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実行再生産数2.0のClubhouseを¥4,980でメルカリで買おうとした話

 Clubhouse、先週あたりからTwitterからNewspicksの記事まで、#clubhouseで溢れかえっていますね。

 流行りものには乗っかりたい質で、¥4,980でClubhouseの招待枠を買ってみた、という話ですが、結論としては買わなくても良かった、という話です。

事の経緯

 乗り遅れまいと、どうやればアカウント取れるのかを調べてみると、懐かしのmixi方式のようで知り合いからの招待(携帯番号認証)がなければならない。さらに1人で2人までしか招待をすることができないようです。まさに実行再生産数2.0。※若干意味違うけど

 招待してくれ、とSNSを通じて連絡を取ろうにも、リアルな友人知人とはLINEでしか繋がっておらず、Facebookは行方不明、Instagramもキャンプ専用、Twitterは匿名note連携用と、リアルとオンラインの交流が分断されている事に気が付きました。個別に持っていそうな人にLINEするのもなぁ、と。

 そうこうしている間に、メルカリでも招待枠が売買されているという記事をみかけたので、メルカリで検索すると、既に規制が入り始めたのか、全く検索にひっかからず。スクロールを続けると販売中の招待枠を発見し、すぐさま購入しました。他に出品がなかったので、¥4,980が高いのか安いのか。。。いや、高いですよね。どう考えても。

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 しかし、翌日になっても出品者さんから連絡がなく、お昼ごろになって出品者からの一方的なキャンセル通知。

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 なぜか

 [申請理由:購入者が誤って購入した]

 と、こちらに非があるかのようなキャンセル理由を押し付けられ、仕方なくキャンセルに応じることにしました。何とも後味の悪い取引となってしまいました。

 そんなことをTwitterでボヤいていると、DMで招待枠を¥4,980で買いませんか?と見知らぬ方からメッセージを頂き、それに飛びついたというわけでした。ありがとうございました。

そもそもClubhouseって何?

 noteでも多くの方が書いているので、ここで詳しい説明は割愛しますが、ざっくり言うと以下の3つがポイントとなる新種のSNS。

①まさに音声版Twitter
 部屋主さんがチャットルームを作り、トークテーマを設定して、トークに加わって欲しい人を呼んできて、わちゃわちゃと会話をし、チャットルームを覗いている人たちは、ジーっとその会話を聞いている。文字が音声・会話へ。
②完全招待制
 懐かしのmixiと同じで、既にユーザになっている人から招待がなければアカウントが承認されません。さらに、1人が招待できる枠が2人と物凄い限られた数しかありません。実行再生産数2.0というわけです。
③FOMO
 という言葉があるようです。以下の日経記事参照ください。通常のSNSだと、書いた内容や発言などがアーカイブとして残りますが、Clubhouseでは何一つ残らないようです。その刹那的なところが、FOMOをかき立てられ、SNSに束縛されている現代人を引き付けているのかもしれません。


わざわざ買わなくても良かった話

 いざログインをしてみると、自分の電話帳取り込みをされるので、知り合いが使っているかどうかわかります。すると、それなりに友人知人がアカウントを持っているということがわかりました。

 大学の同期が居たのでLINEで連絡をしてみると、枠あったのにー!とのことでした。わざわざ¥4,980も出して買う必要が全くありませんでした。思った以上に、ここ数日でユーザがドカッと増えているのでしょう。

 また、他の方のnoteでも注意喚起的な記事を見かけたのですが、自分が誰から招待を受けたのか?というのが、アカウントページに永遠に残ります。まるで戸籍のようです。

 誰から招待をされたのか?を気にされる方は、近しい仲の良い人からの招待を待つことをお勧めします。私はどうでも良いと思う人間なので、気になりません。逆にリアルな人間関係の中での招待の方が、微妙な距離感や招待された・されない等、めんどくさそうな気もしています。

肝心の中身はどうなのか

 まだまだ広く普及しているという訳ではないので、いわゆる「イケてる」方々が積極的にClubhouseを手探りしながらやっている、という混とんとした状況にあると感じます。

 「イケてる」方々というのは、スタートアップのCEO的な方や、エンジェル投資家的な方や、TwitterやNewspicksなんかで見かけるような著名な方々です。

 そんな方々が、「Clubhouseってどうなんだろね?」みたいな手探りトークから、サラリーマンからは縁遠い「スタートアップのホニャララ」といった内容まで。話し方もかなりくだけており、セミナーと居酒屋トークの中間地点ぐらいな印象でしょうか。

 いわゆる「ながら聴き」する程度の内容ではありますが、それでも面白いのが、参加者の話術あるなしで「ながら聴き」したくなるルームと、即退室したくなるルームがかなりハッキリとしてきます。

 私の敬愛する「明石ガクト」さんが居ると、それだけでトークが盛り上がり何分でも聞いていられます。

 そもそも私自身が、「ながら聴き」して別の作業をすることが嫌いなので、仕事し「ながら」は聞かないでしょうね。

今後どうなるのか

 今はまだβ版ということらしいので、全てを無料で使うことができます。

 恐らく有料チャンネルの設定が出来るようになったり、投げ銭が出来るようになったりしてくるのではないでしょうか。オンラインサロンな感じが出てきそうです。ただ、オンラインサロンよりも結びつきは浅く広く。

 stand.fmやVoicyが昨年は音声SNSということではやり出していましたが、瞬足で「イケてる」方々界隈で追い越した感じがします。もう少しほかの音声系もイジくってみて、比較していけたら面白いと思うので、来月ぐらいを目標に書きたいなと思います。

以上

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