N国党の脅威2021 上杉・籠池家糾弾の真相は「立花さんの逆恨み?」

N国党の脅威2021 上杉・籠池家糾弾(きゅうだん)の真相は「立花さんの逆恨み?」


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(籠池佳茂さんを交え、私が作成した人物相関図で、森友事件について分析する立花氏のYouTube動画から)

4月23日 追記

 昨日、立花さんよりツイッターに返信をいただいた。これまでYouTubeに多くのコメントをしても反応はなく、2年前の参院選以来、全く音沙汰がなかったので、久しぶりであり、驚いている。

 私を批判するのはとても良いことなので、ぜひやって頂きたいとおもいますが、取材して頂けないでしょうか?
 あなたの想像や思い込みで批判されるのは、出来れば勘弁して下さい。(立花孝志さん)

 すべてのジャーナリストは、彼らが取り扱う事件・事故の当事者では全くないため、彼らが知り得る限りの客観的な事実を元に、主観を交えて、推論を書くのは致し方ないので、どうかご理解願いたい。

 また、私は「一私人」であり、立花さんは「公党の党首」であって、「私人が、国政政党が抱える諸問題や党首の問題について何も書けない」となると、「この国には言論や表現の自由がない」ということになってしまい、それも「政治について」となってしまうと大問題であるため、その点もご理解頂ければ、幸いである。

 また、いろいろな情報提供や取材を受け入れる用意があるとの申し出、大変痛み入る。
 が、私は捜査当局ではないため、私が、【公開できない証拠】を知ることには問題があると思う。
 

4月24日 追記

 ただ、23日の定例会見で、noteに立花さんの問題について書いただけで、全く完全に無名な私の実名まで出て、いろいろ批判されたが、道徳を全否定していて、道徳について全く何も知らない立花さんから、言われたくはない。
 また、道徳の必要性を重視している私が、立花さんのシンパしかいない定例会見に行けるわけないし、深夜にツイッターでいきなり「取材に来て下さい」と言われて、10時間くらいしか経っていない次の日(日付としては同日)の昼の定例会見に来ていないというだけで、「道徳家としておかしい」というのは完全に常識がない…。

 逆にそんな呼び出し方なんてあるだろうか? 私が翌日に参院会館まで行けない場所にいるかもしれないし、また、立花さんが、ありえない期日で返信を迫る週刊誌の記者に対して怒っていることを、自分が私にされているのである。まして私は政治について客観的にブログを書いている「だけ」であり、プロのジャーナリストでも何でもないのである。

 無論、これは私を批判するための印象操作の一貫だと思う。

 また、私は立花さんだけではなく、上杉さんにも、籠池さんにも取材していないが、「プロのジャーナリストでなければ、国政政党の問題や公党の党首について、何も自由に書けない」というのはおかしい。

 ましてやプロのジャーナリストにも、まだ一切公開していないことを、一私人に過ぎない私が知らないという理由で(逆にどうやったら知れるというのか? )、「今回の問題については、公党の党首について不利になることを、あなたには書く資格がないので、ブログなどでも書かないでほしい」と言うのは著しい憲法違反であると私は思う。

 つまり間接的に、「公党の党首を一切批判するな」と言っているようなものなのである…。だが、それはやはりおかしいと思う。

 したがって、旧知である立花さんには大変申し訳ないが、この記事は、日本の言論の自由を守るために、残させていただきたい。

 ただ、私は完全に無名であり、立花さんに比べれば影響力はないに等しいし、事実、立花さん自らが私にツイートされるまでは誰も知らなかったわけであるし(立花さんにとっては、是非そうされれば良かったと思う)、他にも立花さんを批判されている方は匿名でも、いっぱいいらっしゃるし、ましてや私は、立花さんが批判しているような「匿名で顔なしの人たち」ではなく、顔も名前も出して、正々堂々と日本のためにやっているので、今回の記事は、どうかご容赦願いたい。

 逆に言えば、完全に無名な私の一ブログやツイートに対して、党首自らが過敏に反応されてきたということは(普通はN国党の匿名の支持者から来そうなものであるが)、私が書いていることが、どうでもいい悪口のような批判ではなく、正鵠を射ている部分もあるということなのかもしれない…。

