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買わせる時代から、何度も買ってもらう時代へ

博報堂の中川悠さんが書かれた『カイタイ新書』を読みました。
現代に必要なマーケティング手法に関して具体的に書かれています。図も多めなので非常に理解しやすく参考になりました。

自分なりに感じたことをまとめてみます。


ただ買ってもらうだけではダメ

成長社会から人口減少社会へと世の中が変化し、買い物をする人口が減ってきています。そんななか売上を伸ばすためには、一度買ってくれた人に何度も買ってもらう必要があります。

人口は減っていますが、追い風となっているポイントもあります。

1. 平均寿命が長くなっている
人口は減っていますが寿命が長くなっているため、一人あたりの総支出は増えています。つまりLTV(Life Time Value)を高めることが重要になってきています。

2. 選ぶストレスが増加している
高品質なものが溢れ選択肢や情報が増えすぎているため、消費者はものを選べなくなってきています。
ものを買う際に選択肢が多すぎるとストレスになるため、一度購入して気に入ったものは買い続ける傾向が増えてきました。

如何に習慣的に購入してもらえるか

行動の40%は習慣だそうです。
すでにある習慣にうまく組み込んだり、新たな習慣を作り出したりすることで、習慣的に購入してもらえるポイントを生み出します。

本書ではPACフレームという商品・サービスを開発するための思考プロセスを使ってどの様に習慣化を作り出し広めていくかが書かれているので、具体的な方法を知りたいという方は是非読んでみてください。

※PACフレーム:Prediction(習慣を予測する)→Addiction(習慣を設計する)→Conversation(習慣を広げる)

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