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頑張れUNIQLO!君なら米国でもっと成功できる!

週末に日本語補習校で衝撃のニュースを耳にする。

サクラメント・エリアに遂にユニクロの実店舗ができるらしい。しかも、時期はずれるが、Arden FairとRosevilleに作られ、2店舗も一気に進出。

日本の一時帰国の際に、ユニクロで爆買いをして、スーツケースにユニクロの服をぱんぱんにつめて帰米するのは、決してわが家だけではないはずだ。今まで米国のユニクロというと、ロス、ニューヨーク、ボストン、ベイエリアなどの流行への感度の高い大都市への出店が中心となり、地方都市に住む日本人は、オンラインストアで購入するか、日本への一時帰国で爆買いするかのみが、とりうるオプションであった。

私が住んでいるのはカリフォルニア州のサクラメント近辺。サクラメントはカリフォルニアの州都とは言え、普通の日本人は、カリフォルニアのどの辺に位置するのかすら知らないだろう。そんないわゆるアメリカの地方都市に実店舗ができるというのは、衝撃である。

が、実は私は前々から、もっと実店舗をアメリカ国内で展開したほうが、ユニクロの米国ビジネスは伸びるのではないかと感じていた。その理由を2つほどあげたい。

まず、ユニクロのアメリカでの知名度は、日本人が思っている以上にかなり高い。数年前ボストンに旅行に行った時に、ユニクロの実店舗があり、当然のように爆買いをした。ボストンに仲の良い同僚が多くいたので、私と同年代の彼らにもその素晴らしさを教えたくて、「ユニクロって知っているか」と聞くと、「あぁ、娘が大好きで、先日ヒートテックをプレゼントしてくれたよ」みたいなリアクションが多かった。肌感覚としてアメリカの若い層に受け入れられている印象を受けた。品質と価格のバランスは勿論のこと、「GAP」とデカデカのフォントでプリントされたトレーナーのようにブランド色が全面にでた服は今の若者にはウケないのだろう。

2つ目の理由は実店舗の混み具合だ。アメリカのショッピングセンターはウェブショッピングにおされて、平日ともなるとお客さんが一人もいない店舗が珍しくない。先日いったサンノゼのショッピングモールも、多くのアパレルショップは閑散としていた。が、ユニクロの店舗には人種を問わず常にお客さんが入っていた。勿論、統計的なデータがあるわけではないが、肌感覚として「かなり流行ってるなあー」といつも感じる。凄まじい勢いでインフレが進むアメリカで、適正な価格で、高品質の服を変えるユニクロは人気がでないわけはない。

アメリカは都市によって日本の店の充実振りにかなり差がある。突出して日本の店が進出しているのはロサンゼルス。ニューヨークやサンフランシスコと比較してもロスは突出している。在米日本人から東京24区目と言われるのもうなづける。
そして、丸亀製麺にしても、東京セントラル(ドンキ系列のスーパー)にしても、在米日本人に限らず幅広い層から支持を受けているように見える。このロス一極集中の状態に「ロスではうまくいってるんだから、もっと攻めてこいよ!」っていつも思っていた。
そしてこのユニクロの北米拡張戦略が大成功をおさめ、他の企業の背中を押す流れを作ることを願ってやまない。頑張れ、UNIQLO!君なら成功できる!!!

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