 さらに逆に言えば、この記事に関しては、立花さん以外には批判してくる人が誰もいないのである。

 もちろん、「正鵠を射ている」というのは違うかもしれないが、私が立花さんのために10日もかけて、都下の4市1町でポスター貼りをした参院選以来、ピタッと全く音沙汰がなかった立花さんから突然ツイッターに返信が来たのは正直驚いた。

 ただ、三木大雲和尚が「悪い縁も大切」と言われるように、立花さんが公の場で、無名な私に言及されて、道徳の必要性が少しでも多くの人に広まることになるなら、決して悪いことばかりでもないと思う。

 また、立花さんに言いたいのは、私が批判しているのは(アメブロの方を見て頂ければわかると思うが)、立花さんだけでは全くなく、本記事がたまたま立花さんの問題であって、哲学者としては、いろんな政治家を公平に批判していかねばならず、逆に今までブログでは旧知のよしみで立花さんをほとんど批判してきていないのだけはどうかご理解いただきたい。

 逆に言えば、今回はそれだけ上杉さんや籠池さん一家に対して、第三者としては同情せざるを得ず、また、日本の民主主義や言論の自由を守るためにも、渋々立花さんを批判せざるを得なくなったことも、合わせてご理解いただければ幸いである。

  そして最後に「そもそも論」となるが、立花さんも、批判されるのが嫌なら政治家を辞めればいいのである。NHK党には何億円もの税金、血税が入っており、私のような一私人が第三者として批判することは、日本国民全体のためになることに他ならないのであるから。

「批判を欠くと、理性はいわば自然状態にあるようなもので、その主張や要求を貫徹し或(あるい)はまたこれを確保するには、戦いによるよりほかに途はない。…このような批判こそ、我々に平安な法的状態を与えるところのものである。」(カント著 篠田英雄 訳 「純粋理性批判」岩波書店 )


 立花さんは、匿名の人からの悪口を問題視され、批判は大歓迎としていた。まして私は立花さんとも面識があり、名前も顔も出してやっている。さらに立花さんの口グセは「悪名は無名に勝る」であり、そんな立花さんのために、客観的な情報と、諸哲を元に徹底的に立花さんを批判して、立花さんやN国党が風化・埋没しないように、一生懸命N国トークをして、立花さんのために貢献しているのである。

 なのに「あなたの想像や思い込みで批判されるのは、出来れば勘弁して下さい。」

 「はぁ?」 

 そんな虫のいいことを言われてもねぇ…。

 子どもじゃあるまいし。

 今の立花さんに褒められるところなんて「全く」ないし、批判しなければならない点は五万とあるし。ましてや日本の道徳であったり、政治家の在り方であったり、ネットの在り方であったり、引いては日本の民主主義や言論の自由を守るためである。

 こちらこそ、勘弁して下さい(笑)。


(ここから本文となります)

 私は立花さんとは3年前の区議時代から面識があって、それこそ何十回もサイゼリヤで会食をして、参院選に向けていろんな話をしていただいた仲であり、立花さんと直接対立しているわけでは全くないが、上杉さんと籠池一家を守るために、また、これ以上立花さんから理不尽に攻撃されないために、道徳家として、立花さん並びにN国党を批判していかなければならない。

 私は2018年の4月から参院選直後まで立花さんと親交があり、ちだいくんよりも古いが、ちだいくんの戦いに関しては、感情的に行き過ぎた表現があるとは言え、N国党内部をよく知る私としても、N国党をよく分析しており、公党や政治家が私人を攻撃するというN国党の異常な体質に対して、果敢に警鐘を鳴らし続けており、評価し、応援している。

 まず、立花さんは私人に対してもスラップ訴訟を重ね、日本をアメリカのような「訴訟社会」にしようとしていることは、哲学者・道徳家の私にとっては断じて相容れない。

 法律の専門家ではない大多数の私人に対して、「裁判」という精神的負担と、弁護士に対して最低でも数十万円、成功報酬でさらに数十万払わせるというような経済的な負担とを、ネット社会から若者に向けてこれ以上、拡散させてはならない。

 それでは今回の立花氏による「内ゲバ」ともとられるような、上杉さんや籠池町浪(ちなみ)さんに対する、公党の定例会見という公の場での度を超えた激しい個人糾弾(きゅうだん)に至ったこれまでの経緯を見ていこう。

