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結局は築き上げていった関係性が助けてくれる

キット販売に舵を切り始めたのは、去年の後半から。minneに登録はしていたけれど、5年くらい前に完成作品を何点か出したっきりで、お休みしていた。

本が出た20年前は本に記載してあるHPのアドレスを辿って、ダイレクトに結構注文が入った。まだそんなにネット販売が当たり前じゃない時に、よく地方のいち作家を信じて注文してくれたなあと思う。先払いだったのに。

逆に今は、ホームページはほとんど見てもらえない。(ほんと、ごくごくたまに、あんな昔の本なのに、アドレスを辿ってメールが届くこともある。アドレスを変えてなくてよかった)だから大手販売サイトに頼るのがお互いの信用問題の上でも一番無難だと思う。

なんでも新しいことをはじめるのは、気力体力がいる。魅力的な作家さんの中で、どうやって作品を見てもらえるのか。

インスタを始めた時も、あ、このnoteを始めた時も、0のフォロワー数から投稿を始めなくちゃいけない。どこかで「昔本を出したのに」というカッコ悪いプライドが邪魔して、数字として現れる評価を見るたびにやめてしまいたくなる。なかなか楽しめる域に入る度量がない。

ただ、販売サイトの場合は、仕事として取り組んでいるのでそうはいってられない。購入してもらうには、どんな作品がいいのか、どんな作品を作りたいと思っているのか、探り続ける日々だ。

そして半年くらい経った今、痛感していることがある。

まず、購入してくださった方は、前の本を買ってくださってからの長いおつきあいの方だったり、昔の生徒さんだったり、インスタやフェイスブックでずっと作品を見てくださってて、コメントのやり取りをしていた方々で、その方が購入して作ってくれて、プレビューを書いてくれる。そしてそれを見た初めての方が、信用してキットを購入してくれはじめている。

そうなのだ。続けてきたことに今、少しづつ助けられているのだ。

とにかく今は、買ってもらった方がちゃんと作れて、そのおもちゃたちでお子さんたちと楽しい時間が生まれる、そんな作品のキットを、誠実に作り続けていくことが目標。それをコツコツ続けた一年後、またここで、何をつかめたか、書こうと思う。



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