世界最速?で日本ハム2022年新ユニフォームを徹底解説する特集
2022年1月21日、とうとう日本ハムの新ユニフォームが発表されました。
ユニフォーム変更のリリースから約1ヶ月。
普段はユニフォームとかそんなに興味ないという方でも、今回ばかりは首を長くしていたのではないでしょうか。
皆さんの新ユニフォームに対する印象はいかがでしょうか?
期待通りだった・想像通りだったという方もいらっしゃれば、予想外だった・期待外れだったという方もいらっしゃるかもしれません。
どちらにせよ、日本ハムの新たな船出を飾るユニフォームとなります。
今回はそんな新ユニフォームをあの手この手で語り尽くす特集をお送りします。
題して、「世界最速?で日本ハム2022年新ユニフォームを徹底解説する特集」。
こちらで行った予想を前提にお話しする部分もありますので、是非ご覧ください。因みに、こちらの予想記事は新人合同自主トレが始まる前に執筆したものになります。
では、どうぞ。
新ユニフォーム概要
まずは、新ユニフォームの概要をおさえておきましょう。
最大の特徴はベースカラーがブルーへ変更されたこと。今までのユニフォームではアクセントとして用いられていたブルーが一気にメインカラーへ昇格しました。
ロゴや背番号、背ネームなどは単色のシンプルなデザインに。
アシンメトリーのデザインは継承しながらも、今までとはかなり雰囲気が変わる結果となりました。
コンセプト等は公式のリリース等を参照して頂ければと思います。以下私個人の感想オンリーでございます。
第一印象は、ブルージェイズ+パナソニック。
正直カッコいいとは思わないですが、言うほどダサいとも思わない。
妙にNPBっぽくない感じがあるなぁ、と。
特に新庄監督の着姿を見ると、「SHINJOが日ハムをオマージュした感じでチーム作った」感が強い。
なんとなく社会人野球っぽいし、KBOっぽさ感が漂う気も。
あと、eスポーツ感。
とにかく、日本ハムっぽくないしそれ以上に日本プロ野球っぽくない。
そんな感じの第一印象です。
続いて、個人的に気になったポイントをご紹介。
予想記事も書いているので、「答え合わせ」も兼ねて一つ一つ見ていきましょう。
詳しく見ていきたいと思います。
①ブルージェイズっぽいロゴ
ロゴは2本線で構成されるシンプルなフォントです。ブルージェイズっぽい雰囲気ですね。ブルージェイズは丸めの字体ですが、今回の日本ハムは角ばった字体。
予想では「旧モデル(北海道初代)のような形になる」「ブロック体とかだと面白い」と言ってます。
前者はガチ予想、後者は願望なので予想としては大外れでしょう。
全体の雰囲気がシンプルになることは予想していましたが、ユニフォームロゴがここまでガッツリとシンプルになるとは思いませんでした。
二段ロゴになっているビジターはともかく、ホームの「Fighters」ロゴとの親和性は少し微妙かなと思います。文字列のシルエット的にも、もう少し装飾度が高い方が映えるというか。
また、ロゴがシンプルであること自体はいいとしても、(後にも述べますが)左右非対称という「装飾度の極み」みたいな要素との相性を考えた場合、ややミスマッチ感が拭えないのが正直なところ。
ただ、昇華プリントではなく、刺繍なのは素晴らしいですね。
②チームカラーはブルー
大外し中の大外し。予想では「ブルーはやめて黒+金」と言っていましたので。
ロゴや背番号の色だけでなく、アンダーシャツやソックス、キャップまでブルーと、ブルーを大フィーチャーしていますね。
ビジターに関しては、2018年の「WE LOVE HOKKAIDO」のような雰囲気です。
「ファイターズブルー」と名付けられたらしいですが。
正直、「あ〜。そ、そっか〜」って感じ。個人的にあまり好きな色味ではないんですよね、このブルー。
同じ明るめのブルーでも、例えばライオンズブルーのような底抜けの明るさやDeNAの横浜ブルーのような深みを感じないというか。
何か引っかかるものがあるような。うまく言語化できないんですけど。
個人的な好き嫌いはともかくとして、今までのユニフォームは黒と金というベースがしっかりしていたからこそ、このブルーがアクセントとして映えていたのであって、単独でメインカラーに持ってくるにはあまり向かない色なのではないでしょうか。
初代はロゴのみ、二代目はロゴ&肩の切り返しと、あくまで脇役だった色な訳です。
それに、白とのコントラストが鮮明ではないので、せっかくのロゴや文字があまり映えないという問題があるかと。
せめて黒や金で縁取った方が「本物感」「高級感」が出るんじゃないかなと思いました。ただ、それはそれでブルージェイズ風ロゴが活きないという問題も出てきてしまいますが。
第一印象が「NPBっぽくない」だったのも、この色味が最大の要因かと思います。
③アシンメトリーの継承
ホームに関しては、「左右非対称を残す」というのが悪い方向へ向かった、言い換えれば「足枷になった」という感じかなと率直に思います。