 まず立花氏は公党の定例会見の場で、上杉さんや籠池一家を一方的に「犯罪者」、「恐ろしい人たち」と糾弾しており、N国党の会見を見た人は「10対0で立花さんが正しい」と思うだろうが、それは全く真ではない

 上杉さんに関しては「FLASH」で報道された女性問題や家族間の問題があり、私も最初は立花さんの主張だけを鵜呑みにして、上杉さんを厳しく批判してきたが、上杉さんのサイトを見て、哲学者アリストテレスの言うように、双方の言い分を聞くことで、十分な公平さを以て検証すると事実は全くそうではないようだ。

「相争う言説のすべてを聴いた者は、あたかも原告被告双方の意見を聴取した者のように、判決にあたっていっそう公平な態度を保ちうるにちがいない…。」(アリストテレス 著 出 隆 訳 「形而上学」岩波書店)

 もちろん上杉さんの女性問題については、私も当初は厳しく批判しており、道徳的に良くないことであるが、男女間の関係とは、合意によって成立するものであり、男性側だけの罪とは言えず、また、その問題が、週刊誌や公党の会見で立花氏から厳しく糾弾されて、幹事長としての報酬を凍結されていることで、社会的制裁も十分受けている。

 逆に上杉さんが、立花氏から三顧(さんこ)の礼で請われてなったN国党の幹事長を引責で辞めたいのに、立花さんが辞表を受理せず、後で論じるが、自らの私怨で告訴して晒(さら)し者にするために、在職強要で意図的にとどめているのは、「自由論」で有名な社会思想家であるJ.S.ミルの言う「道徳的非難」に値する。

 また、立花さんは、「嘘つきの上杉さんから、税金が原資である党のお金をだまし取られた」というような言い方を繰り返しているが、元々、ロンブーの淳さんと情報番組をやっていた著名人である上杉さんが、参院選までは無名の私が立花さんの選挙戦術の提言をしていて、「上杉さんがN国党なんかに来るなんてありえない」という時期に、たまたまNHK時代に上杉さんと同僚だった立花さんが、三顧の礼で礼を尽くして、破格の好条件で幹事長に据えたのである。つまり、上杉さんの方から、N国党に来たくて来ていたわけでは全くないし、上杉さんを呼ぶために高い報酬を提示したのも、立花さんなのである。

 そして、そもそも立花さんがいくら女性の妊娠について上杉さんや町浪さんを口汚く非難しようが、生まれてくる子に全く罪はなく、その子の命も人道的に十分配慮しなければならない。

 上杉さんのサイトによると、このような事態となったのは、どうも立花さんは悪ノリが過ぎて、籠池さん一家、ことに町浪さんから嫌われて逆上し、此度(こたび)の感情的な報復ともとれる個人攻撃を行っているふしがある。

 事の発端としては、立花氏が2019年11月8日に、彼女である加陽麻里布(かよう まりの)さんや丸山穂高衆院議員とともに、高級キャバクラに豪遊してハメを外して問題となった、高級キャバ嬢のエンリケさんと共演した動画からわずか4カ月後の2020年3月5日に、同じようにハメを外して、籠池町浪さんとの会食中に、エンリケさんの動画のノリで、執拗に結婚を迫ったとされている。

 また、上杉さんのサイトを読んでいると、立花氏は税金が原資である8400万円の寄付をちらつかせて、結婚を強要しており、その真意はまるで、「NHKの諸先輩がたが紅白に出してやっている女性歌手とセックスをしているように、俺も籠池一家に8400万円も払っている(寄付している)のだから、町浪さんとセックスくらいさせろ」という人をモノのようにしか扱えなくて、道徳のかけらもない非人道的な悪意であり、立花氏が長年見てきた、NHK局内特有の悪い慣習にも見える。

 立花さんも若いころは局内でブイブイいわせていたらしいが、立花さんが自分が思っている以上に年を取り、太られて、性格的にも「暑苦しくなった」(かつて美輪明宏さんが舛添さんに対して形容)、傲慢になられたということもあり、育ちが良くてまだ若い町浪さんが、立花さんと年の近い他の女性のようには立花さんを受け入れることはなかったのである。

