でタイムラインを見ている人たちがほしいものは何か?というインサイトをうまく突いている方々を参考にさせていただきました。このリサーチにとって、例えばスライドデザインのTipsや、海外記事や海外デザインツールの紹介など当初は思いつていなかったアイデアにたどり着く事ができました(そして実はこれが今のツイートのキラーコンテンツ達にもなっていたりします)

主にリサーチから得た学びを元に出てきた新しいアイデア達です。

アイデアを洗い出せたらまず一日3ツイートを目標にツイートを重ねていきましょう。(実はここに至るまでまだツイートをしていなかったという驚き)

※具体的なツイートのフォーマット等は、後ほど3章で説明していきます。

アイデアリストから幅広くツイートし、ニーズを検証する

あくまで先程のマインドマップはアイデアの「発散」状態です。いわばネタ帳です。その中からどのネタが「ウケる(評価される)」のかを検証していって初めて精度の高いネタ帳になります。そのためにまずは最低でも1日3ツイートを目標にツイートをし、週次などで振り返りのタイミングを持ちましょう。

振り返りと言っても、何を元に「ウケた」と定義するかはやや難しいものがあります。当然フォロワーが少ない間はリアクションも少ないので、フォロワー数に応じて目標とする閾値を定義しておくのが良いんじゃないかと思います。

300フォロワーまで:25いいね
1000フォロワーまで:50いいね
3000フォロワーまで:100いいね
5000フォロワーまで:200いいね
10000フォロワーまで:500いいね

↑私はこのあたりを「良いツイート」のKPIとして置いてました。振り返り方としては、週次で閾値を超えたツイートをNotionにピックアップ、マインドマップに「精度の高いアイデア」をメモしくなど、仮説に優先度を付けていきました。※Notionやマインドマップを使う意図は「俯瞰するため」です。

Notionにリンクを貼って振り返りをしていました↑

また、閾値を超えたツイートかどうかをピックアップするには、ご存知の方も多いかもしれませんが、「高度な検索」機能を使っています。

いいねの最小件数を閾値に設定し、日付を振り返りしたい期間に設定すると、該当ツイートが一覧されるので、それをNotionにペタペタ貼り付けて俯瞰して分析していました。

また、この機能はどのアカウントの投稿から検索するかも選べるので、先述のベンチマークアカウントの方々のツイートで例えば1000以上いいねが来ているコンテンツはどんなものだろう?という分析をするのにも使えます。

仮説検証を経て、自分の中のキラーコンテンツ達を見定める

数ヶ月たてばマインドマップのアイデアから網羅的にコンテンツを発信し終わってくるんじゃないかと思います。なおかつ同時に精度の高そうなものの投稿を増やしていくと、自然とマインドマップの中でどの仮説が効果的かが見えてきます。

反応が良かったツイートをマインドマップにマッピングしてみた図

ある程度時間が経ったタイミングで、マインドマップに立ち返り、いいねが多かったものをベースに↑アイデアの仮説に優先度を付けていきました。

章の最後として、今日まで検証してきた中で定義した自分の中での勝ち筋をご紹介してみます(勝ち筋と言ってもまだまだですがw)※時間を経るごとに頻繁に移り変わる前提で見てください。

  • 美しいパワポ資料(IRなど)デザインの解説

  • 海外の便利ツールのユースケース紹介

  • いいデザインのWebサイトの良い点言語化

  • デザイン系おすすめの書籍の紹介

  • 言語化/構造化などデザインの周辺スキル

  • figmaのプラグインなど使えるTips系

  • 海外のUI/UX記事のまとめ、翻訳

「広い人に届ける」という目的を達成する上で、現状自分のツイートのコアとなっている仮説です↑。言うならば、PMF(Product Market Fit)ならぬ、TMF(Tweets Market Fit)したツイート達です
これらをアイデアを出す手が止まった時に頼りにして、継続力を維持しています。

💡補足:仕事柄、中間成果物が多かったり、これまでデザイン会社にいたりとあまり世に成果物をバンバン出せるタイプではなかったので、このようになっていますが、ビジュアルが強い方などはバンバン具体的な成果物を出していっても良いかと思います👍 ※ロゴデザイナーの方の参考例  

Twitter投稿「ネタの探し方」編 の結論をまとめます。まずはコンセプトを元にネタを洗い出す、そこから数を打って求められるコンテンツを探る、最後にキラーコンテンツ軍を手札としてツイートし続ける!です。

ただ忘れてはいけないのは、「伸びるツイートをする」というのを至上の目的に置くわけではないという点です。そこを至上命題にしてしまうと、どんどん手段を選ばずひたすらバズらせよう、数を増やそう。というツイートに偏っていきます。

