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働き方をinnovateするのは誰か?

8/3に開催された働き方イノベーションを視聴してきました。

最近話題のジョブ型雇用

色々と記事を見ていると。ジョブという単語に対してスペシャリストに近い意味合いがあるなと捉えていました。そのため、ジョブ型雇用ということだけに傾倒するのも違うのではと思っていましたが、登壇者の方からもメンバーシップ型との二元論的なものではないというご意見があり、共感できる点が多かったです。

そもそもジョブ型雇用という言葉自体がピンときていなくてGoogleトレンドで見てみたら6月の頭くらいから急に検索されるようになったようです。たしかに加速してました。

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関連トピックで日立製作所が表示されているので、おそらく5月末頃に掲載された記事をきっかけに広まったような気がします。

ただジョブ型という言葉自体が新しいのかと思えば、日経新聞の電子版で検索してみると、2013年頃にジョブ型の記事が出ていました。

7年経ってもほとんど変わっていなかった状況が、このコロナ禍の中にあってほんの少しだけ動き出しているような気がします。

組織も変化に強くなれ

以下の3つソフトウェア開発でもよく聞く単語ですが、それが組織に向けられるのはなるほどな〜と思いました。

・ロバストネス(頑健性)
・アジリティ(迅速性)
・インテグリティ(統合性)

不確実性の高いことをVUCAと表現したりもしますが、変化に強くあれというのはもう何十年も前から言われている気がします。

国や企業といったレベルで働き方を変えようという動きは出てきているのは良いことだと思いますが、個人でできるものとして最低限やっておく必要があるのは、変化に対応する備えをすることだと思います。

とにかくスキルは磨く

ジョブ型だろうがメンバーシップ型だろうが、自分のスキルを磨き続けること、特に何をどれくらい効率よく学ぶかは、これからの時代はより重要になる思います。

対談の中で村上さんの一言は、印象的でした。

村上さん「「社員に投資をしてすぐに転職したらどうするんですか?」ということを言う人がいますが、逆に「何もしないでずっと居続けたらどうするんですか?」ということですよね。」

副業などして視野・視座を変えたり、別の軸で経験を積んだりすることもこれからは必要になってくると思います。

ミスマッチ制度は必要

石田さんのお話の中にあったミスマッチ制度はかなり興味深いと感じました。日本の企業でこれができているところはほとんどないような気がします。

好きであることと得意であること、それについて詳しいかどうかはそれぞれ別です。能力や性質を考えた結果、ミスマッチを伝えるというのは一見マイナスなイメージがあるかもしれません。しかし、本当はそれが個人にとっても会社にとってもWin-Winであることをもっと明確にできれば良いと思います。

本当にジョブ型雇用を進めていくのであればミスマッチ制度とのセットになるのは必須だと思います。

石田さん「私たちの会社には「ミスマッチ制度」というものがありますが、これは、明らかにスキルミスマッチや価値観のミスマッチを起こしている人に対して、率直にミスマッチであることを伝えるものです。」

村上さん「日本では特に強烈なミスマッチが起こっていて、これを滑らかにしていく必要があると思います。それぞれに合った仕事に就くチャンスを増やしていくという意味での人材流動化が必要です。」

働き方をinnovateするのは誰か?

自分自身、新型コロナの影響で働き方がガラリと変わりました。しかし、(職業柄ということもあると思いますが)その変化に対してはスムーズに受け入れることができました。

個人レベルで変えられるものもあれば、社会情勢により強制的に変わることもあります。自分の意思で変える場合は軸を持つこと、自分の意思以外で変わる場合は、それを受け入れる余白を持つことが大事だと思いました。

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