私の恋愛観と性的マイノリティー性について

拙著『恋愛氷河期』の上梓から約5年が経ちました。最近の記事ではほとんど恋愛をテーマに話すことは無くなりましたが、たまには触れるのも良いかもしれないと思う今日この頃です。

ということで、今回は恋愛コラムを書いている時でもほとんど語らなかった、私自身の恋愛観について書きたいと思います。論説的要素は少なめで、プライベートな話がメインです。

私個人の話には興味が無いという人もいるかもしれないですが、私はシスジェンダー(性自認と体の性が一致している人)&ヘテロセクシャル(異性愛)という性的なマジョリティー属性であるものの、その大枠の中ではやや特殊な部類に入ると思います。

なので、ご覧頂いた方が、自分自身の恋愛観や性的マイノリティー性を見つめ直す上で何か参考にできるものがあったら嬉しいです。

1章 アロマンティック

◆私には「恋」という感情が無い

まず、私には恋愛感情がありません。これは、「アロマンティック」という性的マイノリティの一つです。特定の誰かに恋をすることが無いですし、執着する気持ちや、「I miss you」という感情もありません。

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現代の新しい社会問題を「言語化」することを得意とし、ジェンダー、働き方、少子非婚化、教育、ネット心理等の分野を主に扱っています。社会がちょっとでも良くなることを願って、今後も発信に力を注いで行こうと思うので、是非サポート頂けると嬉しいです。