私の場合でいうと「デザインを身近にしたい。日々周囲の人がいい仕事をしてほしい」といった『Why』からブレない投稿をすることが最も大事だと個人的には思います。(あくまで実名など信頼性を重視するアカウントの場合は特に)
また、その上で伸ばすツイートをただするだけでなく、伸びなくても自分が本当につぶやきたいことを呟くことも意識しています。「伸ばすためだけにやるんじゃない。いつでも伝えたいことを伝えられるように伸ばすんだ」という気持ちが大事です。

繰り返しになりますが、コツコツフォロワーを増やしていくためには、何より毎日最低でも3ツイートを数ヶ月、数年単位で継続出来るかがキモです。ネタ帳があれば、おのずと思考にきっかけが出来、ネタも出て来やすくなるものです。がむしゃらにツイートする前にまずはネタの棚卸しから!それが未来の自分を助けてくれます!

3章:Twitter投稿「投稿のデザイン」編

次に、実際にTwitterの投稿そのもの(文章や画像等)をどうデザインしていくか?を話します。

一文目、一行目で撃つ!

Twitterのタイムラインは言わば、コンテンツが大渋滞した高速道路です。忙しい人々が急いでシュッシュッとスクロールするわけなので、そもそも読むに値するツイートかどうかを無意識レベルでも読み手はおそらく判断しています。

コンテンツの渋滞↑のイメージ(Wikipedia「渋滞」より)

↑この写真は車の例ですが、じーーと眺めていてもただ大量の車の羅列にしか見えないですが、強いて言えば「表面の色が赤の車」だけ目立って見えませんか?

ツイートも同様で、何かそのツイートがひと目見て別のツイートと違う第一印象を持つかどうかがとても大事で、その一つの戦略が「一行目で撃つ!」という点です。(○行で撃つ!は 以下の朝日新聞の記者の著書からパクってます)

一行目で撃つというのは具体的にどういうことかというと、例えば以下のツイートでは、「SMBCさんのデザイナー採用ページがとんでもなくすごいんだ!」という結論をまず載せています。その下で箇条書きをつらつらと述べていますが、その箇条書きを読んでもらうには、まず一行目で目(と心を)掴まねばなりません。極端に言えば、ファーストインプレッションで惹きつけられないと、その後は読んでくれないんです。

一行目で撃つコツとしては、「結論ファーストで、短文で、具体性の高い言葉遣い(固有名詞など)」という点です。例えばツール紹介などでも、「〇〇出来る××というツールの便利さが異常」といったように興味をひく第一印象をいかに作るかがとても大事です。

ツイートのフォーマットがどんな形であれ、「まず読んでもらう」というゴールを達成するために一行目で撃つ!を意識してみると、結果的にエンゲージメントが上がることにもつながるのでおすすめです。

画像を活用して、よりわかりやすく伝える

基本的に人は文章を読むよりビジュアルの方が理解しやすいものです。具体的なアウトプットを紹介するとき、説明すると小難しくなりそうなことをつぶやくときは出来るだけ図や写真を用いてあげると、グッとエンゲージメントが上がります。パターンに分けていくつか例を挙げます。

例として3つのコンテンツをピックアップしました。カテゴリを分けると

  1. 自作画像デザイン型

  2. アウトプット紹介型

  3. 引用動画型

これらの3つでしょうか。

1 に関して、〇〇をするために守りたいこと〇〇選!のような箇条書きなどで伝える要素は、グラフィックにするだけで興味をよりそそるビジュアルになります。

2 は、素晴らしいアウトプットを紹介する際は、百聞は一見にしかずということでそのまま紹介することが多いです。(が独自の視点を入れるために何故いいか?を言語化はするようにしています)

3 は少し例外的ですが、Twitterのデフォルトの機能で動画を引用出来る機能があり、自分をフォローしてくださっている人に合いそうなコンテンツがあれば動画ごと引用することもあります(これはあまり頻度は高くないです)

いずれにせよ、Twitterがすでに備えている機能(文字、画像、動画)を最大限活用して、可読性、認識しやすさを高めてあげるデザインが出来ると、読んでもらえる確率がグッと上がります。

参考までに、しっかり運用する前の全くデザインされていない私の昔のタイムラインを見てみてください↓

セルフ赤ペン先生をしてみましたw

これじゃさすがにプライベートで知り合いの人以外はフォローしてくれないんじゃなさそうですよね?笑(もちろんこういった投稿も状況によってはハマる方もいるとは思いますが、そもそもの影響力がないと難しいのが現実)

画像コンテンツの活用に関しては、デザイナー界隈だとうむ子さん↓が神がかっていますね。ここまで作り込むにはなかなか時間がかかるかもしれませんが、簡易的でも画像を入れてあげるだけで認知コストはグッと減るので、おすすめです!

また、画像のサイズも枚数によって調整してあげてくださいね ↓ 細部に神は宿ります!

