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どんな夏だって思い出はある(夏の思い出フォトブック 作り方レシピ付き)

夏休みになると、講習でよく「夏の思い出ブック」を作ってもらっている。
3枚の布を合わせて作るアルバムブック。
今年も母子生活支援施設の学童さんたちに作ってもらった。

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この講習では、フェルトで作った夏の飾りをいっぱい持っていく。飾り付けに自信のない子も、これを貼っちゃえば形になる。だけどお子さんたちが面白いのは、途中から自分で飾りをどんどん作ってしまうのだ。

今年の夏は色々と制限があって、学童さんたちのいつもの行事はほとんど無くなってしまった。だから思い出ブックに何を書くのかなあって、少し心配だったけど、みんなそれなりに楽しかったことを見つけてた。

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2年生の男の子の作品。この子はお泊まり会のスイカ割りで、スイカをいっぱい食べたこと(本人が言うには14個!)が楽しかったと書いていた。隣のページに私が作った小さなスイカの飾りを貼ってたんだけど、もっとあったらいいなって、自分でも真似て作り始めた。そして「僕、スイカならどんどん作れる」って、スイカ三兄弟もつくってしまった!

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女の子たちの作品。右下の猫は、女の子が考えた「迷惑ネコ」!
貼るタイプの動眼ビーズを持って行ったのが、大活躍した。星やお野菜やクッキーに、ケラケラ笑いながら貼っていた。
時々登場する、トトロとマックロクロスケは、職員さん作。注文を受けて、ひたすら作っていた。

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小学4年生の女の子の作品。丁寧に時間をかけて、夏の思い出ブックを仕上げた。

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2時間の講習で、1時間でさっさと作る子もいれば、イメージがわかずに、1時間くらい座ったままで布を見つめている子もいた。でも、思い切って一度何か貼ったり描いたりすると、それを見ていた大人や周りの子どもたちがヒントをくれる。「あー、それはいいねえ」とか「この色にしたらどう」とか。そして少しずつ「作る」感覚が掴めてくれば、みんなノリノリで作り始めるのだ。それはそれは夢中になって、楽しそうに。自分のイメージに合う材料を探して、私に「これを作るにはどれを使ったらいい?」とか聞きにいたりする。さっきまで、頭を抱えて座ってた子が!

そして2時間で、9人全員の作品が出そろった。

お互い見せあいながら、褒め合いながら、自分が工夫したところは自慢しながら、嬉しそうにアルバムブックのページをめくっていた。

お家に帰ったらお母さんに得意げに見せるんだろうな。夏の思い出の写真をお母さんと一緒に選んでフェルトポケットに入れたら、このアルバムは完成。


皆さんはどんな夏でしたか?

公園で滑り台をして楽しかったって描いたお子さんもいた。今年の子どもたちの思い出は、日常の中に色濃く残っているのかもしれない。

 簡単レシピ

おうちにある布で是非作ってみてください!写真を入れてる枠は、フェルトで作ります。

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