編入合格体験記 名古屋工業大学 電気・機械工学科

自己紹介

はじめまして、たっつーといいます。

私は愛知県出身で同県にある国立高専の電気系学科に通っています。

クラス内順位は公開されないので正確には分かりませんが、だいたい全体が45人ほどで

1年次>35位 2年次>35位 3年次>25位 4年次>10位

程度だと思います。名工大は試験の点数開示もあるので、学校での成績は考慮されないと思われます。

語学力につきまして、3年生の秋に受けた初めてのTOEICが295点で、4年生の3月に受けたものが615点の英語弱者です。

部活は陸上競技部に所属してます。

編入の動機

単に大卒の方が年収がいいからというのと、まだ自分は何も出来ないからもう少し学びたいと思い、編入を志しました。その中でも名工大を選んだのは近くて、就職実績が非常にいいからです。

試験内容

名工大の試験内容は

・英語(穴埋め問題、英文和訳、長文読解)100点満点

・数学(微積分、線形代数)100点満点

・物理(力学、電磁気学、電気回路)100点満点

・専門科目(電磁気学、電気回路)300点満点

といった感じです。英語の過去問は公開されていませんが、びっくりする程レベルが低いので、何も心配しなくて大丈夫です。

なお、合格ラインは6割といわれています。

各科目の勉強方法

以下で紹介する参考書を完璧にすれば必ず合格出来ると思います。(使った参考書にてリンクも貼っておきます。)

・英語

名工大の英語は冗談抜きでハチャメチャに簡単なので、特に何もしなくても突破できるレベルです。でも心配!って人は、大学受験用の単語帳を購入して勉強しましょう。

・数学

「編入数学徹底研究」をなんどかやった後に、「編入数学過去問特訓」に取り組んでください。これ以外は全くやる必要はありませんので、とにかくこれをできるようにしてください。またC問は解かなくていいです。

・物理

私は「大学生の初等力学」を用いて勉強をしました。元々、物理はあまり得点元にする気は無かったのでそこまでやらなくてもいいです。

というか、割としっかりやってもとれません。(泣)

物理にリソースを割くのは1番非効率だと思うので、その分の力は専門科目に回した方が合格率は上がると思います。

・専門科目

「基礎電気回路ノート1~3」これは私の学校で使っていたワークなのですが、最強です。この本に載っている問題を全て解けるようにすれば、直流&交流回路はよっぽどいけます。

また、毎年出題がある、過渡現象は「過渡現象の基礎」が非常にわかりやすいです。電気回路の問題についてはこの2冊で突破できます。

電磁気に関しては、私は参考書を利用せず、学校で配布されるプリントと過去問のみで合格しました。

学校の授業で電磁気が十分でない場合は「大学生の電磁気学」を用いるといいでしょう。

試験当日(1日目)

1日目の科目は

英語90分>数学90分>物理60分です。

受験者は電気分野のみで23人いました。合格者はそのうち6人だったと思います。

英語は非常に簡単で、できなかった....って言ってる人はいませんでした。

数学も非常に簡単でしたが、部分点がほぼつかないため、ミスには要注意です。

問題は物理です。名工大の物理はかなり難し上、何より時間が足りません。受験者平均4割程度になる(と、思われる)最難関科目です。また、回答のみ答案用紙に記入する仕様なので部分点は0です。だいたいみんなとれないので、あまり心配しないようにしましょう。

試験当日(2日目)

午前中に120分の専門科目の試験を受けた後、午後に面接を行うといった形です。

専門の試験は例年通りでした。最近はF行列の問題がよく出ており、直前に復習しておいたので、しっかり解くことが出来ました。

一般科目とはことなり、専門科目ではバチこり部分点が入るので回答はしっかり書きましょう。

問題は面接です。

面接官が3人、長机に座っていてその前にあるイスに座って話をするといった感じでした。質問内容は、

・志望動機

・どういうロボットを作りたいか(志望動機でロボットに興味があるという旨の発言をしたため、)

・併願校

で、終わりです。5分もかかりませんでした。

あまりの短さに唖然としてしまいましたがだいたいみんなこんなもんらしいです。

試験結果

名工大は試験の点数開示があるいい学校です。私の点数は

数学 100点/100点満点

英語 87点/100点満点

物理 60点/100点満点

専門 239点/300点満点 (部分点あり)

合計 486点/600点満点

でした。6割が合格の目安らしいので、割と余裕を持って合格することが出来ました。

これから受験をする方へ

まず、各科目の優先順位を考えてください。

・英語>誰でも、酷くても60点はとれる。つまり、伸び幅は多くても40点、勉強には時間がかかる科目。

・数学>勉強しないとほぼとれない。伸び幅は100点、勉強に時間がかかる。

・物理>勉強しないとほぼとれない。しかし、そもそもかなり難易度が高いため、勉強してもそこまで高得点はとれない。コスパが悪い。そもそも、半分は電磁気や電気回路だから、専門の勉強の範囲。(勉強時間と点数は対数グラフみたいな感じ。)

・専門科目>勉強しないとほぼとれないが勉強にそこまで時間はかからない。満点が300点で1番の得点源。

といった感じなので、

英語、数学>早くやる!(4年生のうちに完成させたい)

物理>試験の1~2ヶ月くらい前に少し力学の復習をするくらい。(最悪捨ててもなんとかなる)

専門>試験3ヶ月前から、過去問&授業の復習&問題集

という感じで計画を立てましょう。

次に、問題集は数をこなすのではなく、1冊を反復して完璧にしてください。

次のトピックに示した、問題集が全て出来るようになれば、確実に合格出来ると思います。

使った参考書

一応リンクを添付します、値段が定価より高くなっている場合もあるので、定価の物を探して買うといいでしょう。

以下は使って無いけど、友達が使っていたオススメ参考書です。

おわりに

最後まで読んでくださりありがとうございます。

これから受験を考えている人は是非このノートを参考に勉強して貰えると幸いです。

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