詳細のコピーライティング的な観点は今回は記載していませんが、コピーライティング含め、その他ツイートを伸びるために意識すべきことは↓のSogitaniさんのコンテンツが網羅的でこちらも神がかっているので是非読んでみてください。

また、以前私が執筆した「言語化」に関するnoteもご参考に!

次に、若干テクニック的ではありますが、「そもそもフォロワーが少ないところからどう這い上がっていくのか、拡大していくのか」という点をお伝えしていきます。

4章:フォロワーが少ない状態からの拡大方法

一緒に広げてくれるパトロンを見つける!

私自身は冒頭でも述べたように有名起業家でもなんでもないので、ただ存在するだけで人から認知され、フォローされるという夢のような話はありません笑

そこから這い上がるには、「巨人の方に立たせてもらう」ことが必要です。かんたんにいうと、「自分の投稿をシェアしてくれる強アカウントの方」を見つけるということです。

私は幸い、よーーーしパトロンを探すぞーー!とは行動していなくて、たまたま前職時代の社長がSNSでの発信が強い方であったり、企業自体がTwitterアカウントで個人を紹介してくれたりと、自然と初めからありがたく自分のアウトプットをシェアしてくれる方々が周りにいる環境にいることが出来ました。

ただどんなアウトプット、ツイートでもシェアしてもらえるわけではありません。中でも私が思う、影響力のある方からのシェアを頂くきっかけとして最も大きなものがnoteです。

新規のリーチにレバレッジをかけるnoteを定期的に発射

前半でTwitterのフォローに至るまでのファネルを示しました。2章、3章で書いたようなコンセプトやら、ネタ帳やらを作ったとしても、そもそもそのツイートを目にする人が少ないのが初期のアカウントなので、どうしてもその立ち上がり部分に時間がかかってしまいます。(ファネルでいうと一番左の「ツイートを見る」人が少ないので必然的に「フォロー」までたどり着く人も少なくなる)

フォローにたどり着くまでのファネル

そこで、Twitter以外のプラットフォームからTwitterに集客しちゃおう。ということが出来てしまうのがnoteです。(ブログではなくnoteに限っているのも少し理由があります)

フォロワーの伸びを見てみると、私の場合はある一定のタイミングで伸びたあと、少し緩やかになり、また伸びが加速する。というサイクルになっていたのですが、この「伸びが緩やかになってきた」というタイミングで必要なのがnoteです。また、アカウント立ち上がり初期の知名度がない状態での立ち上がりを助けてくれるのもnoteです。

noteのトップ画面

noteのトップページを見てみると、「スキ」が多いものから、少ないものまで幅広くコンテンツを出してくれます。これがフォロワーがいない状態においてはとってもありがたいことで、知名度がないクリエイターでも見てもらえるチャンスが比較的大きい!というのが一般的なブログとプラットフォームであるnoteの違いなんじゃないかと思います。(一般的なブログはSEOコストが高いので)

また、これは主観ですが、noteは中の人がかなり記事を読んでくださっています。良い記事であれば中の人が積極的にシェアしてくれたりするので、ツイートを見てもらうよりも相対的にチャンスが大きいんじゃないかと思っています。

記事の質が高い!と思ってくれていれば、著者に対する関心度も上がっているはずなので、Twitterまで遷移してくれた後にフォローまでたどり着く確率も高いはずです。

無名な時こそ、ストックコンテンツに力を入れ、外部プラットフォームのパワーを借りてレバレッジをかけることが出来る点がnoteの素晴らしい点だと思います。

💡Tips:noteのアカウント名はTwitterと統一してくださいね。noteがシェアされた際にTwitterプロフィールへ同時にリンクしてくれるようになります。

私にとっては、昨年の年初に出した懇親の2作↓がきっかけでTwitterへの流入もグッと増えた感覚があります。note、バンザイ!


ここまででTwitterの準備から投稿、広げ方に関するノウハウは以上となります。最後に、ここまで頑張ってアカウントを運用してみて発生した良い影響、今後の課題と展望 を話して終わりにしようと思います。

5章:Twitterに本腰入れてどんな影響があったか

0章で、定性的には先程挙げた①〜④のような価値があるんじゃないかという仮説に基づき、アカウント運用を開始しました。

① 認知拡大による実ビジネスへの活用、応用(例:採用力、営業力など)
② スキルや経験、思考を体系化して世に出し自己ブランド資産を蓄積
③ 実体験を抽象化して言語化することで再利用性を高めること
④ 同業種、異業種のプロとの接点拡大

