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花束に包まれた『誕生会』のために私は文字数と闘った

(株)ベルモニーと南海放送の主催するショートショートコンテスト「節目」に応募した作品が、ベルモニー賞を受賞しました!

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審査員の皆さま、関係者の皆さま、ありがとうございます!

『誕生会』本文公開

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感想いただければ嬉しいです。

構想と執筆

営業をしている知人から住宅街を巡る大変さを聞いたことがあって、何かほっこりするイベントに出会えないかなと思ったのが発想の元です。

テーマ「節目」のコンテストに応募するにあたり、年を重ねても奥さんが大好きなおじいさんのお話にしました。

ストーリーは比較的早くにできました。
構成を立てずに思いのままざっくり書いたところ600文字オーバー程度。

あとはこれをブラッシュアップして目標の400字に収めれば完了です。

応募上限3作品のコンテスト。
この時点ではあと1,2作書けるかもなんて楽観視していました。

文字数削り地獄

最初の600文字は、書きたい要素をほぼ盛り込んでいました。
日常生活の合間で見直してもなかなか文字数が減らず、補足の言葉で逆に文字数が増えるような有様。

年末の締め切りギリギリに、これは専念しないとダメだってなって、Wifiの繋がらないカフェに駆け込んで仕上げをしていました。

文字数削り地獄にハマってました!!

無駄を承知でも伝えたいことを削りたくなくて、400字の壁に最後の最後まで悩まされていました。
結局、ごっそり削ることになった設定も多いです。

・主人公が慣れない営業に疲れている
・老人は誕生会のため庭に様々な花を育てている
・庭に広げられたテーブルと、慣れた様子で楽しむ子どもたち
・お茶とご馳走をふるまわれる主人公
・家内→妻

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公開後、ショートショートサロン仲間のとろもちさんには弱音を吐く始末。

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受賞は突然に

企業などが主催するコンテストの場合、結果発表の1〜2週間前にはメールで連絡が来ることが多いです。
特に今回のように賞金と冊子掲載がある場合は、担当者とのやり取りが発生します。

2月が終わってもメールが来る様子はなく、「あーこれはカスリもせずに落選したかな」と思っていました。

そのため結果発表の3/2は比較的穏やかな気持ちで日常生活を送っていました。

昼休み、Twitterでゆたさん大賞のお祝いの言葉が流れ始めて、あぁ発表あったのねってサイトを見に行ったら、なんとベルモニー賞に私の名前と作品名が!

連絡を見逃してたかと、その後はずっとリアル大汗です!

その後、ゆたさんも事前連絡がなかったと教えてもらってようやく一息でした。嬉しさよりも焦りで気持ちドタバタな受賞連絡でした。

放送予定

最優秀賞(1作品)、優秀賞(2作品)、ベルモニー賞(2作品)の5作品は、南海放送ラジオで朗読していただくことができます。

昨年開催されたショートショートコンテストで同じベルモニー賞を受賞してラジオ朗読を経験していたので、書きながら「音声で表現したらどうなるか」を意識していました。

放送予定は以下の通りです。

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南海放送は愛媛県なので、地域外の方はリアルタイムに聞くためにはradiko(有料版)を契約する必要があります。

なお昨年通りなら、南海放送内の特設サイトでも音声公開と映像公開がされます。

是非とも、ご視聴ください!

追記

南海放送ラジオで放送されました。

地域外のため、radikoプレミアムでエリアフリー&タイムフリーのコンボです。とてもよかったです。自分で書いた作品なのに涙で感動しました。

ありがとうございます!

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