 無論、この場合は性交渉ではなく、結婚を強要しているのだから、話は違うのだが、女性にとって結婚とは人生の中で一番重要なことに相違なく、町浪さん本人は、何も悪いことをしていないのに、籠池家が森友事件に巻き込まれたというだけで、立花さんと偽装結婚しなければならないというのは、完全に常軌を逸しており、時代錯誤もいいところである。

 この件に対して立花さんは、「偽装結婚ではなく政略結婚だ」と言って反論しているが、今は戦国時代ではなく、女性の人権が叫ばれる今の時代に、それこそ完全に意味不明であり、かつ、女性を政治的に利用するなど「完全に時代錯誤な考え」ではないだろうか? 立花さんは籠池家と血縁関係になって、一体となって森友問題を解決したかったのかもしれないが、それなら、立花さんが籠池夫妻の養子になればいいだけの話である。

 そして、立花氏と町浪さんが生配信をするなど、それまでは完全に籠池一家と関係が大変良好だった立花氏が、結婚強要の時期あたりを境に、それまでは批判してきて、完全に敵だった疋田(ひきた)管財人側に転じるなど、変節のレベルを超えて、森友学園に対する立花さんの信念が180度変わり、籠池家と真っ向から対立していくことになるのである。

 また、立花氏が、自らの結婚強要を棚に上げて、8400万円の寄付の返済に動いたり、町浪さんを批判したりしている言い分としては、2020年9月9日のフライデーの記事を引き合いに出して、「塚本幼稚園の再生計画の現状や厳しすぎる指導に疑問を持って、町浪さんに電話をかけたが警戒された」というものである。

 しかし、そもそも「フライデー」が取り上げるような、森友学園の厳しすぎる教育方針は、森友事件が発覚した4年前から言われていることである。
 それで菅野完(すがの たもつ)氏が、通常の教育方針ではない森友学園を取材していたのであるから。
 つまり立花氏は、「菅野完氏と全く同じ観点で、町浪さんに不信感を持った」というが、事実は全く違う。また、厳しい再生計画の現状も、「フライデー」よりも専門に取材して、籠池さん一家と親密だった立花氏本人が一番よく知っているはずである。

 そもそも立花氏は、森友学園の教育方針については前々から関心がなく、知っていながら見過ごしてきたが、しかし今になっていきなり菅野完氏のように、いきなり教育方針にこだわるようになって、かつ批判的になっているのである。無論、立花氏と菅野氏とは犬猿の仲であり、4年前から考え方は正反対である。
 なぜ立花氏が野党みたいに心変わりしたかというと、それは当然、偽装結婚を拒否されて町浪さんから避けられるようになって、8400万円というお金になびかなかった町浪さんに対して逆恨みをするようになったからに他ならない。

 もし町浪さんが、立花氏の結婚の申し出を受け入れていたら、自らのチャンネルで、何事もなかったように、町浪さんに付きまとって、指導方針に関する批判記事を書く「フライデー」を逆に叩いていただろう。

 そもそも立花さんは「ネットという『鉄砲』の時代に、テレビ・新聞・雑誌という『刀』で戦(いくさ)をしている」として既存のメディアをバカにしており、ことに「週刊文春」や「東京新聞」に対しては極めて攻撃的であり、新聞社、雑誌社全般に対して極めて批判的だったのである。

 立花氏は、推測すると、町浪さんから結婚を拒まれて、そこから町浪さんに嫌われて2020年9月以降は全く電話に出てもらえなくなり、弁護士と3人で会う約束にもすっぽかされるようになって、「これでは何のために8400万円を寄付したのか」と考えるようになって、イラ立つようになり、それでいて党が抱える莫大な借金や運営費もあって(完全に自業自得であるが)収拾がつかなくなり、その後は、自分が町浪さんに結婚を持ちかけたことを隠すために、誰から聞かれてもいないのに、自分から町浪さんを激しく攻撃していると考える方が、時間軸としても一番つじつまが合うのである。

「立花氏は昨年(2019年)11月、ネット動画で、借金を呼びかけたところ221人から4億4600万円分の申し出を受けた、と報告。元金に年間5~10%の利息をつけて返す、と表明していた。」朝日新聞デジタル 2020年11月27日 18時05分(田中恭太)