色を変えるなら、シンプルに袖だけとかで良かったんじゃないでしょうか。首は完全に蛇足だし、脇腹も…
一方ビジターに関しては、予想していた「過度なデザイン性は極力控えた形」というのに割と当てはまるかな、と。
まあ、これが「パナソニック」っていう印象の所以でもある訳で、無条件にNPBのユニフォームとしてイケてると肯定しがたいところでもあり…
やっぱり左右非対称はなかなか難しいですよね。初代のように、シンプルに袖だけっていうのがベストなのかなぁ。
下手に取り入れると、やっぱり「プロ野球感」が削がれてしまう印象があります。
繰り返しになりますが、今回のユニフォームに関してはロゴや色遣いなど、ベースのデザインがシンプルなこともあって、左右非対称との食い合わせが良くないのかなとも感じます。
ロゴが装飾度高めのものであれば、そこまで違和感がないのでは。先ほど言ったように黒+金で縁取るとか。
④七芒星の行方
「図案化する」「ユニフォームロゴからはなくなる」という部分だけを切り取れば、予想的中と言えなくもない、という感じでしょうか。
ただ、帽子マークからもなくなるのは意外でした。
全体的にシンプル志向というところで入れどころがなかったという感じかなと思いますが、潔さを感じると同時に「日本ハム」感が薄まってしまっているような気がします。
ただ、これに関しては「慣れ」で解決するような気もしますが。
⑤「イメージしてた感じではなかったです」
ある意味1番驚いた部分。BIG BOSSの第一声。
一言目からそこまではっきり言う?っていう。
私の予想はあくまで話題性重視の「BIG BOSS主導だったらこんな感じ?」という体のもの。
ただ実際には組織主導だろうからどうなるかなと思って見てました。
で、このユニフォーム。
「ああ、そう来たか」と思っていたところにこのコメント。
そういう意味ではホッとしたというか、一目で抱いた違和感への言い訳になるというか、「ですよね!新庄さん的にはこれはちょっと違いますよね!僕もそう思います!」的な感じ(ゴマすりクソ野郎感)。
中でも、BIG BOSSが特に具体的に言及していた背番号の書体。これに関しては予想記事でピンポイントで触れています。
後、BIG BOSSの発言で気になったのは、最近の流行であるダボつかせた着こなしについてのコメント。
ちょうど記事に書いたところだったこともあり、「そーだ!そーだ!」と完全に子分気取りで配信を見ていました。
その他気になったところ
シャツスリーブ仕様になっている
数々の記事でたびたび言及しているシャツスリーブ。現行だと中日に次いで2球団目。ラグランスリーブに比べてボックスシルエットでクラシックな雰囲気になるので、各球団取り入れて欲しい意匠です。
柄入りストッキングの採用
こちらもたびたび言及していますね。MLBで近年再流行している柄入りストッキングは、NPBの通常ユニフォームではオリックス、ソフトバンク、巨人に次いで4球団目。日本でも勢力拡大中といったところでしょうか
ビジターのグレーパンツ
これは素晴らしいです。ビジターは基本上下グレー。カラージャージにする場合はパンツはグレー。それが「野球のユニフォーム」です。
ゴールドの胸番号
せっかく北海道移転後初採用なのに、ちょっと分かりにく過ぎる。さっきの話とも被りますが、胸ロゴや背番号は青字に黒金の縁取り、胸番号は金字に青黒の縁取りとかだったら「映え映え」だったと思いますね。
まとめ
色々言いましたが、決して嫌いではないです。
旧モデルと基本形は似ていて、かつ旧モデルの方がインパクトが強めなので、相対的に違和感が生じてしまうという感じ。
癖のあるユニフォームなので、第一印象と慣れてからの印象とではまた変わってくるでしょう。
「その他気になったところ」で挙げた部分を中心に、MLB的な要素もふんだんに盛り込まれているのも好印象です(逆に、それが社会人野球っぽい、KBOっぽいみたいな印象にも繋がってるのかもしれませんが)。
それに、何より実際に選手が来て球場でプレーするところを見ないことには本来何も言えないはずなので、今回は速報的な感じで捉えていただければと思います。
最後に付け加えるとすると、青系のチームが多過ぎるということ。
これで(ネイビー系も入れると)6球団目ということになってしまいました。こういった観点からもブルーはないと予想していた訳ですが…
今回はどうやらBIG BOSSはほとんどデザインに絡まなかったようですが、機会があればBIG BOSS完全監修のユニフォームも見てみたいですね。
企画ユニフォームとかなら今年からでも行けますから。
以上、世界最速?で日本ハム2022年新ユニフォームを徹底解説する特集でした。ありがとうございました。
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