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自分でやる。

原始の時代、人は動物と同じように
「身体的」に満足な状態でした。

そんな人間にとって
怪我や病気などは「対処」すればよかった。
症状がなくなれば、また元のように
満足な状態に戻れますから。

現代の人間、私たちはどうでしょうか。

健康志向などと言う言葉があるくらいには
何かしらの問題を抱えていることが
普通の状態になっています。
(キャピタリストにやられているだけかもですが)

こんな状態なのに、昔からやってきた
「対処」することでやり過ごそうとしている。

「対処」したところで、
また元の問題を抱えているところに戻れるかもしれない
と言うだけなのにも関わらず、
「対処」だけで満足している。


こんな状況をアレクサンダーさんは嘆いていました。
「私のテクニックで機能を向上できれば予防できる。」
そう言っていました。しかし、
「特定の何かを治すことはしない。」とも。

「対処」すればよかった時代は
とっくの昔に終わっているのにも関わらず、
まだ同じことをし続けています。

根本的に、症状が出にくくなるように
機能を向上させていきましょう。

もちろんその方法は
アレクサンダーテクニークだけではないでしょう。

動的平衡から食に繋げてもいい。
様々なボディーワークから感覚認識を取り戻してもいい。


このまま次世代に繋げていくと
ますます状況は悪くなっていくばかりです。

子供は周りを見て育つからです。

自身の使い方一つとっても悪くなる一方です。
それを少しでもいい方向へ持っていきたい。
あと何年教えられるのかわかりませんが、
がんばります。

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