見出し画像

伝えることの重要さと、その難しさ

こんにちは、みねおです。普段はLINE Fukuokaのクリエイティブ室 室長としてクリエイティブ組織のデザインをしています。

前回はデザイン組織起ち上げ期の失敗として
・自分の成功パターンに変更する
・いざとなったら自分が手を動かす

という点を書いてみました。

今回は「伝える」ことの難しさと、気づきを共有したいと思います。

伝える≠伝わる

マネジメントをする上でみなさん書籍などでも、伝えることの重要性など見聞きしたことがあると思います。何度も伝えることが重要というのはどの書籍でも書かれていますし、私も今でも伝わるまで伝えることは重要だと思っています。ですが、体感として本当に「伝わる」になるのは難しいことです。

昨今ではZoomだったりオンラインでのコミュニケーションが主流なので、画面越しだと案外伝わったかも?と感じる部分があったりします。
ですが! メンバーと言えど他人なのであなたの考えがそんな簡単に伝わり切るなんてことはありません。伝わったように見えてもすべてが伝わってなかったり、一部解釈が違うなんてことはザラです。
あれ?この前、なるほどですね。と言ってくれてたから伝わったと思ったのに… とかあるあるですよね。

なぜ、伝えたことが伝わらないのか?

こう感じることが多いのではないでしょうか?なんで、こういうことが起こるのか私なりに改めて考えてみたのが下の図です。

伝える側の時間と、聞く側の時間の差

めちゃめちゃ当たり前のことなんですが、伝える側はそれこそ1日中どうしたらうまくいくだろう? なにか参考になる本を読んでみよう。ヒアリングしてみようなど、数日、長いときは1ヶ月以上思考することになると思いますし、逃げたくなるぐらい苦しい時間もあったと思います。ですが、あなたがメンバーに共有した時間はきっと長くても1-2時間です。伝わるに変えるには、この差を極力埋める必要があります。

1度や2度伝えただけで、メンバーに伝わったと思うことは伝える側の努力不足が原因なことが多いです。(自戒を込めて…)

まとめ

メンバーの理解 = 思考・検討した時間 + 伝えた時間
このすべてを埋める必要はありません。四象限を使って整理し伝わりやすくする。図解することでイメージを膨らませる。ときにはワークショップを開催し意図を体感してもらう。などなど、色々な工夫をすることでより伝わりやすくすることはできると思います。ただ、思考・検討した時間 + 伝えた時間を合わせるように心がけることを念頭においておくと良いんじゃないかなと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?