備忘録

春から、ふみさんと一緒に過ごす時間が増えた。

ふみさんは映画や演劇、プロレスに声優の追っかけと、好奇心は外に広がっていて、パソコンがあればどこでも仕事ができてしまうから、コロナ渦に入るまでは、家に一人でいる時間が多かった。だからと言って、放って置かれてるという気持ちは全然なくて、私は私で家で作業をしているので平気だった。というか、それが普通だった。

緊急事態宣言が発令された4月。その少し前から今に至るまで、ふみさんもインタビュー仕事や打ち合わせ以外は、ほとんど外出しなくなった。家に二人でいることが普通になったのだ。

そんな中、ふみさんとの日々の出来事をたまに1ページ漫画にしている私は、もっとふみさんとのエピソードが生まれるのだろうと思いきや、もちろん生まれるのだけど、漫画を描く気力が湧かなかった。先行きの不安や、離れて暮らしてる両家の家族や友だちの安否、この上ない閉塞感に苛まれていたのは確かだ。

ふみさんとの漫画は、いわゆる備忘録であり、忘れないように残しておくためのものとして私は描いている。そこに義務など一切ないし、些細な出来事ではあるけれど、忘れるには惜しいものなのだ。Twitterをチェックする親に向けて、元気で仲良くやってるよというメッセージにもなっている。

ふみさんとの日々を描き残せていない状況が続いているけど、無理のない範囲で、またポツポツと描いていきたいと思う。

【3/31】イメージ

【4/11】ストレッチ①②

【5/5】ストレッチ③

【5/7】在宅ワーク

上記以降、更新なし、今に至る。

（カ）