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抜け出るには。

薬を飲むようにエクササイズをしても、
姿勢は良くなりません。

これはもうはっきりしていることです。
100年も前から
鍛えるエクササイズが流行り、
身体的問題を解決しようとしてきました。
(アレクサンダーさんが言うには、ですが。)

最近も変わっていません。

なぜ良くならないと言えるのでしょうか。

エクササイズのメニューを作った人は
それで良くなったかもしれません。
でも、
それを私に当てはめてもうまくいくのでしょうか。

人にはそれぞれの特徴、習慣などがあり、
それは全員違います。

メニューを作った人が弱かった部分、他の人は
もう十分使い過ぎているかもしれない。
さらに鍛えるとどうなるでしょうか。

何か先生が前に立って行うグループレッスンで
先生が自分のところに回ってきて
違います、こうです、と言われたことありませんか。

その時自分では先生のお手本通りに動いているつもりですよね。


それくらいには自分の感覚は信用ならないものなんです。

そんな信用ならない感覚を頼りに
姿勢良くとしたところで、
自分の動きのパターンから出られるはずもなく
「いつものように」動くしかない。
だからこそ、先生に直されるわけです。

もっと言うと、
直されたからといって
その動きが先生と同じかどうかはわかりません。

このようにぐるぐる回っていくだけで、
一向に良くならない。


この循環から抜け出るためには、
考えることが一番初めにすることです。

考えて、自分がどう動いているのかを
感じること、
こう動いたと感じたものと
実際にどう動いたのかを見比べ、
誤差を修正していく。

やっぱり自分でやるしかない。

そのためのヒントをもらいにいくなら
それは、前に進んでいる。

考えると言っても、
うーん、うーん、と唸っていても仕方ありません。

初めはどう考えればいいのかさえわからないかもしれません。

私がレッスンで
こう動いてください、と言っても、
できない場合が多いです。

やったことのない動きはどう動いていいかさえわからないんです。
難しい動きではなく、
ただ正面を向いて座っているところから、
前傾してもらうだけです。
これが、私のやって欲しいようにはできないんです。

でも、一度私がやって見せて、それから動いてもらうと
すんなりできたりもします。
一度できると何度でもできたりします。

これと同じで、考えることも、
どう考えるのかがわからない場合があります。

だから、様々な方からそのヒントをもらいにいく。

盲目的に回数をこなしても何も変わらず、
時間が過ぎて、やった気になれるだけです。

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