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これぞ理想のユニフォーム! 〜ソフトバンク編〜

各球団のユニフォームについて、こんなんだったらカッコいいだろうなぁという妄想をひたすら垂れ流していくというシリーズ企画、「これぞ理想のユニフォーム!」

第2回目となる今回は、福岡ソフトバンクホークス編でございます。では、どうぞ。

現行ユニフォーム雑感

まずは、現在使用されているユニフォームについて、簡単におさらいしておきましょう。

球団名が「福岡ソフトバンクホークス」に変更された2005年から、幾度かのマイナーチェンジを経て現在まで使用されている長寿ユニフォーム。

いわゆる、典型的な「強いからダサくは見えない」タイプのユニフォームですね。一つ一つの要素を切り出してみると、結構変なユニフォームなのではないか、と個人的には思っています。

詳しくはこちらを参照していただくとして、変だと思う点を整理して挙げていきます。

・袖の2本ライン
・ラケットラインとロゴのフォントが不釣り合い
・ロゴに「Fukuoka」がない(「SoftBank HAWKS」+「SoftBank」)
・ロゴが企業ロゴなのが好きじゃない

現行ユニフォームに対する感想はこんな感じ。

改善案①(現行モデル準拠版)

まずは、現行モデルを元に、こんな感じならいいのでは?というものを作ってみました。それがこちら。

主な変更点は以下の通り。

・袖の2本ラインの仕様を変更
・ラケットラインを削除

現行モデルに対する不満点の上2つをそのまま反映させた形ですが、これだけで相当スッキリすると思うんですよね。いかがでしょう。

まず、袖のラインを裾の方へ寄せて、パンツ脇のラインと似た仕様に変更。これでも十分に「黄色の2本線」というソフトバンクのアイデンティティを表現できていると思います。
実はこれ、私が独自に発明したアイディアではないんです。
元のアイディアは何かというと…

引用:福岡ソフトバンクホークス

2018年の球団創立80周年記念イベントで着用したユニフォーム。
ラインは裾の方に寄ってて、胸ロゴも「HAWKS」のみですごくスッキリしています。
めっちゃカッコよくないですか?個人的にホークスのイベントユニフォームで1番好きなユニフォームです。

このように、「ラインを裾の方へ寄せる」っていう発想自体は球団の中に既にあるんですよね。出来ればこれをメインのユニフォームに取り入れてほしい。絶対そっちの方がかっこいいから。

次に、ラケットラインを廃止。ラケットラインというラインは、どちらかと言えばクラシカルな要素を含むものなので、私としては今のソフトバンクのユニフォームが持つイメージとはあまり相性が良くないと思っています。
特に胸ロゴのフォントとは雰囲気が合わない。

また、前立て部分を立たせるための補強材が由来であるという、ラケットラインの本来の意味を考えると、昇華プリントでラケットラインをデザインすることに違和感を覚えるのは当然のことと言えます。

ダイエーホークス自体の意匠を取り入れるためだとしても、はっきり言ってこのやり方はナシだと思いますね。

そんな感じです。いかがでしょうか。

改善案②(完全妄想版)

続いては、私自身の理想をそのまま再現したものになります。

ホーム用
ビジター用

基本的には先に挙げた不満点を全て解消した結果となりました。

改善案①と同じく、袖をラインを裾の方へ寄せ、ラケットラインを廃止。
その上で、胸ロゴをホームは「HAWKS」ビジターは「FUKUOKA SoftBank」とし、書体を背番号の書体と雰囲気を合わせたブロック体に。なお、現行ユニフォームのイメージから大きく変えすぎないように、アーチ型としました。

ロゴのフォントが何となくカレッジロゴ風になったので、ラケットラインを入れてもいいかなとは思ったのですが、袖のラインとの釣り合いを考え、入れないこととしました。

そして、最大の変更点がメインカラー。この黒に見えている部分、実は全て深い緑色になっています。画面の明るさを上げると分かりやすいです。

なぜ緑なのかというと、今のNPBに緑の球団がない(ヤクルトがちょっと手を出してるくらい)ことと、あえてチームカラーに緑を選ぶのに意義があるのがホークスだと思ったからということ。

それに、黒+黄という組み合わせが阪神と被ってしまっていることを考え、「ホークスのオリジナル」は何だ、という観点から、「緑」という答えに辿り着いたという訳です。

ただし、あまりに緑が強すぎるとただの懐古趣味に陥ってしまうのでは、という危惧から、限りなく黒に近い深い緑色としました。
緑と黄色の配色バランスを考える上で参考にしたのは、以下のモデル。

引用:週刊ベースボールONLINE

左から、1972-76年ホーム、1972年ビジター。
黄色は「ソフトバンクホークス」のイメージとして消したくはなかったので残す。そして、それを緑とどう合わせるか、オークランド・アスレチックスではなくあくまで「南海ホークス」のイメージを、ということを考えた結果、こうなりました。

ロゴも、今の洗練されたホークスのイメージ+「NANKAI」ロゴへのオマージュ、というコンセプトでこのような形に。帽子マークも同じくブロック体で再構成しました。

そして、「ダイエーホークス」のイメージは、上下セパレートのビジターユニフォームという形で取り入れました。
本来は「ビジターは上下グレー」至上主義の私ですが、ダイエーのビジターユニフォームに関しては上下セパレートとか関係なく好きなユニフォームの一つです。

今回、地色が「限りなく黒に近い深い緑色」になっているということもあって、ここは上下セパレートにすることでダイエー時代のイメージを取り入れることができるのではと思い、こういう形になりました。

ただの現状維持じゃないか、と思われるかもしれませんが、私がわざわざセパレートタイプを選ぶということに大きな意味があると解釈して頂ければと思います(何様)。

いかがでしょうか。

まとめ

以上、シリーズ企画「これぞ理想のユニフォーム!」第2弾、福岡ソフトバンクホークス編でした。

何度かユニフォーム妄想記事は書いているんですが、今回は自分の手でデザインを作る、というところにもチャレンジしてみました。
と言ってもありもの同士を組み合わせたような、まだまだ初歩的なレベルですが、既存のシミュレーターにおんぶに抱っこ状態からは少し抜け出せたかなと思っています。

ホークスは歴史的に一筋縄ではいかない球団の一つ。
そんな中では割とうまい具合に仕上げられたんじゃないかな、と自分では思っているんですが、いかがだったでしょうか。

以上、シリーズ「これぞ理想のユニフォーム!」・福岡ソフトバンクホークス編でした。ありがとうございました。

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