 また、立花さんと意気投合した高級キャバ嬢のエンリケさんだって、初対面の立花さんから、いきなり偽装結婚を持ちかけられたら、断るだろう。事実、エンリケさんは立花さんからN国党からの出馬を打診されて断っているのである。しかし、町浪さんには立花さんから強要された偽装結婚を断るという選択肢がなかった。それは取りも直さず、立花さんから森友学園に対する8400万円の寄付という条件があったためだ。だが、たとえそのような条件があったとしても、立花さんと親しくなったエンリケさんでも、同じような結婚の申し出(というか強要)は断っていただろう。


 以下が今回のトラブルの経緯について、「想像や思い込み」ではなく、立花さんの動画と上杉さんのサイトを元にまとめた時系列である。

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 私たちは、定例会見などで、立花さんの主張しか聞くことができないが、立花さんの動画と上杉さんのサイトの双方を参考にして作成したこの時系列を追っていくと、全く逆となり、町浪さんに対してセクハラ・パワハラをしていたのは立花さんということになる。

 そして自らの後ろめたさを払拭(ふっしょく)するために、逆ギレして、自らの傲慢さによってトラブルとなった籠池町浪さんや、町浪さんが頼った上杉隆さんを必要以上に攻撃して、「彼らがひどい犯罪者であり、自分だけが被害者なんだ」として、自己正当化しているに過ぎない。

 少なくともそのようにしか見えない。

 トラブルの原因、発端は、「立花さんの町浪さんに対する逆恨み」に他ならないのではないか?

 まず立花さんは、上杉さんと籠池家を一緒くたにして攻撃しているが、そもそも上杉さんは森友問題自体に疎(うと)く、また、籠池家とも元々面識がなく、立花氏と同行して、2020年2月19日に籠池夫妻と初めて会ったということであり、関係は浅い。
 また私は最初、上杉さんが町浪さんを妊娠させたと知って、「とんでもない」と思ったが、町浪さんは、立花さんと知り合った3月5日の会食や、4月25日の生配信の後も、8400万円の寄付をちらつかせて恩着せがましく結婚を迫られて、助けを求めた相手が、たまたま立花さんから紹介されたばかりの、著名人の上杉さんだったのではないか?と推測する。

 刑事コロンボでも同じような推論を立てるに相違ない。

「(立花氏から言い寄られている)『偽装結婚』については、昨年(2020年)春以来、上杉は籠池理事長から複数回、「相談」(というよりも抗議)を受けておりました。」
https://www.uesugitakashi.com/post/mukaito


 そもそも立花さんは、上杉さんと籠池家を一緒くたに「恐ろしい人たち」、「犯罪者」と言って攻撃しているが、犯罪者も何も、立花さんが結婚を拒まれて自らのチャンネルや定例会見で「ギャーッ」と騒ぎ出すまでは、1年半もの長きにわたって、上杉さんや籠池家とN国党の中で何の問題もなく和気あいあいとやっていたのである。

 事実立花さんは、上杉さんから「立花氏による偽装結婚」について追及された「討議資料」を提出された2021年3月12日以降から、上杉さんや籠池家に対するネットでの個人攻撃をエスカレートさせている。

 また、もし籠池さん一家が、立花さんの言うように「恐ろしい人たちで犯罪者」なら、菅野完氏や酒井弁護士は、籠池さん一家をだます前に、恐ろしくて逃げ出していただろう。

「ただ、もう、あの~、これまで申し上げた通り、まっとうな人じゃないです。あの~、これ、皆さんはどこまで恐怖を感じているかわかりませんが、完全な犯罪者です。はっきりと言います。もう、恐ろしい人たちです。
その、人を洗脳して、相手からお金を奪い取る能力の高さというのは、ある意味、天才的というか。言える範囲で言うと、今長男の佳茂さんと、お父さん・お母さんは仲たがいしているように見えますよね? 違います。
組んでます。裏側で。町浪さんとお兄さんも、まぁ、いろいろとつながって、一家としてそういうことしていってですね、そこに上杉も噛んでいると。」(【4月9日午後1時〜】定例記者会見ライブ放送 / 立花孝志)

「はぁ?」

 籠池さん夫婦が、息子さんとつながっているというだけで、「完全な犯罪者」? 