結果的に、①〜④で予想していたこと、そうじゃなかったこと、たくさんのいいことがあったのでご紹介します。

実ビジネスへ活用出来るチャネルになった

まず①〜④に関する中で最も大きかったのが、①と④でした。例えば知り合いがデザイナーを大募集している!というタイミングで、自分がデザイナー募集ツイートをすることで実際に仕事に繋がったり。自分が関わっているプロジェクトで特定のドメインのプロの方に声をかけて簡易的にヒアリングさせて頂く機会を作れたりと、実際の現場での仕事が円滑になるタイミングが何度もありました

(特に知り合いがデザイナーを募集しているという課題を解決出来た際には、自分は求人をツイートしただけではあるんですが、ものすごく感謝をされ、なんだかコツコツやってきてよかったなーという気持ちになります笑)

また、①の実ビジネスに関してになりますが、私が所属するTBSテレビ社のデザインセンターのInstagramアカウントを開設した際、↓のツイートがなかなか多くの方にシェア、反響頂きました。そのきっかけもありフォロワーが数百の段階から数千まで増えるということもありました。こういった形で自分が関わるプロジェクトの共有チャネルになるという点も素晴らしい点です。(是非TBSデザインセンター公式Instagramもチェックしてみてください。デザイナーの素敵なアウトプットが見れます)

転職先で他部署の方から認知がすでにある状態になる

これは自分でもあまり予想していなかったのですが、現在私が努めている会社は巨大までは行かないまでも、大企業という規模の会社です。当然選考プロセスなどで部署の方とは密に話していたのですが、他部署の方とのつながりはこれからコツコツ増やしていくんだろうなと思っていました。

それが、本当にありがたいことに、たまたま自分のTwitterをフォローしてくださっている方から〇〇の仕事をいつか一緒にやりたい、カジュアルに意見交換したい!等と他部署の方から声をかけてくださることが1件や2件というレベルではない数でありました。

(実際のところどう仕事が進んでいるかはここでお話出来る部分は少ないですが)少なくとも会社員である自分にとって他部署の方と予め繋がれるというのは、思ったよりも価値があります。そもそも転職前提なので実感が湧きづらい点かもしれませんが、これもSNSの価値です。

これと同時に、自己紹介コストが極限まで少なくなります。発信内容を見てくださっている方は自分がどんな考え方をしていて、どんな仕事をするのかなんとなくのイメージを持ってくださる方が多く、その後の仕事も円滑になりやすいです。

ただ、SNSでフォロワーがやや多いからといって必ずしも仕事がバリバリ最高にできるぜ!!!という相関関係は必ずしもありません。笑 日々若干高まっているハードルに対して、自分が現場でしっかり答えられているか?という点は常にヒリヒリしているのも確かです笑

なぜか急に著名な方からフォローが来る(奇跡)

これは実利的な価値というより、テンション上がるよねという話なんですが、実はあるとき本田圭佑さんにフォローしてもらったんですよね笑

https://twitter.com/kskgroup2017?s=21

本田さんが僕のツイートを見ているともなんだか不思議で思えないし、認識しているのかも謎なのですが、ただフォローしてもらっているというだけでロマンがありません?笑 こういう予想外のハッピーなことがあるのも、SNSの面白いところですよ!

最後に:メディア型からコミュニケーション型へ

最後に、今後のアカウントの方針に関してです。しばらくは同様のコンセプトで続けていこうかと思ってはいるんですが、強いていうなら「共感されるアカウント」になれていないな、という感覚があります。

アカウントには「メディア型」「コミュニケーション型」があり、今の自分のアカウントは「役立つ情報が手に入るメディア」としての振る舞いになっているんじゃないかと思います。それによって、人間味が全然ないアカウントになっていそうだと感じます。例えばですが、「〇〇はどう思いますか?」といった呼びかけ系ツイートに対するエンゲージメントが比較的少ないことが証拠で、ドライなパーソナリティになっているのが現状なんじゃないかと感じてます。

ここから徐々にコミュニティ型(コミュニケーションを生む)になっていくために、少しづつ人間味や、実際のリアルな自分のアウトプット等を紹介していく頻度を上げていこうかと目論んでいます。双方のコミュニケーションこそがSNSの醍醐味でもありますしね!

長くなりましたが、1年間と少しTwitterを運用してきたノウハウや、学びを記してみました。是非この記事がTwitter運用に悩む方々に少しでも参考になれば幸いです。

Twitterアカウントの運用はミニマムなマーケティング・デザインのプロセスを体現出来る最高のプラットフォームです。Twitter、いつもありがとう!

そしてここまで長い記事にお付き合いいただき、皆様ありがとうございました!是非この機会にフォローしてくださいね! ➔ 私のアカウント

参考文献

↑この本、SNSを個人で運用する人にとっての神書籍です

↑Twitter向けの文章の書き方を学びました

↑ターゲットやコンセプトの決めるプロセスは森岡さんの考え方も参考にしています


↓参考にしたnoteはこちら達


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