対面からまたオンラインに 前編 〈それによる私自身の変化〉

 4月から大学が始まり、対面授業とオンライン授業のハイブリットのような形式で新学期が始まりました。私の場合、月曜日と金曜日にオンラインの授業を集中させて、それ以外の曜日を対面という形に履修登録をしました。一つの曜日に対面とオンラインが一緒になると、個人的に両立が難しいと思い、このような形で履修しました。

 しかし再度の緊急事態宣言の発令によって、また対面授業がオンライン授業に移行することが決定しました。つまり初回授業のみ対面授業という形になり、内心薄々と感づいていたことではありました。最近(当時2021年4月18日)また新規感染者の増加のニュースよく目にして、このまま対面授業を続けていいものだろうか、そう思う節が多々ありました。案の定、緊急事態宣言が発令され対面からオンラインに移行し、去年と全く変わらない日常が再び始まりました。2週目からの授業では私の場合、ゼミ活動も含め全ての授業がオンデマンドとリアルタイムの授業となりました。

 いくら去年と変わっていないと言っても、1年間オンライン授業に慣れた私にとって、それほど苦ではありませんでした。むしろオンライン授業に慣れたせいか、オンライン授業の方が対面よりメリットが大きいのではと思い始めています。去年はオンライン授業を受けていても、実際に授業を受けている感覚があまりなく、モチベーションが全然あがらない状態が続きました。興味のある授業なら、まだモチベーションを保つことができていたのですが、そうではない授業では一切やる気が起こらないことが多々ありました。これは私の履修が悪かったということもありますが、苦であったことには間違いありませんでした。

 このような経験もあったからこそ、オンラインの環境に次第に慣れてきているのと同時に、むしろオンラインの方が私には合っているのではないかとも思い始めてきました。一昨年まで経験してこなかったオンライン授業だったので、食わず嫌いのような感じもあり、慣れていないことに対応せざるを得なかったので、このように思うことがまず難しかったのではないのかなと思います。例えば、オンデマンド授業の場合、基本的には動画なので配信期限の間なら何回でも聞き直すことができるのです。私自身これが最大のメリットではないのかなと思います。対面の場合は、基本的に一回きりで聞き取れなかったり、メモするのが遅れたりすると、その部分があやふやなまま終わることが多々ありました。動画では何度でも聞き直すことができ、聞き取れなかったら巻き戻すことができ、メモが遅れることもありません。しかし、メリットはそれだけではありません!他にも私の経験から得たメリットをあるので、それはまた後編でお伝えします。結果として慣れてきた今、オンライン授業の形式は私自身に合っていたことに気づけたのかなと思います。

著者:K.Y