 親子ゲンカが解決して、結構なことではないだろうか?  

 無論、今の段階で公表できない事実があるのかもしれないが、「親子が仲直りした」というこの一事を以て、「籠池一家=犯罪者」のいくばくかの根拠とできるわけもないはずであるが、立花さんシンパの不勉強な記者さんたちはなぜか納得してしまっている。

 籠池さん一家を陥れるための場か、あるいは「思考停止」の場としか言いようがない。いずれにせよ、この定例会見の場は立花氏がヒトラーのように振る舞う空恐ろしい同調圧力の場である。

 だが、現実は全く違う。「お人好しの籠池さん一家が」だまされたのであって、もしお人好しでなければ、なぜ籠池さん夫妻だけが裁判にかけられているのだろうか? 

 そもそも籠池さん夫妻が、「恐ろしい人たち」も何も、あるいは「完全な犯罪者」も何も、誰にも頼まれていないのに、好き好んで籠池さん夫婦に突っ込んで行ったのは立花氏本人である。

 また、上杉さんや籠池さん一家が犯罪者がどうかは、立花氏一人が裁くことでは断じてなく、完全に司直の手に委ねられるべきであり、ましてや公党の党首である公人が、事もあろうに定例会見の場で、私人に対して「犯罪者」と言うのは、刑が確定していない段階では、著しく名誉を棄損しており、あってはならないことである。 

「『人をさばくな、自分がさばかれないためである。あなたがさばくさばきで、自分もさばかれ…るであろう。』[マタイ七・1ー2]とイエスは言う。」(ヘーゲル著 木村毅訳 『キリスト教の精神とその運命』現代思潮社) 

 わかりやすく「三国志」で言えば、立花さんが董卓(とうたく)であり、町浪さんが貂蝉(ちょうせん)であり、上杉さんが呂布(りょふ)という三角関係の構図である。
 ただこの場合は、董卓の立場である立花さんが、嫉妬に狂って、呂布っぽい個人攻撃をしているのである。
 
 私が立花さんと共に追及してきた森友問題が、痴情のもつれでこのような
仕儀に至ったのは誠に痛恨の極みであり、立花孝志ただ一人の性癖による
落ち度でしかない。立花さんは、彼が今まで批判してきたNHKの先輩方と何も変わらないように思う。

 立花さんの偽装結婚問題によって、森友問題があらぬ方向へと向かっているが、森友問題の解決とは、森友問題の真相究明によって、籠池さん夫婦のえん罪を晴らすことと、森友学園の再生である。

 それが今の立花さんは一体何を求めて動いているのか?と。

 人を、偽装結婚を断った町浪さんを、余計に傷つけることばかり暴露して、結局売名目的だったのか? 町浪さんも、たとえ理事長とは言え、まだ若い一人の女性に過ぎず、欠点のない人間なんてこの世にはいない。

 それを赦(ゆる)しの心なく、自殺寸前に追い込むまで、公党の定例会見の場でしつこく攻撃するなんて、政治家以前に人間失格もいいところである。

 私個人は、詐欺師であるのは上杉さんや籠池さん一家ではなく、立花さんであると思う。立花さんは嫉妬に狂いながらも、すべて計算でやっており、共産主義の指導者やヒトラー以上に、巧みな情報操作と自己正当化、大衆煽動に優れているずる賢い「だけ」の人物である。

 それゆえ、キリストの教えや、ヘーゲル哲学においては、最も厳しく批判されるべき「自己正当化」をする「道徳のない人」である。

 本人は「選挙のプロ」を自認しているが、ここ数年は全く当選者を出せなくなっており、小金井市長選では、人気ユーチューバーで、国政政党の党首で、元国会議員にも関わらず、「678票」という驚異的な低得票を記録している。

 また、「カジノ推進」で問題になっており、新聞にもよく載っている横浜市長の林文子すら知らず、「政治に関心のないノンポリ」である。

 立花氏の実相は、自分を「選挙のプロ」と思い込んでいる「一業界人」というだけであり、同氏との共通点が非常に多い松野行秀さんに近い。

 無論、松野行秀さんは経歴や身体的特徴などで立花氏と共通点が多い業界人という「だけ」であり、立花氏のように公権力やネットの影響力を濫用して私人を攻撃するような悪い人では全くない。

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 だが私は、他のN国ウォッチャーとは違い、3年前から、それこそ何十回も立花さんとサイゼリヤなどで会食した間柄であり、2年前のコールセンター設立のための新宿「魚民」の会合でも、立花さんの隣りの席にいて、政見放送の撮影現場について質問させてもらったし、その席の立花さんは至って真面目であり、外部の私がいたことで、党員に対して模範を示すべく、「官僚は脳みそから汗を流して働いている」「皆さんは地方議員になれたといって慢心するのではなく、法律関係の資格を取ってほしい」という真面目なスピーチを長時間していたのである。そして佐直(さじき)くん任せになっていて、遅々として進まなかったコールセンター設置の道筋をつけた重要な会合でもあった。この時の2時間以上にも及んだ立花さんの真面目なスピーチは、近藤区議が録画していたものの、全く知られていないが、こちらが真のN国党であるべきだったし、今は暴走していると言わざるを得ない。

 立花さんは躁うつ病をわずらい、NHKでも内部告発して自殺を考えて生死の境をさまよったほど、精神的に不安定な人物であり、こういう人は、宮台真司などの社会学的に言えば、道徳の退廃した今の成熟社会には少なくないのである。

 哲学者であり、道徳家である私の元に来れば、立花さんも直ちに正路に戻れると思うが、今はただ主観的で愚かな、当人だけにしか当てはまらない、1億分の1のヒューマニズムである能力開発プログラムや自己啓発を信奉して、人を傷つけて、うわべだけを取り繕(つくろ)って偽善的かつ狡猾に道徳なく人をだまし、陥れて生きるしかないのであろう。

 今の立花さんに当てはまる道徳的な教えは、数え上げればきりがないが、まずは日蓮宗の三木大雲さんがよく言われる「還著於本人(げんじゃく・おほんにん)」だろう。すなわち、「人を攻撃すれば必ず自分に返ってくる」という教えである。

 まさにマルクスの言う人間疎外や、哲学者・西田幾多郎の教えであるが、人を「モノ」としか思っていない立花孝志氏は非常に危険な人物である。

 私個人は入手し得る限りの情報を吟味して、公党の党首である立花孝志氏にほぼ99.99%責任があると確信しているし、また、立花氏さえいなければ、何のトラブルも生じておらず、誰一人傷ついていないが、当の立花氏は全く何一つの非も認めず、全く一度も謝罪していないというのが現実である。

  どう控えめに言っても悪魔のような人であり、今はフジテレビの外資比率の問題がクローズアップされているが、ネットの世界も全く例外ではなく、テレビ業界の専門家である立花氏が、訴権と共に、YouTubeのチャンネル登録者数43万人という影響力を濫用して、さらには公党の定例会見という公の場を、自己正当化や私人を攻撃するために悪用して、一方的かつ巧みに世論操作や大衆煽動をして、何も知らない支持者を増やしていくという今回のような事態、炎上商法にも近い、悪意によって計算され尽くした劇場型の詐術に対して、政府や日本国民は、新しい悪質な社会問題として認識し、警戒して、こうした手合いにだまされないように備えなければならない。

 立花氏に攻撃されて苦しんでいるすべての人、もしくはN国党を批判したことによって誹謗中傷を受けているすべての人を私は応援したい。

 日本の自由と民主主義は守られなければならない。

 私人を攻撃して自己正当化する立花氏、並びにN国党は、今日の日本にとって新しい悪夢であり、呪いである。

 何としても解呪して、日本の政治権力や、メディア権力から派生するネット権力の暴走を防ぎ、健全で道徳的な社会を死守していかなければならない。 

 追記 4月23日  

 先ほど立花さん自らツイッターでご返信をいただいた。

 私は入手し得る限りの情報を分析して、立花さんに非があるとしたが、立花さんサイドにも相応の言い分はあるようである。

 ただ、道徳家の私にできることは、いろんな方面との和解や平和的な関係解消を勧めることである。

 いずれにせよ、私はトラブルの当事者ではないため、新聞や週刊誌のように、客観的な情報に基づいて論じる他ない。

 まずは、2年ぶりのやりとりに感慨深い思いである。

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